『KAT-TUN』の元メンバー・田中聖さん(別名=KOKI 31歳)を中心に、2013年11月に結成された4人組ロックバンド『INKT(インク)』が、9月1日をもって解散したことが公式サイト上で発表されました。
INKTは、2013年9月末にジャニーズ事務所をクビになった田中聖さんが、2010年に解散した沖縄出身のロックバンド『HIGH and MIGHTY COLOR』のベース・mACKAzさん(マッカツ 本名=嶺井政克 33歳)、ドラム・SASSYさん(サッシー 本名=西平聡 33歳)のほか、ギター・Keiさん(本名=大内慶 37歳)、キーボード・kissyさん(本名=岸田勇気 29歳)の5人で2013年11月に結成。
<↓の画像は、INKTのメンバー写真>
(左からSASSYさん、KOKIさん、mACKAzさん、Keiさん)
結成から1年後の2014年11月に、1stアルバム『INKT』でデビューし、2015年4月にミニアルバム『サイサリス』をリリース、同7月にブラジルで開催のイベント『Anime Friends2015』に出演。
2016年1月のライブハウスツアーをもって、キーボード・kissyさんが脱退し4人組となり、同9月に2ndミニアルバム『Life’s Color』、今年3月からは47都道府県ライブハウスツアーをスタートさせ、同5月に2ndフルアルバム『square』をリリースするなど、精力的に活動していました。
- INKT『Break down』公式MV(YouTube)
しかし、5月24日に田中聖さんが大麻を所持していたとして、大麻取締法違反容疑で現行犯逮捕され、これによって活動休止が決定し、田中さんは6月30日に証拠不十分で不起訴処分になったものの、7月1日にINKTの公式サイト上でコメントが発表され、「今後のINKT、田中聖個人の活動に関しましては、今回の司法判断を受けて、メンバーとスタッフで協議し、また改めてご報告させて頂ければと思っております。」とし、バンドの活動は休止状態が続いていました。
そして、9月1日にINKTの公式サイトが更新され、「この度INKTは2017年9月1日をもって解散することになりました。簡単な決断ではなく、メンバーとスタッフで何度も何度も何度も話し合い、最後は総意としてこの決断に至りました。」と、話し合いの末に解散が決定したことを報告。
また、ファンに対して「長い時間お待たせしたのにも関わらず、このようなお知らせになってしまったこと、本当に申し訳ございません。」と謝罪した上で、「これまで応援してくださったファンの皆様、ご協力して頂いたスタッフの皆様、素晴らしいバンド仲間の皆様には本当に感謝しております。短い活動期間ではありましたが、本当に本当にありがとうございました。」と感謝の言葉を綴っています。
<↓の画像が、所属事務所の解散報告コメント>
公式サイトには、メンバーそれぞれのコメントも掲載されており、ボーカルのKOKIさんは「今まで応援して下さったファンの皆さん。支えてくれた関係者の皆さん。ありがとうございました。守るべき約束、叶えるべき夢、たくさんの想いがあり、夢半ばでこんな形になってしまい悔しさと後悔しかありませんが、皆様と尊敬するメンバーのお陰で素晴らしい日々を送れていました。夢のような日々でした。これから先、INKTを応援してきていただいた事が誇りに思えるような人間に成長していきたいと心から感じています。変わらずSASSY、mACKAz、Keiの応援、よろしくお願いします。」としています。
<↓の画像が、ボーカル・KOKIさんのコメント>
<↓の画像は、ギター・Keiさんのコメント>
<↓の画像は、ベース・mACKAzさんのコメント>
<↓の画像は、ドラム・SASSYさんのコメント>
これにネット上では、
- 夢半ばでこんな形にって…自分でやらかしときながら、自分で言うか?お疲れ様でした。
- まあそりゃそうだよね。。他のメンバーがかわいそう
- KAT-TUNの時も素行が悪く解雇されて、今回も自分の不祥事で解散。関係者やファンにどんだけ迷惑かけてるか分かってるのかな
- まだ解散していなかったの?どうせまた別のバンド組むんでしょ。メンバーがかわいそう・・・・。薬物をやめられるのかなぁ・・・・
- 逆にまだ解散していなかったとは・・・
などのコメントが寄せられています。
バンドの解散原因はやはり、田中聖さんが大麻で逮捕されたことによって、活動休止を余儀なくされたことにあるとみられますが、その他にもバンドの人気がイマイチ伸び悩んでいたことも大きいかもしれませんね。
田中聖さんは、体中に入れたタトゥー、事務所に無断で経営していたバーやDJ活動、度重なる女性スキャンダル、プライベート写真の流出などが原因でジャニーズ事務所をクビになり、これでイメージは大きく下がりました。
そうしたこともあり、INKTのデビューアルバムは初週の売上枚数が「3,819枚」、オリコンの週間CDアルバムランキング初登場17位という微妙な結果で、その後リリースした作品も48位、32位、25位と低迷を続けていました。
精力的に全国各地でライブを行うことで、デビュー以降ファンは増えていたかと思いますが、メディアへの露出量も少なかったため知名度も低く、CDの売り上げを見る限り、バンドとしてはかなり厳しい状態が続いていた様子で、それに加えてバンドの顔だった田中聖さんが逮捕されてしまったため、バンドの解散はやむを得なかったのかもしれないですね。
改めてINKTの楽曲を聴いてみましたが、田中聖さんの歌唱力、演奏陣の技術は高く、何もトラブル無く活動を続けていれば、今以上の人気を得るバンドに成長していた可能性はあったと思いますので、こうした形で解散となってしまったのは残念です。
INKTが解散後も、田中聖さんは引き続き音楽活動をしていくのか、それともまた新たな活動をスタートさせるのか現時点では明らかになっていませんが、今後の動向にも注目していきたいですね。