今年3月まで放送のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』で朝ドラデビューし、7月期放送の『トリリオンゲーム』(TBS系)で連続ドラマ単独初主演するなど、俳優としても活躍している『Snow Man』の目黒蓮さん(めぐろ・れん 26歳)が、来年7月期にフジテレビの月9枠(月曜21時)で初主演するとの情報をニュースサイト『ピンズバNEWS(双葉社)』が伝えています。
記事ではドラマ制作会社関係者が、「実は、Snow Manの目黒蓮さんが、2024年7月クールにフジテレビ伝統のドラマ枠“月9”の主演を張るようです。フジ月9と言えば、目黒さんの旧ジャニーズの大先輩である元SMAPの木村拓哉さん(51)が数々の伝説作を残してきた枠。2022年10月クールの大ヒットドラマ『silent』での活躍で“令和のキムタク”とも称されるようになった目黒さんとしてみれば、“満を持して”というところではないでしょうか」
と語っています。
気になる作品の内容については、「夏と海がテーマのものだといいます。ラブストーリーなのか……いずれにせよ、海が舞台となりそうなだけに、目黒さんの引き締まった肉体も見られるのでは」
と語り、フジテレビは多くのファンを持つ目黒蓮さんを主演に起用し、月9の視聴率回復に大きな期待を寄せているようです。
月9はかつてフジテレビの看板ドラマ枠でヒット作を連発していましたが、2010年代に入ると視聴率が低迷し、平均世帯視聴率が10%を切るようになり、2016~2018年にかけてはワースト視聴率更新が頻発し、深刻な低迷期となっていました。
2018年7月期放送の『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~ シーズン3』で1年ぶりに2ケタを記録して以降は、脱恋愛路線が功を奏して視聴率が上昇傾向にありましたが、昨年4月期の『元彼の遺言状』から再び低迷期に突入し、同1月期放送の『ミステリと言う勿れ』を最後に平均世帯視聴率は1ケタで推移しています。
そして、今年7月期放送の『真夏のシンデレラ』は全話の平均世帯視聴率が5.6%、平均個人視聴率は3.3%で、5年ぶりに月9ワースト記録を更新し、それに続いて10月期放送の『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』も大コケし、全11話の平均世帯視聴率は5.3%、平均個人視聴率は3.2%で2期連続で月9のワースト記録を更新しています。
『ONE DAY』は、各テレビ局がいま重要視しているコア視聴率(13~49歳の個人視聴率)も1%台で、動画配信サービス『TVer』のお気に入り登録者数も伸び悩んでいました。
こうした状況の中で、来年1月期にはコア視聴率獲得を狙い、永野芽郁さんと山田裕貴さん共演の恋愛ドラマ『君が心をくれたから』を放送し、4月期にも広瀬アリスさん主演のラブストーリーが描かれる可能性が高いとの情報も流れています。
それに続く形で目黒蓮さんの主演作が放送されるとの話で、目黒さんは川口春奈さんと共演した『silent』で5%超えのコア視聴率を獲得し、TVerでの再生回数も580万回超えで民放ドラマの歴代最高記録を更新するなど、大きな反響を呼んだ作品でした。
その後『舞いあがれ!』にも出演し、『トリリオンゲーム』で初めて連ドラで単独主演し注目を集め、初回はコア視聴率が3.6%と好スタートを切るも、その後はコア視聴率が2%台まで落ち込んでおり、全10話の平均世帯視聴率も5.5%という結果でした。
初の単独主演ドラマは厳しい結果となりましたが、月9で結果を残して役者業でもさらに飛躍していくのか注目ですね。