昨年12月に、覚醒剤取締法違反などの罪で懲役2年8ヶ月の実刑判決が確定した元『KAT-TUN』の田中聖受刑者(たなか・こうき 38歳)が、危険ドラッグを所持していたとして、医薬品・医療機器法違反(指定薬物の所持)容疑で16日にも書類送検されることが明らかになりました。
各報道によると、田中聖受刑者は覚醒剤事件の判決が確定前の昨年11月18日15時20分頃に、東京・六本木のディスカウントストアで警察官から職務質問を受け、所持品の中から指定薬物『THCH(テトラヒドロカンナビヘキソール)』を含むリキッド(液体)約0.3グラムが見つかったとのことです。
THCHは大麻草の違法成分『THC』と化学構造が似た化合物で、同成分を含んだグミやクッキーを摂取後に救急搬送されたケースもあり、薬物依存などの健康被害が出る恐れがあるとして指定薬物となり、昨年8月4日から所持・使用が禁止されています。
田中聖受刑者は任意の取り調べに「合法な物だと思っていた」などと供述し、容疑を否認しているといい、警視庁麻布警察署は16日にも書類送検する方針といいます。
この報道を受けてネット上では、
- やっぱりやめられないんだな
- もう救いようがねえよ
- 弟くんが可哀そうだな、頑張ってるのに
- 覚醒剤アカンのわかってるけど、別の手(合法)が無いか探してたら違ったって感じかな。
そんなことばーっかり考える脳になってしまったんだろうな、お気の毒な話。 - たぶん廃人になるね。死ぬまで売人が与え続けるだろうから。自分だけならいいけど、家族に迷惑かけちゃダメだよ。
- 大麻でいいならタイとか海外にいって満たしてこい もう覚せい剤やケミカルは辞めろ
- 覚醒剤やめますか、それとも人間やめますかってコマーシャルがあったけど、本当にその通りだと思う。
などの声が上がっています。
田中聖受刑者は2022年2月に覚醒剤の所持・使用、危険ドラッグの所持で逮捕され、同6月には懲役1年8ヶ月・執行猶予3年の有罪判決を受けました。
しかし、判決から10日足らずで再び覚醒剤の所持・使用で捕まり、この2つ目の事件では一審で懲役1年4ヶ月の実刑判決が下されるも即日控訴し、2審で懲役1年に減刑されるも不服として上告しましたが、昨年12月に2つの事件で合計2年8ヶ月の実刑が確定しました。
田中聖受刑者は刑が確定する前には、総合格闘家・秀虎さんのYouTubeチャンネルに登場し、総合格闘技大会『Breaking Down』への参戦に意欲を見せ、「やっぱり自分を変えたい」「色んな人に迷惑を掛けて格好悪いことしちゃってる。いろんな人を泣かしたりもしたんで、このままじゃダメだというのが大きい。自分も地獄の方まで転がって行ってる状態。自分が立ち直る姿を見せるのも誰かの背中を押せるのかなと思っている」
などと語っていました。
しかし、再び危険ドラッグを所持していたことが明らかとなり、ネット上では呆れ声や、弟で『SixTONES』の田中樹さんへの悪影響も懸念されることから怒りの声も多くみられますが、本当に残念の一言ですし、改めて薬物依存からの脱却は難しいと感じました。
なお、今回の事件の容疑である医薬品・医療機器法違反(指定薬物の所持)の罰則は「3年以下の懲役または300万円以下の罰金」となっていて、取り調べに対して容疑を否認しているそうですが所持していたことは事実で、この事件で今後起訴された場合には刑罰はどうなるのか、引き続き事件の行方を見守っていきたいです。