『SMILE-UP.』(旧・ジャニーズ事務所)が新たに設立するエージェント会社の社長が、少年隊・東山紀之さん(57)ではなく、コンサルティング会社『スピーディ』の福田淳社長(ふくだ・あつし 58歳)が就任することが明らかになりました。
旧ジャニーズ事務所は10月2日の会見でエージェント会社の設立を発表し、東山紀之さんが社長、元V6・井ノ原快彦さんが副社長に就任するとしていましたが、日本テレビ等が関係者に取材したところ、社長は東山さんではなく、女優・のんさんとエージェント契約を結んでいるスピーディ社の福田淳社長が就任することが決まったということです。
<↓の画像は、女優・のんさんとスピーディ・福田淳社長の写真>
『週刊文春』や『スポーツニッポン』なども福田淳社長が新エージェント会社の社長に就任予定との情報を伝え、すでに新会社の幹部スタッフや所属タレントには東山さんの社長就任辞退、福田淳さんの社長就任が決まったとの情報が共有されているといいます。
東山紀之さんが社長就任を辞退した背景についてスポニチは、「旧事務所の業務に加え、今年末まで芸能活動も行っており、関係各所が求めている迅速な対応ができていなかった。また、新旧2社の社長を務めることについてガバナンス面で問題があることや『再発防止特別チームが求めた解体的出直しにならない』とも指摘されていた」
としています。
新エージェント会社の社長として福田淳さんが抜擢された理由については、「旧ジャニーズ事務所で顧問を務めていた元ソニーの幹部スタッフが、ソニー時代から福田氏と旧知だった。なかなか社長のなり手がいない中で、その人からの推挙もあって福田氏にお願いすることになったと聞いています」
とテレビ局関係者が語っています。
また、スポニチは東山紀之さんが芸能界引退を撤回し、芸能活動を今後再開する可能性もあるとしているのですが、これらの報道を受けてネット上では、
- 良い判断。経営はプロに任せるのがいい。
- 身体検査は済んでいるのかな もし何かあったら取り返しがつかない
- このエージェントはバーニングと敵対状態だからな バーニングがどうでるか
- ヒガシ良かった!表舞台から去って批判にさらされてたたかれまくりの社長になって欲しくなかったし、また一人のアイドルや俳優として芸能人として活動してほしい
- 今まで「干された側」を面倒見てきた人が「干していた側」に入ることによってどんな流れになっていくのか見もの
- 少なくとも東山が社長になるよりは、よっぽどまともな体制にはなるだろうとは思う。
一タレントがいきなり会社経営できるほど世の中甘くない。東山では失敗は目に見えていた。
などの声が上がっています。
エージェント会社の社長に就任するという福田淳さんは、『ソニー・デジタルエンタテインメント』の社長を務めていたほか、『ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント』でCSのチャンネル『アニマックス』や『AXN』のチャンネル創設に携わったとされ、2017年にスピーディを設立してソニーを離れています。
福田淳さんはスピーディの代表を務めるだけでなく、横浜美術大学や金沢工業大学の客員教授を務めたり、出版業やリゾート施設事業など手広くやっている方で、経営のプロと言える方です。
福田淳さんは、芸能事務所『レプロエンタテインメント』からの独立騒動でドン底まで落ちたのんさんの活動をサポートし、国内外での活動展開によって独立前よりも多くの仕事を獲得するなど、その敏腕ぶりが高い評価を受けていますが、旧ジャニーズ事務所が設立のエージェント会社の代表も務めるとはかなり意外で驚きです。
福田淳さんはのんさんだけでなく、元SMAPの稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんがテレビから干されている現状に疑問を抱き、「局の上司の方々は、テレビマンの新しい企画に忖度せずに向きあってほしい。僕は才気溢れるのんや、元SMAPの3人をフックに、この芸能界の構造がもっと良くなってほしい」
と過去に語っていました。
そして、芸能界で巨大な力を持っていた旧ジャニーズ事務所が設立するエージェント会社の社長就任となり、これからどういったことを実施していき、現役組と辞めジャニの共演完全解禁などもありそう気もしますが、これからどのような変化があるのかに注目したいですね。
なお、新エージェント会社の社名公募は10月末をもって終了となり、早ければ11月1日にも会社の詳細が発表されるとのことです。