“タッキー”こと滝沢秀明さんが代表の芸能事務所『TOBE』が25日に、生配信番組『とべばん』の第1回を公式YouTubeチャンネルで生配信し、事務所に所属する元『V6』の三宅健さん、元『King & Prince』の3人で結成の『Number_i(ナンバーアイ)』、元『Kis-My-Ft2』の北山宏光さん、元ジャニーズJr.の『IMP.(アイエムピー)』(旧名=IMPACTors)が集結して様々なトークを展開し、常時30万人前後が番組を視聴するなど大きな反響を呼びました。
番組では今後の活動に関する大きな発表もあり、TOBEと大手回転寿司チェーン『スシロー』がコラボし、来年1月ごろから全国の店舗で「TOBE厳選!とべばん3貫盛り」の販売を行うことや、大手化粧品会社『コーセー(KOSE)』とのコラボで「とべばん×コーセー TOBE厳選コスメセット」として、コーセーの商品4点セットを77人にプレゼントすることも発表しました。
コーセーは今年に入って、『Snow Man』の目黒蓮さんを『ジュレーム リラックス』と『敏感肌ケアキャンペーン』のCMイメージキャラクターに起用し、グループ会社『アルビオン(ALBION)』が展開のスキンケアブランド『フラルネ(FLARUNÉ)』のアンバサダーには同グループの渡辺翔太さんを起用しています。
現在もそれぞれとの契約は継続中ながら、コーセーはジャニー喜多川さんの性加害問題を受けて9月に、CM放送がすでに終了していることや新規契約は見送ることを発表しました。
2ヶ月前にこうした動きがあり、今回TOBEとのコラボが発表されたことで大きな注目が集まっており、『東京スポーツ』(東スポ)の記事では代理店関係者が、「今回のTOBEとのコラボは小規模ですが、見方によっては旧ジャニーズから仕事を奪ったカタチ。今後、競合する機会も出てくるのではないか」
と推測しています。
また、TOBEの所属タレントたちは順調に新規の仕事を獲得している一方で、旧ジャニーズタレントは複数の仕事を失ったままの状態にあり、「TOBEが快進撃を続けるなか、これ以上遅れが生じるようだと、さらなる退所者が出てもおかしくありません」
としています。
今回TOBEとのコラボが発表されたコーセーは、これまで旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)と深い関係にあった会社で、複数のタレントを商品CMなどに起用し、元キンプリでNumber_iのメンバーである平野紫耀さんは昨年から退所する前までCMに出演し、退所後は目黒蓮さんが後を継ぐ形となっていました。
ニュースサイト『ピンズバNEWS(双葉社)』によると、コーセーは『とべばん』の初回のスポンサーを務めていたとし、「ジャニーズとは関係を切って、同じくイケメン男性アイドルがいるTOBEとの関係を深めていくと考えられます。今回の『とべばん』で初回のスポンサーを担当し、銀座の直営店舗『メゾンコーセー』のロケを許可したことからも、TOBEに大きな期待しているのは明らかです」
とワイドショー関係者が語っています。
コーセーは、ジャニー喜多川さんの性加害問題が大きな波紋を広げ、複数の大手企業が旧ジャニーズ事務所との新規契約終了を発表する中で、他社と同様の対応実施を明らかにしたほか、「他社への移籍や、ガバナンス体制の整備された別組織の設立などの方策によって、早急に対応すべき」などと、一歩踏み込んだコメントを発表したことで大きな波紋を拡げました。
同社はその後、他事務所への移籍を促すような誤解を招く表現をしたとしてコメントの一部を訂正していました。
こうしたトラブルを経て、旧ジャニーズ事務所からTOBEに乗り換えるといった露骨な対応には少し驚いたものの、コーセーの後に続く企業が今後出てくるかもしれません。
もしそうなれば旧ジャニーズ事務所を辞めて、TOBEに移籍という流れが今後も続く可能性もありますが、果たして今後どうなるでしょうかね。