ジャニーズ事務所が15日、関ジャニ∞のメンバー・渋谷すばるさんがグループを脱退し、事務所からも退所することをファンクラブの公式サイト上で正式発表した上で、同日に東京都内のホテルで緊急記者会見を開きました。
会見には渋谷すばるさんだけでなく、安田章大さんを除く関ジャニ∞メンバー5人も出席しており、安田さんは9日に自宅で転倒して背中を強打し、9日から3日間入院していたといい、医師のすすめで大事をとって会見を欠席したとのことですが骨折はしておらず、今後の仕事について関係者は長期休養することは否定しています。
会見では、12月31日をもってジャニーズ事務所を退所することが発表されたほか、7月15日から開催の5大ドームツアー『関ジャニ’sエイターテインメント GR8EST』(全14公演 50万人を動員予定)には不参加で、関ジャニ∞のメンバーとしての活動はツアー開幕前までとのことですが、収録のバラエティ番組などは継続して出演し、ファンの前で挨拶を行うかどうかは現時点では未定としています。
<↓の画像は、5月30日にベストアルバムをリリースする関ジャニ∞のメンバー写真>
渋谷すばるさんは今年2月15日に「音楽を追究するために海外を拠点に生活していきたいので、事務所を辞めたい」とジャニーズ事務所側に申し入れ、突然の申し出に驚きを隠せないメンバーやスタッフたちと話し合いの場が持たれ、メンバー全員で説得のために4月上旬まで最低でも2回協議を行ったそうなのですが、渋谷さんの思いは揺るがずにメンバーもその固い決意を受け入れたそうです。
ジャニー喜多川社長には2日前に電話で報告し、「そう決めた以上は応援するしかないので、頑張りなさい」と言われたとしています。
渋谷すばるさんは会見で、グループを脱退しジャニーズ事務所も退所することを自身の言葉で報告し、決意した理由については、「関ジャニ∞として活動をさせて頂く中で、自分の音楽というものを軸にグループを少しでも大きくしていけるようにという思いで活動してきたつもりです。36歳という年齢を迎え、『人生の半分』と考えた時に、今まではジャニーズ事務所、関ジャニ∞というグループにありがたくも守られ、支えられ、時には甘えさせても頂きました。この先は、今までの環境ではなく、全て自分自身の責任で今後の人生を音楽で全うするべく、海外で音楽を学び、今後、さらに自分の音楽とうものを深く追究していきたいと思いました。」
と説明しています。
<↓の画像が、会見を行った渋谷すばるさんの写真>
また、これまでにメンバーとも何度も話し合いを重ね、その中で自分を見つめ直し考え直したものの、「自分の意思が変わることはありませんでした。」と決意が揺るがなかったことを明かし、「自分勝手な決断で申し訳ありません。今まで育てて頂いたジャニーズ事務所、関ジャニ∞、今まで関わらせて頂いた全ての方々、応援して下さっている全ての方々への感謝を忘れず、今後の人生を歩んでいきます。まだまだ未熟者であり、この先の厳しさも感じております。今後の音楽人生で、示していけるよう精進致します。」
と話していました。
関ジャニ∞脱退とジャニーズ事務所からの退所を考え始めたのは35歳を過ぎた頃からで、「人生半分ぐらい来たのかなとぼんやり考え始めたのが最初」と振り返り、「意志が固まったのは今年1月あたり」だったことを明かし、「固まったならばなるべく早く伝えたいと考え、このタイミングとなりました」と経緯を説明しています。
気になる今後の活動についてですが、芸能界から引退するということは否定し、「今までも曲を作ることはしてきたので、音楽を勉強する中でそれを形にしたい。何らかの形で発表するのかは分からないですが、ゆくゆくはそういうタイミングや機会があれば、そういうこともいずれはしていきたい。」「音楽というものをしっかり勉強したことがないので、音楽の学校とかそういうところにいって学びたい。音楽を学びながら、自分の音楽表現…自分の中から出てくることを音楽として形にしたい」
という思いを語り、今後は語学の勉強も含めて海外に渡ることを予定しているものの、具体的な場所についてはまだ決まっていないそうなのですが、「英語圏でと思っています。世界共通語ということがありますので、英語は取得できたらと思います。」と明かしています。
メンバーへの思いを聞かれると、「家族よりも長く時間を過ごしてきた人たちなので、中途半端な覚悟では何もできなくて。全員命がけでやってきて今があると思うので、心からの感謝と心からの申し訳ない気持ちです」
と語り、ファンに対しては「とにかく申し訳ない気持ちを行っても言い尽くせない。コンサートを楽しみにされてた方はたくさんいると思うので申し訳ない気持ちしかない。自分勝手なこの判断で抜けるんですが、その後のグループをさらに大きく強くしていくために今以上に心をひとつに絆を深めている。ここからの関ジャニ∞を見守っていただけたら」
と呼び掛けています。
