ジャニーズ事務所が公式サイト上で、子会社『ジャニーズアイランド』の社長を務めていた“タッキー”こと滝沢秀明さん(40)の退任や、後任には元『V6』の“イノッチ”こと井ノ原快彦さん(46)が就任することを正式発表しました。
ジャニーズ事務所の発表によると、9月中旬に滝沢秀明さんからジャニーズアイランドの社長、ジャニーズ事務所の副社長等を10月末をもって退任したいとの申し出があったそうです。
これに対してジャニーズ事務所側は継続してほしいと慰留したものの、本人の固い決意を尊重し、「次のステージへ進むことを取締役会にて承認致しました」としており、9月26日付でジャニーズアイランドの社長を退任、10月31日付でジャニーズ事務所の副社長も退任したとのことです。
なぜこのタイミングで滝沢秀明さんは退社を決意したのか、その理由は明らかにしておらず、本人のコメントもありません。
続けて、9月26日付で井ノ原快彦さんがジャニーズアイランドの2代目社長に就任したことを発表し、これは「ジャニーズJr.の育成はジャニーズJr.経験者に担ってほしい」というジャニー喜多川さんの遺志に従ったものだと説明した上で、「プライベートではジャニーズJr.と同世代の息子を含む2人の子供の父親として、自分が育った時代とは異なる価値観を持つ子供達への理解を深め、子育てをしている様子から、必ずやJr.のメンバーの話をよく聞いて彼らの能力を伸ばしてくれるものと期待しております。そして、ジャニーのタレント育成の本質であるタレントとしてだけでなく、人間的に成長できるように井ノ原らしくJr.達を指導してくれると確信しております。」
と期待を寄せています。
＜↓の画像が、ジャニーズアイランドの2代目社長・井ノ原快彦さんの写真＞
なお、井ノ原快彦さんは滝沢秀明さんのように芸能界を引退することなく、「タレント活動と並行するプレイングマネージャー」になるとし、今後は仲間たちと協力しながらジャニーズJr.の育成を手掛けていくとのことです。
来年1月に開幕するミュージカル『JOHNNYS’ World ～Next Stage～』から、『少年隊』の東山紀之さん、『KinKi Kids』の堂本光一さんが演出面をサポートする体制を開始し、今後も様々な得意分野を持つジャニーズタレントが、井ノ原快彦さんと共にジャニーズJr.の育成に関わっていくとしています。
『スポーツニッポン』（スポニチ）の取材にジャニーズ事務所関係者は、滝沢秀明さんの退任理由について「ご本人がおりませんので代弁することはできません」と明かさなかったそうですが、「本紙の取材では、滝沢氏は弁護士を通じて退社の意思を申し入れ、事務所と滝沢氏の双方が代理人を立てて条件面などを話し合っている。滝沢氏はコメントは発表せず、会見の予定もないという」
としています。
古くからジャニーズを知る関係者は、滝沢秀明さんがジャニーズからの離脱を決意した理由について、「滝沢さんが手掛けたグループは、デビューから2年で彼の元を離れることが決まっている。Snow ManとSixTONESが手を離れ、Travis Japanも区切りがついたタイミング」「以前から事務所に未練がなかった滝沢さんは、もうジャニーズで自分のやることはないと判断したのでは」
と語ったとのことです。
ジャニーズアイランドの2代目社長に就任した井ノ原快彦さんもスポーツ紙の取材に応じ、10月上旬に滝沢秀明さんと直接会って話をしたそうで、ジャニーズアイランドの社長に就任したことを伝えたところ「マジですか！」と驚いていたとし、「退社の理由は聞かなかったけど、彼の中で決めたこと」「それよりも『タッキー、よく頑張ったね。ジャニーさんの後を継ごうとした意志は僕たちが受け継ごうと思う』と伝えた。思い出話をしたら『覚えてますよ』と言ってくれたり、いい時間でした」
と語っています。
気になる滝沢秀明さんの今後についてスポニチは、2018年末にタレント活動を引退しているため、表舞台に復帰する可能性は低く、ジャニーズタレントと関わる可能性は無いと見られるとした上で、今後も裏方としてコンテンツ制作などに携わる可能性や、火山探検家として活動していく可能性もあるといいます。
滝沢秀明さんは、2013年放送の『テレビ未来遺産』（TBS系）で火山内部に潜入取材したことがきっかけで火山に興味を持ち、火山探検家としても活動していて、火山研究家らとの人脈もあり、本人も以前から「火山探検家としてもっと挑戦したい」との意向を示していたため、今後は火山研究に専念するとの見方もあるとしています。
