歌手の“トシちゃん”こと田原俊彦さんが『サンデー・ジャポン』(TBS系)などに出演し、番組内で意味深に「ジャニーさん万歳!」と叫ぶ場面があり、これに対して様々な声が上がっています。
田原俊彦さんは番組で共演した女装家・YouTuberの肉乃小路ニクヨさん(48)から、自身のファンであることを告げられ、田原さんの好きなところは「やっぱりね、びんびん」と答えました。
田原俊彦さん主演の人気ドラマ『教師びんびん物語』シリーズ(フジテレビ系)に掛けたこの答えに対して、田原さんは仁王立ちし、右手で股間を押える仕草を披露しました。
<↓の画像は、股間を押さえる田原俊彦さんの写真>
これに対して、番組MCの爆笑問題・太田光さんが「よく今の状況でそれできるよね」とツッコミを入れると、田原俊彦さんは「ジャニーさん万歳!」と叫ぶなどし、これには太田さんも「何もツッコめないわ」とタジタジとなっており、番組では田原さんが太田さんに突然キスをする場面もありました。
<↓の画像は、太田光さんにキスをする田原俊彦さんの写真>
サンジャポ終了後にはラジオ番組『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)に出演し、そこでも「ジャニーさん万歳!」と叫び、太田光さんが「今それ言う人いないのよ」とツッコミ、田原俊彦さんはその後も「メリーさん(メリー喜多川元名誉会長)もいい人だったのよ。ジュリー(藤島ジュリー景子社長)はみんなで守ろう」「(ジュリー社長と金八先生で共演当時を振り返り)タイプじゃなかった。タイプだったら手出してるよ」と語るなど、ラジオでも暴走を続けていました。
<↓の画像が、『爆笑問題の日曜サンデー』出演時の田原俊彦さんの写真>
そして、田原俊彦さんの番組内での発言に対してネット上では、
- 被害者のいる問題なのに、加害者を称賛するコメントはあまりに非常識
- 62歳でここまでバカ発言は恥ずかしい。YouTubeでおとなしくしててほしい。
- 色々な苦労や誤解を受けて、人の痛みが分かる人になっていると思っていたのに…
- 1度はジャニーズのトップに立った人として、テレビを通して今その発言は非常に残念
- 本当に無責任な発言。日本中、世界にも注目されている問題だからこそ、自分の発言に責任を持って欲しい。
- 世界犯罪史に残る未成年大量性的凌辱犯罪者を「バンザイ!」か。その共犯を「みんなで守ろう」か田原も共犯ということだ。
- トシちゃんだから許される発言だな。さすがトシちゃん。でも能天気そうに見せて色々計算してるのかも
- トシちゃんは空気が読めない人で有名。ビック発言もそう。自分にも家族がいるんだし軽率な発言は控えてほしい
- 被害に会った人の立場になって考えられない人なんだな。自分は関係無い、外でみんなが騒いでいるぞぐらいの感覚なんでしょ
- 売れっ子になりいい思い、美味しい思い出来た人には、尊敬したり愛すべき社長で、いい事務所。でもその陰で泣いた人の数がどれだけいるのだろう。
などの声が上がっています。
田原俊彦さんは先日、ニュースサイト『ENCOUNT』の取材でジャニー喜多川さんの性加害問題について問われると、「話したくないよ。だって、ジャニーズを辞めて30年だよ。そんな人間が言っちゃ、ダメでしょ。」
と語り、否定も肯定もせずに話さないという対応をしていました。
また、「アイドルっていう仕事は過酷なんです。みんな与えられた時間の中で、本当に頑張っているんです。僕もそうだった。40年以上前は死ぬほど忙しかった(中略)真夜中に合宿所に帰って、ちょっと寝たらすぐに朝を迎えるという毎日でね。」
と振り返っていました。
その上で、「ファンの子たちだって、一生懸命応援して支えてくれているのよ。僕のファンなんて色々あっても44年、ずっと応援してくれているんだよ。だから、僕から言えることは、『これからもみんなハッピーでいてほしい』。そう願うだけです」
と語っていました。
このようにジャニー喜多川さんの性加害問題をスルーしていた田原俊彦さんが、サンジャポなどで「ジャニーさん万歳」などと叫んだ真意は測りかねますが、現在までに複数の元ジャニーズタレントたちがジャニーさんからの性被害を訴えていて、中には心に大きな傷を負って摂食障害などを発症し、性的虐待被害から30年以上経った現在も心療内科に通っている方もいるだけに、今の状況でこうした発言をするのは不適切との声が上がるのは当然です。
田原俊彦さんはジャニーズ事務所から独立して以降も、様々なテレビ番組などでジャニー喜多川さんへの大きな愛、感謝を語ってきました。
そうした個人的な思い入れの強さなどから、勢いで今回のような発言が飛び出したのかどうかは定かではないものの、被害を訴えている方たちへの配慮が欠けていて、ネット上では空気が読めてなさすぎとして物議を醸しており、これ以上この件については語らない方がよさそうです。