なお、13日発売の週刊誌『フライデー』が渋谷すばるさんの脱退理由について、コミカル要素が強い関ジャニ∞の方向性に付いて行けなくなったことが挙げられていたのですが、これについては少し笑顔を見せた上で「責任をもって否定させていただきます」と報道内容をキッパリ否定しています。
会見ではメンバーそれぞれも渋谷すばるさんの脱退に対する思いを明かしており、渋谷さんと同い年でジャニーズJr.時代から21年活動を共にしてきた横山裕さんは、「正直、今日という日が本当に来ないでほしいという思いでいっぱいでした。僕らなりに全力ですばるにいてほしいという思いも伝えました。しかし、すばるの思いが強く、それを聞いたときに僕たちも下を向いていてはいけないと思いました」
と涙ながらに語りました。
<↓の画像は、会見に出席した横山裕さんの写真>
同じく同い年の村上信五さんは、「話を聞きました時に、ここまでの思いとは正直、最初は思ってなかったところはあります。僕と横山は、彼がジャニーズにいた21年は僕らの21年でもあります。そこで彼が下した決断は男としての決断なんだなと。これだけ付き合いの長い僕らからすると尊重する以外の何ものでもなかった。話し合いで揉めたということもなかったですし、何やねんと憤ることも一つもなく、話して、話してそうかと。すばるの音楽をいずれ聴くまで、僕たちも関ジャニというグループで頑張るので、頑張ろうよということになりました」
と自身の思いや、脱退を受け入れるまでの経緯を明かしています。
また、「(関ジャニ∞ファンの総称)『エイター(eighter)』という言葉はすばるから出てきた言葉です。この言葉を残して旅立っていくことは我々が受け継いでやっていくということです。家族であり、友人であり、ライバルでありといういろんな時期をすごしてきています」
と語っています。
<↓の画像は、会見に出席した村上信五さんの写真>
この他に、安田章大さんを含めメンバー全員が渋谷すばるさんの脱退に対する思いなどを語っているのですが、それぞれが渋谷すばるさんの固い意思を尊重したことを明かし、今後の活動を応援したい、共に切磋琢磨していきたいという主旨のコメントをしており、メンバー同士の絆の深さがうかがえました。
<↓の画像は、会見に出席した錦戸亮さんの写真>
<↓の画像は、会見に出席した丸山隆平さんの写真>
<↓の画像は、会見に出席した大倉忠義さんの写真>
そして、この会見を受けてファン等からは、
- ほんとに受け入れられない、すばる脱退とか考えたくない。けどeighterだから応援しないと
- すばるくん脱退するのが信じられなくて泣きじゃくってる、、、、、、大好きだった7人はもう見れないんだね、、、
- 関ジャニのライブはいつ行っても最高だったなあ。すばるくんの歌声あってこその関ジャニ∞って認識だったから本当にショック
- 脱退するすばるくんのことも、6人になるエイトのことも応援しなくなるわけじゃないけど、せめて今年のツアーは7人でやってほしかった。最後にツアーで会えないのが悲しすぎる。直接本人を目の前にして挨拶して欲しかった。
- 未だ衝撃大き過ぎて受け入れられない。7年もの時を関ジャニ∞と一緒に歩んできて、こんな事になるなんて想像もしてなかった。それでも、彼の歌に対する想いは本物だし、メンバー全員と話し合って決意したこと。笑って見送ってあげなきゃ
- すばるくんが決めてメンバーも応援している。別々の道を歩いても必ずいつかまた出会う時がくるから。あの時のみんながまた集まる日を楽しみに。
- 今はすばるが脱退して辛いけど、これから頑張っていくって決めたならすばるのこともエイトのことも応援するしかない。今までと同じように内くんも含め8人のことをこれからも応援していく。これから活動していっていつか8人でステージに立って歌ってくれることを願ってます
などのコメントが寄せられています。
『フライデー』の衝撃的なスクープ記事に対しては当初、ファンらの間ではガセネタ説なども浮上していたのですが、関ジャニ∞脱退が事実だったことが明らかになっただけでなく、年内の活動をもってジャニーズ事務所からも退所することが正式に発表され、ファンにとっては非常に辛く受け入れがたいものがあると思います。
しかし、渋谷すばるさんが考え悩み抜いた上でこのような決意を固め、メンバーたちもそれを受け入れてメンバー同席の上での会見が行われており、もう脱退と事務所退所が決まっている以上は、ファンたちも渋谷さんやメンバーたちの思いを受け止めるしかありませんね…。
現時点ではまだ今後の活動など具体的なことはまだ決まっていないようですが、海外に渡って様々な勉強をしていきたいという思いを明かしており、今後も引退することなく音楽活動を続けていくとのことから、果たしてどのような音楽を制作し発表していくのか楽しみですし、関ジャニ∞もメインボーカルの渋谷さんが抜け、6人でどのように渋谷さんが抜けた穴をカバーしていくのいか注目していきたいところです。