俳優として活躍している生田斗真さん(32)が主演の映画『土竜の唄 香港狂騒曲』が23日より公開となったのですが、興行成績が伸びず微妙なスタートとなっているようです。
この作品は、2005年に漫画雑誌『週刊ヤングサンデー』で連載がスタートし、2008年から『ビッグコミックスピリッツ』で連載されている高橋のぼるさん原作の『土竜の唄』を実写映画化したもので、原作はシリーズ累計680万部という人気コミック。
2014年2月に『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』というタイトルで初めて実写化されたのですが、監督を務めているのは、『着信アリ』、『クローズZERO』シリーズ、『十三人の刺客』などで知られる三池崇史監督、脚本はNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あまちゃん』などを手掛けた宮藤官九郎さんが担当。。
第1弾として公開された『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』は、全国293スクリーンで公開がスタートし、初日2日間の興行収入は2億8,220万7,700円、動員数は20万9,935人を記録し、国内映画ランキング(興行通信社調べ)で初登場1位を獲得。
その後も成績を伸ばし、公開2種目で興行収入8億円を突破、累計動員62万人となり、2週連続でランキング1位を獲得。
最終興行収入は21億9,000万円を記録し、同年上半期の邦画興行収入ランキング7位にランクインという好成績を残しました。
<2014年2月公開の『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』>
このヒットを受け、第2弾となる『土竜の唄 香港狂騒曲』が製作され、生田さんをはじめ、仲里依紗さん、瑛太さん、遠藤憲一さん、堤真一さん、岩城滉一さん、本田翼さん、古田新太さん、菜々緒さんら豪華俳優陣が顔を揃えており、様々なメディアで大きく取り上げられています。
そして、12月23日より全国309スクリーンで公開となったのですが、初週の土日2日間の興行収入は2億2,300万円、動員数は15万8,000人という結果で、前作と比べてダウンしており、映画ランキング初登場5位という結果に終わっています。
<12月23日より公開の『土竜の唄 香港狂騒曲』>
なお、1位を獲得したのは、タレント・モデルのローラさんのハリウッドデビュー作としても話題の『バイオハザード: ザ・ファイナル』で、23日より354スクリーンで公開がスタートし、公開初週の土日2日間で興行収入は6億1,900万円、動員数は40万1,000人を記録。
2位は、前週1位だった『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』(360スクリーン)、3位は『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(369スクリーン)、4位は『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(353スクリーン)。
公開初週で2億円を突破しており、そこまで悪い数字では無いものの、前作と比較すると、興行収入は約6000万円、動員数は約5万人ダウンしてしまったのですが、その原因については、注目の話題作が並んでいることがまず1つとして挙げられています。
また、ニュースサイト『サイゾーウーマン』は、今年8月に公開された生田さん主演の映画『秘密 THE TOP SECRET』(大友啓史監督)の大コケが尾を引いているといいます。
この作品についても、岡田将生さん、松坂桃李さん、椎名桔平さん、リリー・フランキーさん、大森南朋さん、栗山千明さん、木南晴夏さん、吉川晃司さんといった豪華俳優が顔を揃えていましたが、304スクリーンで公開されたものの、初週2日間の興行収入は1億3,100万円、動員数は9万6,000人、ランキング初登場6位という微妙な結果で、生田さんの集客力が以前に比べて落ちているのではないかという印象も受けるとしています。
そして、このような指摘をされている今作についての評価を映画情報サイト『Yahoo!映画』で見てみると、30日19時時点でユーザーレビューの平均点数は【5点満点中2.08点】という低評価で、「クドカンならハズレはないだろうと思って行ったら、大ハズレ。内容もない、ただの幼稚なドタバタ劇」といった厳しいコメントが多々見受けられます。
そのため、これから数字を伸ばしていくのは難しそうではあるのですが、今後の推移にも注目していきたいですね。