『KAT-TUN(カトゥーン)』の元メンバー・田中聖容疑者(たなか・こうき 36歳)が24日に、覚醒剤0.164グラムを所持していたとして、覚醒剤取締法違反(所持)の容疑で逮捕され波紋を広げており、田中容疑者の違法薬物使用を巡って様々な情報が飛び交っています。
田中聖容疑者は1月末に、愛知県名古屋市内で開催のライブに出演するため、同市内のビジネスホテルに宿泊し、チェックアウト後に部屋に入ったホテル従業員が袋に入った白状の結晶を発見して警察に通報、鑑定で覚醒剤と確認されたとのことです。
それから約1ヶ月後、田中聖容疑者は再びライブ出演のために名古屋を訪れ、そのタイミングで愛知県警は同市内の路上で田中容疑者を逮捕し、取り調べに対して田中聖容疑者は「分からない」と、容疑を否認しているとのことです。
<↓の画像は、逮捕後の田中聖容疑者の写真>
田中聖容疑者は逮捕直前までツイッターを更新し、自身で模様を入れたマイクの写真を公開しており、20日に自身のYouTubeチャンネルに投稿した動画では、「5万回くらい言ってるかもしれないけど、タバコは吸わないし、昔は飲んでましたけど、味とかが好きじゃないので普段お酒も飲みません、一切。ギャンブルもやりません。という優良物件だってことは覚えておいてください。」
などと語っていました。
また、昨年10月に人気YouTuber・コレコレさんの配信に登場した際には、「叩けばホコリだらけ」と言いつつも「(クスリは)もう大丈夫」と語っていました。
11月放送の番組『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』(ABEMA)への挑戦が発表された際には、「俺もヤンチャしてしまって、ストリートで失敗してしまったので、もう1回ストリートで成り上がれるのであれば、やるべきだなと。」「ここからちゃんと這い上がりたい。終わったままでは終われない」
との思いを明かしていました。
表ではこのように語りながら、覚醒剤を所持していた疑いで逮捕され、ファン等からは落胆の声が上がっているほか、KAT-TUNの亀梨和也さん、中丸雄一さん、上田竜也さんや、弟で『SixTONES』のメンバー・田中樹さん等に迷惑をかけるなと怒りの声も噴出しています。
田中聖容疑者は2017年にも大麻所持で逮捕されており、所持量が微量だったことで証拠不十分として不起訴になったものの、尿鑑定では陽性反応が出ており、罪には問われないものの大麻使用が明らかになっていました。
そんな田中聖容疑者と2月上旬に、YouTubeの動画撮影で共演したフリージャーナリスト・丸山ゴンザレスさんは『東京スポーツ』(東スポ)の取材に、「(不審な行動は)全くなかったです。きちんと誠実に受け答えしていました」「ジャニーズを辞めた後、ご自身で全て頑張ってやっている印象でした。出演に至るやりとりもご本人が直接、我々とやり取りしました」
と明かし、収録した動画は近日中にもYouTubeで公開するとしています。
また、田中聖容疑者が出演予定だったライブを開催したライブハウスの店長は、「1月も普通だった。報道のように(覚醒剤を)所持しているようには見えなかった。フレンドリーで呂律(ろれつ)も普通」「違法薬物に手を染めるのは絶対にいけないこと。そんなものに頼るなと言いたい」「反省して、改めて自分で抜け出して立ち直るなら、本人次第ではありますけど、できる限りの応援はしていきたい」
と明かしています。
このように最近の田中聖容疑者を知る人は皆、特に異常は感じられなかったと証言しているのですが、逮捕報道を受けてファン等からは「タトゥー入れ過ぎでおかしかった」などと、言動に違和感を抱いていたという声も少なくありません。
また、これは5年前の報道ではありますが、週刊誌『週刊文春』や『フライデー』は田中聖容疑者が大麻以外にも、コカインなども使用していた可能性があると報じていました。
フライデーは田中聖容疑者の関係者に取材を行い、「ヤクの売人のような男が店にやってきて、田中に何かを渡していた。『それなに?』って聞いたら『シャブだよ』って言っていました。いつも小さな2cmほどの円錐状のカプセルに、覚醒剤と思われる白い粉を入れていました。明らかにキマッているような時も度々ありました。」
と証言し、フライデーは田中容疑者が違法薬物の隠語を使って、知人に購入を依頼するLINEも入手していました。
<↓の画像が、2017年にフライデーが入手したLINEトーク写真>
一方の週刊文春は、田中聖容疑者と過去に交際していたという元グラビアアイドルに取材し、田中容疑者が「コカインだけは絶対やっちゃダメ」「注射以外のあらゆる薬物を試したことがある」と話していたと証言していました。
また、「人間不信になって何回も自殺しようとして精神科に運ばれたこともあった。その度にタトゥーが増えていったんです。聖にとって、タトゥーはリストカットと同じようなものだったみたいです」
と語っていました。
週刊文春は知人にも取材し、田中聖容疑者は日常的に大麻やコカインを使用していた疑いがあるとし、「彼から『野菜が美味しかった』『自転車 年に3回ぐらいしかやらん』というLINEが届いたのは今年4月。“野菜”は大麻、“自転車”はコカインの隠語だよ。コカインは通称“チャーリー”。派生して自転車(※チャリンコから)」
と知人が証言しており、常習的な違法薬物の使用疑惑が浮上していました。
しかし、大麻事件で不起訴になって以降はそうした報道も無くなり、本人も今はクリーンな状態だと猛アピールしていたものの、ついに覚醒剤所持で逮捕されました。
前回の大麻事件で、自身がボーカルを務めるバンド『INKT(インク)』が解散するなどして大ダメージを受けたにも関わらず、違法薬物に手を出してしまったのだとすれば、重度の薬物依存状態にある可能性もあり、犯罪を繰り返さないためにも、更生施設に入ってプログラムを受ける必要も出てくるかもしれないですね。
とりあえず現時点では、田中聖容疑者は「分からない」と言って覚醒剤の所持を認めておらず、尿鑑定などの結果も明らかになっていないので、続報に注目したいですね。