18日に公益社団法人『ギャンブル依存症問題を考える会』の10周年記念フォーラムが開催され、2度にわたる違法薬物事件で昨年12月、懲役2年8ヶ月の実刑判決を下された元『KAT-TUN』の田中聖受刑者(たなか・こうき 38歳)のメッセージソングを初公開しました。
イベントは「ギャンブル等依存症問題啓発週間」(毎年5月14~20日)に合わせて開催され、トークイベントには過去に違法薬物事件で捕まり、有罪判決を受けた元俳優・高知東生さん(本名=大崎丈二 59歳)、『おかあさんといっしょ』(NHK Eテレ)の9代目うたのおにいさんで歌手・俳優の杉田あきひろさん(本名=杉田光央 59歳)、元NHKアナウンサー・塚本堅一さん(46)、俳優・橋爪功さんの次男で元俳優・橋爪遼さん(37)が出演しました。
そして、このイベントでは昨年12月に実刑判決を受け、今年2月15日に刑務所に収監された田中聖受刑者が、昨年7月にレコーディングしたという書き下ろしメッセージソング『Restart』のプロモーションビデオが初公開され、高知東生さん等が出演しています。
この曲は『ギャンブル依存症問題を考える会』の依頼で制作したもので、イベントではレコーディング時のインタビュー映像も公開され、田中聖受刑者は曲に込めた思いについて、「今までの自分は、弱いところを見せるのが格好悪いと思っていた。弱みを見せるのは弱点を見せるみたいで、ひけらかすのがすごくダサいと思っていた、恥ずかしいと思っていた。でも、誰にどんなメッセージを送りたいかを考えた時に、自分と同じような立場で悩んでいたり、苦しんでいたりする人だと思い、格好を付けてはいけないと思って作った」「素の自分というか、玉ねぎの皮をむいていった芯のようなところを出さないと誰にも伝わらないし、僕自身もこの曲をやらないと音楽をやってはいけないと思った」
と語っています。
イベントに参加した田中聖受刑者のファンたちはペンライトを揺らして声援を送り、田中受刑者の支援を続けている『ギャンブル依存症問題を考える会』の代表・田中紀子さんはスポーツ紙の取材に、「聖くんにこの景色を見せてあげたい」「聖くんは、元気に過ごしています。メッセージを寄せてくれたら、本人に届けます」
と語っています。
このメッセージソングはチャリティーCDとして音源化され、同団体が主催のイベントなどで今後も販売を続け、売上の一部は能登半島地震の被災地支援などに充てられるそうです。
<↓の画像は、収監前に撮影の田中聖受刑者らの写真>
(左から)高知東生さん、橋爪遼さん、田中聖受刑者、田中紀子代表、塚本堅一さん
これに対してネット上では、
- 頑張っている弟さん(SixTONES・田中樹)の為にも、余計な事はせず大人しくしててください
- 田中聖受刑者に説得力を感じないんだよね…何回も逮捕されてるやん…懲りない奴かな程度にしか思わない
- この人は、お酒やお金や女性が絡むと悪い方に行くから、普通の一般的な仕事についた方がいいと思う
- 「Restart」? いや、それは最初の逮捕で2度とやらないって人間がいうならわかるんだけど、薬物だけで5回も逮捕されてるのにまだリスタートって気持ちなんだというのが驚き
「reborn」くらいに考えないと無理では? もう過去の自分と完全に別人くらいにならないと薬物とは戦えないと思う - Restart、一度聴いてみたいです。そのうちSpotifyでも配信して欲しい
- 私も会場にいてペンライトをふりながら歌を聞かせていただきました。がんばれ!がんばれ!と心から涙が出ました。
人は間違えます。それは一度ではありません。何度も間違えます。それをせめるだけでなく、
私達、まだ 間違えてない人間は間違えた人間をゆるすことも必要なんではないでしょうか? 頑張れ - 初犯の方なら分かりますが、再犯の方のメッセージソング聞いて声援できるファンがすごいわ。
などの声が上がっています。
田中聖受刑者はジャニーズ時代から東京・六本木・西麻布界隈のクラブ等に出入りし、その当時から違法薬物の使用が噂されていました。
過去に交際していた元人気セクシー女優・倖田梨紗さん(こうだ・りさ 38歳)は、2008年に覚醒剤&大麻取締法違反で逮捕、2009年に再犯し懲役1年4ヶ月の実刑判決を受けており、出所後のインタビューでは違法薬物に手を出したきっかけについて、当時交際していた“人気グループのアイドル”との破局などがきっかけだったと告白しています。
<↓の画像は、元人気セクシー女優・倖田梨紗さんの写真>
こうした告白から約1年後に、田中聖受刑者は素行不良が原因でジャニーズ事務所をクビになり、2017年5月に大麻事件で1度目の逮捕、後に証拠不十分で不起訴処分となりましたが、尿からは大麻の成分が検出されていました。
それ以降も複数の週刊誌によって違法薬物使用疑惑や女性問題を報じられ続け、2022年2月に覚醒剤や危険ドラッグの所持・使用で捕まり、同6月に懲役1年8ヶ月・執行猶予3年の有罪判決が下されました。
それから10日足らずで再犯し、昨年12月に2つの事件で合わせて懲役2年8ヶ月の実刑判決が下され、収監後直後には保釈中の昨年11月に合成大麻を所持していたとして書類送検(後に不起訴)されました。
田中聖受刑者はこれまでに何度も家族等を裏切っているため、今回公開されたメッセージソング『Restart』には「この場所から立ち上がるよ」といった歌詞も登場するものの、ファン以外からは冷やかな声が多く上がっています。
これまでの裁判などでは反省した素振りを見せていましたが、その裏ではファンの女性からお金を貰い、薬物を購入していた疑いなども報じられています。
そのため、薬物依存からの脱却、更生はかなり難しいと思いますが、自助グループに参加している高知東生さん等は今後も見捨てることなく、仲間の1人として迎えたいと語っており、周囲からのサポートも受けながら依存からの回復をしてもらたいです。