Sexy Zone・菊池風磨さん(きくち・ふうま 27歳)の父親で、嵐のデビュー曲『A・RA・SHI』の作詞を手掛けたシンガーソングライター・菊池常利さん(きくち・つねとし 別名=TWUNE)が、ロックバンド『スキップカウズ(SKIP COWS)』の楽曲を“盗作”したとして騒動に発展しており、7日発売の週刊誌『週刊文春』もこの問題を取り上げ波紋を広げています。
<↓の画像が、菊池風磨さんの父親・菊池常利さんの写真>
菊池常利さんの曲パクリ騒動が勃発した経緯は、5月26日放送の『TWUNEの常演ラジオ』(bayfm 木曜25時45分ごろ)で『思い出ガソリン』という曲を流し、曲を聴いたスキップカウズのファンが同バンドの曲『想い出ガソリン』にソックリだと気づき、同27日にバンドのリーダー・遠藤肇さん(54)にツイッターを通じて、「ラジオでソックリな曲が流れていたのですが、何か関係があるのでしょうか?」といったコメントを送りました。
<↓の画像は、スキップカウズの写真>
これに対して遠藤肇さんは当初「カバーなのかな…?」「パクった覚えないし笑」といった反応をしていましたが、その後bayfmを通じて菊池常利さんに楽曲について問い合わせた結果、6月1日に菊池さんが自身の公式サイトで「楽曲『思い出ガソリン』についての謝罪」として、「スキップカウズさんの『想い出ガソリン』を拝聴したところ盗作と思われても仕方のない内容のものでした」
として謝罪、スキップカウズのメンバーにも直接謝罪したことを報告していました。
また、『思い出ガソリン』の制作者については、「他の作家の方から提供されたもので、その詳細まではしっかり把握出来ておりませんでした」
と説明しました。
この件でスキップカウズと菊池常利さんの間では、YouTubeで公開していた動画の削除や、『思い出ガソリン』を収録のCDやライブDVDの販売中止などを約束したといいます。
その後も当事者間で話し合いが続き、6月15日にスキップカウズ側が菊池常利さん側に対して、「盗作の意識」と「謝罪の意向」の有無を確認したところ、菊池さん側は回答を保留したため、同23日に再び話し合う予定だったそうです。
しかし、22日に菊池常利さん側が弁護士を立てたことにより、話し合いでの早期解決が難しくなり、4日時点でまだ決着がついていないことを遠藤肇さんがブログで明かしています。
週刊文春の取材によると、スキップカウズ側は菊池常利さんに盗作曲『思い出ガソリン』を提供した人物に謝罪を求めているといい、「楽曲を提供したのは、常利の知人の夫婦。妻が思いついたメロディーを夫が曲にしたと説明しているそうですが、盗作を認めるか否かで当人の真意がハッキリしない。スキップカウズは『作家にも会いたい』と伝えているが、いまだに会えていない」
とラジオ関係者が明かしています。
週刊文春は、スキップカウズのボーカル・今泉泰幸さん(50)に直撃取材も行っており、盗作騒動に対する思いを聞いたところ、「そりゃあ、メチャクチャ傷ついてますよ。でもライブは楽しくやらなきゃいけないし、うちはもうネタにするしかないんです。まだ向こうがどう出るか分からない。何で早く解決出来なかったのかなと思います」
と語ったとしています。
週刊文春は菊池常利さんにも取材を試みたものの、期限までに回答が無かったそうです。
ちなみに、スキップカウズは7月3日に行ったライブで、盗作された怒りから生まれた新曲『ふんどし』を披露し、MCでは「向こうの回答次第では、うちらもやんなきゃ」「返せ!返せ!ガソリン返せ」などと語っていたとのことです。
菊池常利さんは2014年ごろから『思い出ガソリン』をライブで披露し、一方のスキップカウズは2012年に『想い出ガソリン』をライブで披露、2013年1月に配信限定シングルとしてリリースしていました。
菊池常利さんは6月時点で非を認めて謝罪し、さらに公式サイトなどから『思い出ガソリン』が収録されているCD・DVDを削除するという対応を取っています。
あとは問題の曲を盗作した人物と共に、スキップカウズ側に真相を話して謝罪し、少しでも早く問題が解決となればいいのですが、弁護士を立てたことで話し合いが長期化するかもしれないですね。
菊池常利さんの息子でSexy Zoneの菊池風磨さんは、8月27・28日放送の『24時間テレビ45』(日本テレビ系)に出演し、4年ぶり2度目のメインパーソナリティーを務めることが決定しており、盗作騒動が風磨さんの活動に影響を及ぼすことはないとみられるものの、週刊文春にもこのトラブルが報じられて大事になっているだけに、これ以上状況を悪化させることなく、1日も早くトラブルを解決してほしいです。