そして、滝沢秀明さんがジャニーズ事務所から退社したことに対してネット上では、
- 社長なのに9月中旬の10末って急過ぎるな。何があった？
- タッキープロ意識凄くて厳しいって話しだったしその辺が理由かもな
- 予想を超えて滝沢が優秀だから煙たくてだろうな
- 全然円満退社じゃねーな
- 円満に辞めるならそもそもタッキーからコメント出るでしょ。タッキーが何も発言できない契約で追い出すとかなぁ
- 滝沢が面倒を見てたTravisjapanのデビューが決まって一区切りってことなんだろ
- 野球で例えるとファームとか育成場所の監督だろ滝沢は。育てて鍛えてある程度目処がたったら一軍に上げてを繰り返す。一軍監督になれないから嫌になったのかな
- 滝沢が自分から辞めるわけないじゃん。イノッチのフォローを押し付けられた東山と光一も先々どうなるかわからんなこれ
- 人畜無害の井ノ原に白羽の矢が立つということは、ベテランというか長老格に相当嫌われたな
- 独立してほしい テレビやドラマでまた見たい
- タキツバ復活したら良い。翼は漢らしい顔になったけどタッキーは今どんな感じなんだろうな
- 新しいグループ売り出してたし、うまくいってたはずだよな。会社にマイナスにしかならんように見える。無能世襲で完全に潰すパターンか
などの声が上がっています。
主要スポーツ紙は、滝沢秀明さんがこのタイミングで退社を決意した理由は不明とした上で、可能性として考えられることとして、滝沢さんが手掛けていたSnow Man、SixTONES、Travis Japanの3グループがデビューし、一区切りついたことを挙げています。
また、『サンケイスポーツ』や『日刊スポーツ』は、滝沢秀明さんが2019年に裏方に転身して以降、明らかに激ヤセしていたとの情報を伝えており、「2019年秋から冬ごろにはとても痩せていたようにも見えた」「今年初夏にも、やはり頬がコケて顔つきが変わったような時期があった」「本人は『タレント時代より食べている』と語っていたが、心身ともに抱えていた負荷は察して余りある」
としており、大きな重圧やプレッシャーも退社の要因になったとも考えられます。
この他に『東京スポーツ』（東スポ）などは、滝沢秀明さんとジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長の“確執”に触れ、滝沢さんが手掛けていたSnow Man、SixTONESはデビューから2年で、滝沢さんの管轄からジュリー社長の管轄に変更されるなど、ジュリー社長のやり方に対して不満を抱き、関係が上手くいっていなかったとの話もあるとしています。
一方で日刊スポーツは「円満退社でジュリー氏や事務所側との確執はなかった」と伝えているのですが、主要スポーツ紙はジャニーズ事務所とズブズブの関係で、ジャニーズ側に忖度している可能性が高いだけに、この情報を鵜呑みにすることはできません。
何よりも滝沢秀明さんが退社にあたり、一言もコメントを出していないのが不自然で、滝沢さんはタレント活動からの引退と裏方転身を発表した際には、ジャニー喜多川さんの意思を受け継いで、ジャニーズJr.のプロデュース等を手掛けていくことへの思いなどを明かし、これまでの言動からジャニーズへの思い入れや責任感が非常に強い方だったと思うので、こうした辞め方をした背景には、大きなトラブル等があったのではないかと考えてしまいます。
そして、気になる滝沢秀明さんの今後についてですが、実業家への転身も有力視されています。
滝沢秀明さんは、元プロボクサーのフロイド・メイウェザー・ジュニアさんに対する“花束投げ捨て事件”で話題になった実業家で、政治団体『ごぼうの党』の奥野卓志代表(48)とも交流があったり、昨年には週刊誌『週刊文春』によって、アメリカのミネラルウォーター・ブランド『JUST WATER』の輸入販売元『フェニックスインター株式会社』の役員を務めていることが報じられました。
滝沢秀明さんは引退前から「実業家に転身したい」という思いもあったとのことで、今後は芸能界から離れて新たな事業を始める可能性も十分あり、滝沢さんがこれからどういった活動をしていくのかにも注目したいですね。