大晦日放送の『第70回NHK紅白歌合戦』で、嵐のメンバー5人とシンガーソングライター・米津玄師さんが対談した時の模様や、紅白で嵐が初披露するコラボ曲『カイト』の制作風景を初公開することが発表されました。
発表によると、米津玄師さんがVTRで登場するのは、東京五輪に向けたNHK2020ソング『カイト』を初披露する企画コーナーで、「嵐と米津玄師のドキュメント」として楽曲制作風景、嵐と米津玄師さんが対談した際の映像を初公開するとのことです。
<↓の画像が、米津玄師さんと嵐メンバーの対談写真>
ちなみに、嵐が『カイト』を初披露するのは番組後半で、出場歌手42組中38組目のゆずがパフォーマンスを披露した直後となっています。
米津玄師さんは昨年の紅白に初出場し、テレビ番組で初めて生パフォーマンスを披露し大きな反響を呼びましたが、現時点では今年の紅白出場は発表されておらず、スポーツ紙の報道によれば、VTR映像でも米津さんの歌唱シーンは無いとのことです。
嵐のメンバーは29日に行われた紅白のリハーサル取材で、『カイト』の制作開始前に米津玄師さんと一緒にお酒を飲んだことを明かし、「(米津さんと)“初めまして” したその日の晩、そのまま飲みに行って。昨日改めて聞いたら、『その時間があったからこそ、書けることがあった』と。いろんな話をしたので」「『後半全然覚えてない』って言ってました」
などと、米津さんとのやり取りを語っていました。
<↓の画像は、紅白リハーサルで取材を受けた嵐メンバーの写真>
また、楽曲はまだ公開されていませんが、「めちゃいい曲。まだ僕らしか聞いていない、誰も聞いていない曲。米津君らしい曲になってる」とし、紅白で公開されるVTR映像については、「すごい映像。一生の宝になりそうな映像もある。NHKさんの本気度を見た」としています。
そして、嵐と米津玄師さんの対談映像が紅白で初公開されることに対してネット上では、
- 収録したVTRを流すだけ?
- 紅白の時間内でわざわざやらなきゃダメ?ただでさえ駆け足の生放送なのに。
どうせなら別に時間取ってドキュメンタリーで放送すれば良いのに。その方がファンは喜ぶだろ。 - へたくそな演出だなー。喜んでいるのは番組スタッフだけでしょ。どうみても制作サイドの自己満足みたいな組み方
- 歌わせずに対談だけ?それって、わざわざ紅白でやる意味ある?嵐やジャニーズの為の紅白じゃないよね。私物化。
- 米津さんが歌う事に意味がある。制作してる様子を放送する事にはたいしてサプライズ感は無い
- 米津をダシにした嵐のコーナー。米津玄師は今年もヒット曲を出してるのに歌わせないで嵐のPRに利用するんじゃねーよ。
こんなコーナーは止めて、一曲でも歌ってほしい。 - 昨年の紅白見て米津さんのファンになりましたが、今年は歌わないのか、がっかり。
NHKにしつこく頼まれたんだろうけど、歌わないなら無理して出なくていいんじゃない?仮にも「歌合戦」なんだから。 - 今年の紅白はジャニーさんのことを取り扱ったり、来年で活躍休止する嵐をもっと注目させたいがために米津玄師さんまで引っ張り出してきて…美空ひばりさんのAIだって視聴率稼ぎにしか思えない。
何か企画やサプライズ的なものに頼らないと採算とれないような番組なら、もう思い切ってやめちゃえば?って思う。
などのコメントが寄せられています。
嵐と米津玄師さんの対談は今回が最初で最後の可能性もあり、そうした貴重な映像を流すなら紅白ではなく特別番組で放送して欲しいとの声や、あくまでも歌合戦がメインにも関わらず、こうした企画で注目を集めさせる手法は如何なものかと物議を醸しています。
また、米津玄師さんの歌唱シーンは無いとのことで、対談映像を流すくらいならパフォーマンスを見せて欲しいとの声も多いのですが、紅白を担当の加藤英明チーフプロデューサー(CP)は27日に報道陣の取材を受け、米津さんをはじめ、スピッツ、山下達郎さん等のサプライズ出演について聞かれると、「みなさんからの期待の高いアーティストについては、最後まで諦めません。あらゆる可能性を残していると考えてください」
と回答していました。
昨年の紅白では、12月26日に米津玄師さんが白組で出場することが正式発表され、出場歌手が追加発表されるのは異例として大きな話題になりました。
一方で今年は、出場歌手が発表されてから約10日後にRADWIMPSの出場が発表され、12月に入ってからは“ユーミン”こと松任谷由実さんの紅組出場や、特別企画として竹内まりやさん、X JAPAN・YOSHIKIさんとKISS、ビートたけしさん、ジャニーズJr.のSixTONES、Snow Manの出演が発表されており、今年は話題作りのためなのか追加発表が何度も行われています。
そのため、米津玄師さんが嵐との対談VTRだけでなく、特別企画などでの出演が発表される可能性はあるとみられていたのですが、加藤英明CPは30日に報道陣の取材に応じ、米津さんはVTR出演のみとなることや、スピッツも不出場が確定したことを明らかにしています。
加藤英明CPは、「最終的にご出演されるというのは、アーティストさんのご判断ですので。プロデューサーとして、尊重したいと思っています。私としてはまた、スピッツの皆さんとご一緒したいと思いますし、またチャレンジしたいと思っています」
と語っています。
スピッツの不出場に加えて、米津玄師さんはVTRのみの出演というのは残念ですが、嵐との対談、制作風景はどういったものだったのか注目で、出来れば紅白後に特別番組を設けて長尺版を放送ほしいですね。