嵐・相葉雅紀さん(34)が主演の月9ドラマ『貴族探偵』(フジテレビ系 月曜21時)が26日に最終回を迎え、最終回となる第11話の平均視聴率が9.8%(関東地区)だったことが明らかになりました。
月9ドラマ30周年という節目を飾る作品として制作された『貴族探偵』は、ヒロイン役を武井咲さんが演じ、他に中山美穂さん、井川遥さん、仲間由紀恵さん、松重豊さん、滝藤賢一さん、生瀬勝久さん、岡山天音さん、木南晴夏さん、田中道子さんらが出演していました。
原作は、推理作家・麻耶雄嵩さん(まや・ゆたか 48歳)の小説『貴族探偵』、続編『貴族探偵対女探偵』で、昨年4月期放送の『ようこそ、わが家へ』以来、2年ぶりに月9主演を務める相葉雅紀さんは、上流階級の出らしいこと以外は名前や住所、学歴なども全てが謎という主人公を演じました。
<相葉雅紀さん主演『貴族探偵』>
これまでと比べて出演者が豪華なこともあり、最初は大きな注目を集めて第1話は平均視聴率11.8%を記録し、月9では昨年7月期以来の2ケタスタートになりました。
しかし、早くも第2話で8.3%にまでダウンし、橋本環奈さんがゲスト出演した第3話は9.1%。
その後も、釈由美子さん出演の第4話は8.9%、加藤あいさん出演の第5話は8.0%、第6話は7.5%、広末涼子さん出演の第7話は7.8%、SPEED・上原多香子さん出演の第8話は7.0%、中村俊介さんや高岡早紀さん出演の第9話は8.4%、桐山漣さんや南沢奈央さんら出演の第10話は8.0%、最終回も9.8%と2ケタに届かず、全11話の期間平均視聴率は8.8%となっています。
なお、今年1月期に放送された西内まりやさん主演の『突然ですが、明日結婚します』は、期間平均視聴率(全9話)が6.7%、昨年10月期放送のHey! Say! JUMP・山田涼介さん主演『カインとアベル』は、期間平均視聴率(全10話)が8.2%となっていました。
『貴族探偵』は前作、前々作の数字は上回っているものの、出演者も豪華にしてお金をかけた割には残念な結果で、大コケと言っても過言ではないのですが、最終回を終えてネット上では、
- 事件の解決よりも、仲間由紀恵さんの登場で最後に使用人が全員揃ったところが、一番盛り上がったかもしれない…
- 貴族様が及川光博だったらな。もっと貴族らしく且つコミカルだったのに。脚本は面白かっただけに主役だけキャスティングが致命的。相葉くんは悪くないのに。だから余計に。
- TBSとフジの違いはTBSはキャストよりもまず脚本それから人選。フジはまずキャスト有りき脚本は二の次。コードブルーが面白そうだけど、これでもしコケたら月9やめたほがいい
- 生瀬さん、松重さん、滝藤さんには、このドラマの出来についてどう思ってたのか、いつか本音をぶっちゃけてほしい
- 明らかにキャスティングミスだった。相葉はどうお世辞を言っても貴族には見えない・・・櫻井とかの方が良かったんじゃないの・・・相葉は演技厳しいんだから動物と触れ合ってるのが一番いいよ。
- あれだけ番宣出してコレだからね。コレで新社長が未だに視聴者との感覚のズレを認識して対策した番組出さなかった日には復帰の可能性はゼロだよね。
- 実力派俳優の無駄使いなドラマ。相葉扮する貴族は相変わらず“ステージ衣装を着た相葉ちゃん”な印象で、貴族感ゼロ。武井咲扮する探偵は相変わらず知的な印象ゼロ。なんともお粗末でした。これが意欲作なら本当にセンスがない。
などの厳しいコメントが多く寄せられています。
『貴族探偵』の主演に、相葉雅紀さんを起用したのがそもそもの間違いだという指摘はドラマ放送前から多く上がっていたのですが、その違和感を最後まで拭うことは出来なかった様子で、ドラマの内容もあるかと思いますがキャスティングミスも低視聴率だった原因なのかもしれません。
今年4月期も全話の期間平均視聴率が2ケタに届かなかったのですが、7月期には“山P”こと山下智久さんが主演の『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』が放送され、こちらは好視聴率を獲得出来るのではないかとみられています。
月9がまだ低視聴率になる前の2008年7月期放送の1stシーズンは、第1話が21.2%、全11話の期間平均視聴率が15.9%を記録。
2009年1月放送のスペシャルドラマは23.1%を記録し、2010年1月期放送の2ndシーズンは第1話が18.8%、全11話の期間平均視聴率は16.6%を記録していました。
『貴族探偵』は期待を裏切って見事な大コケとなりましたが、『コード・ブルー』の3rdシーズンは初回でどれほどの視聴率を獲得出来るのか注目したいですね。