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元KAT-TUN田中聖被告の裁判開始。1度目の薬物事件は控訴で推定無罪状態も実刑判決が濃厚か。検察が覚醒剤と大麻の使用歴を指摘

田中聖の初公判内容、有罪判決から2日後に覚醒剤使用認める。薬物依存状態で欲求抑えられず入院治療も…

覚醒剤を使用・所持したとして、覚醒剤取締法違反の罪に問われた元『KAT-TUN』の田中聖被告(たなか・こうき 36歳)の初公判が22日に行われました。

田中聖被告は今年6月に、覚醒剤と危険ドラッグの所持・使用の罪で、懲役1年8ヶ月・執行猶予3年の有罪判決が下されましたが、それからたった9日後に覚醒剤所持で逮捕され、使用も判明したことで再び所持・使用の罪で起訴となり、田中被告側は7月4日付で前回の判決を不服として控訴しました。

田中聖被告はその後、保釈請求をするも2度にわたって却下されましたが、3度目の請求で保釈が認められ、保釈保証金として600万円を納付し9月2日に保釈となり、田中被告は集まった報道陣に一礼して車に乗り込みました。

そして、22日に行われた初公判に出廷した田中聖被告は、まず職業を聞かれると「動画編集業です」(前回は「歌手」と回答)と答え、起訴内容については「間違いありません」と認めました。

<↓の画像は、初公判に出廷した田中聖被告の写真>

起訴状によれば、田中聖被告は逮捕前日の6月28日に、家族と同居する千葉県柏市内の自宅で覚醒剤をガラスパイプを使って吸引し、翌日は自助グループに会う予定とクリニックの予約があり、家族に覚醒剤所持をバレるのを恐れて、覚醒剤約0.062グラムを持って外出したところ、職務質問を受けて現行犯逮捕となりました。

検察の冒頭陳述によれば、田中聖被告は6月20日に有罪判決を受けるも、欲求が抑えられずに同22日ごろから覚醒剤を使用し、29日までに自宅で2、3回使用していたとのことです。

検察はさらに、「覚醒剤は1年ほど前から月に5、6回の頻度で使用し、他の薬物の知識もあった。大麻の使用は5年以上前からだった」と指摘し、田中聖被告が薬物依存状態にあることを示しました。

次回公判は10月27日、判決公判は12月13日に行われる予定となっています。

そして、初公判を終えてネット上では、

などの声が上がっています。

田中聖被告は前回の事件の初公判で、覚醒剤などの違法薬物に手を出した理由について、「事務所から独立して、1人でスケジュール管理や事務処理をするには無理があり、仕事を多く抱え、締め切りなどのプレッシャーや将来への不安から薬に手を出した」と説明し、SNSを通じて売人とコンタクトを取って購入していたことや、月に数回の頻度で使用していたことを明らかにしていました。

また、保釈後は病院などで薬物依存の治療に専念していると語り、2度と手を出さないと誓っていたのですが、判決を受けてからたった2日後に使用を再開していたとのことで、重度の薬物依存状態にあるとみられます。

『FNN(フジニュースネットワーク)』などの取材によれば、2度目の事件で田中聖被告側は裁判所に保釈を認めてもらうため、「薬物治療のための入院」を条件に提示し、「勾留されていては治療ができない」という趣旨の訴えをしたことで、3度目の請求でようやく保釈が認められたそうです。

また、保釈後の住居も治療先の病院を指定したとのことで、現在も入院治療を受けているとみられ、今回は薬物依存の克服に本気で取り組んでいるのだろうと思います。

これが裁判にどのような影響をもたらすのか、そして一度目の事件の判決を不服として控訴したことで、現時点では前回の刑が確定していない状況にありますが、今回はどれほどの量刑が下るのかが注目されます。

いずれにせよ、田中聖被告は違法薬物を所持・使用していたことを認めているので、2年前後の実刑判決はほぼ確定とみられていますが、今後の控訴審も含めて引き続き注目していきたいですね。

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