来年から旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)の社長業に専念するため、年内の活動をもって芸能活動を引退する少年隊・東山紀之さん(57)が、29日21時から放送のスペシャルドラマ『必殺仕事人』で主演し、この作品が最後のドラマ、テレビ出演となることが発表されました。
『必殺仕事人』シリーズは1972~1975年にTBS、1977年からテレビ朝日で放送され、同シリーズでは緒形拳さん、山崎努さん、藤田まことさん等が主演を務め、東山紀之さんは2007年から主演し、毎年のように新作のスペシャルドラマが放送されていました。
昨年と今年は1月にスペシャルドラマが放送されましたが、東山紀之さんの引退を受けて今年は年末に放送され、前作では2015年に登場した遠藤憲一さん演じる「瓦屋の陣八郎」が死亡し、最新作では16年ぶりに女性仕事人が登場し、女性仕事人の髪結い師・棗(なつめ)役は松下奈緒さんが演じます。
<↓の画像が、29日放送『必殺仕事人』出演の東山紀之さん等の写真>
(左から)松下奈緒さん、知念侑李さん、東山紀之さん、和久井映見さん、松岡昌宏さん
ドラマの撮影は引退を決断前の今年1月に終了したそうで、東山紀之さんは今作について、「石原監督とのタッグも16年目になります。監督はカメラマン出身で、数々の女優さんを美しく撮ってきた方なので、画が本当に素晴らしいんです。なので、僕らはその画の中にきちんと収まるようにする、ということが一番大事だと思っています。そういった先輩たちが築き上げてきた『必殺仕事人』が50周年を迎え、さらに新しい仕事人を迎えます。新たな局面を迎える今作も、ぜひご覧ください」
とコメントしています。
そして、東山紀之さんが今作をもって引退することに対してネット上では、
- 亡き藤田さんの意思を継いで育んできたドラマなのに…
- 新会社の社長には就かず俳優引退? 年明けから何するの?
- STARTOの社長になれなかったのに引退撤回しないの? 賠償専門会社になるスマイルアップの社長として賠償が終わったらそのまま消えていくのはちょっと寂しい。
- 補償会社の東山のポジションって被害者との面談ぐらいで他の仕事はほぼない タレント業を続けようと思えば続けられる
- 引退する必要は無いのでは?必殺仕事人も刑事7人も適役で、役者としてこれからも活躍してほしい 今回の件が落ち着いたら、ぜひ戻ってきて欲しい
- 仕事人シリーズは田中聖、岸優太、今度の東山といい、ジャニー喜多川の呪いか?
- 声が軽すぎて時代劇には向いてない。これからは、必殺仕事人はジャニ以外の俳優でやってほしい。
- あまりにもJ色が強くなりすぎた気がしたし、派手な格好でやり過ぎと感じる事もあった。希望としては昔の路線に戻して欲しい。
- 変質者のジャニー喜多川の尻ぬぐいの犠牲になる必要はないのでは。自分の人生も大事にしてくださいよ。
などの声が上がっています。
ジャニー喜多川さんの性加害問題を巡り、旧ジャニーズ事務所が9月に行った会見で、2代目社長・藤島ジュリー景子さんの引責辞任を受けて、東山紀之さんが3代目社長に就任し芸能活動引退を発表、同10月の2度目の会見では、東山さんが新会社の社長も兼務することを発表しました。
これによって東山紀之さんは、司会を務めていた情報ニュース番組『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)、ナビゲーターを務めていたドキュメンタリー番組『バース・デイ』(TBS系)を即降板しました。
また、2013年から主演の時代劇『大岡越前』シリーズ(NHK BSプレミアム)の降板も決定し、最後の出演作『大岡越前スペシャル~大波乱!宿命の白洲~』は、『必殺仕事人』と同じく29日夜に放送されます。
このようにこれまで出演していた番組を相次いで降板し、年内をもって表舞台から姿を消すことになるのですが、東山紀之さんは2度目の会見後に、新会社の社長には就任しないことが決定しており、旧ジャニーズ事務所は性加害問題の補償業務が終了後、廃業とすることも決まっているだけに、完全に引退するのはもったいないという声が多く上がっています。
すでに、『大岡越前』シリーズは高橋克典さんが後を継ぐことが決定しており、『必殺仕事人』シリーズも後任がすでに決まっている可能性がありますし、このタイミングで引退を撤回したところで…という気もしますが、多くのファンからいつかまた復帰してほしいとの声が上がっているだけに、いつになるかはまだ不透明な状況ながら、補償業務が終了した後に芸能活動再開を検討してほしいですね。