今年1月期の民放の連続ドラマが続々と最終回を迎えていますが、日本テレビの「水曜ドラマ」枠(22時00分~23時00分)で放送された女優・堀北真希さんが主演の『ヒガンバナ~警視庁捜査七課~』と、フジテレビの同枠で放送されたTOKIO・長瀬智也さん主演『フラジャイル』の最終回が16日に放送され、17日に両ドラマの視聴率が発表されました。
まず『ヒガンバナ』の最終回の平均視聴率(関東地区)は7.9%。
初回は11.2%、第2話は10.6%、第3話は11.2%、第4話は10.4%、第5話は10.0%と2ケタをキープしていたものの、第6話で8.7%と1ケタ台に突入し、その後第7話は8.1%、第8話は9.6%、第9話は8.2%、そして16日放送の最終話は7.9%と自己最低の数字で終了となりました。
これで全10話の期間平均視聴率は2ケタに届かず9.6%という結果に。
一方の『フラジャイル』の最終回の平均視聴率は10.5%を記録。
こちらの初回は9.6%と1ケタからのスタートとなりましたが、第2話が10.0%、第3話も10.0%とギリギリ10%を獲得し、その後第4話は9.7%と1ケタに下げ、第5話は9.5%、第6話は9.2%、第7話は9.8%、第8話は8.8%で推移し、第9話で10.6%と再び2ケタに回復し、最終回も10.5%と2ケタをキープしたまま終了となっています。
その結果、『フラジャイル』の全10話の期間平均視聴率は9.8%となり、『ヒガンバナ』の9.6%をわずかに上回り勝利。
日本テレビとフジテレビの「水10」対決は、日本テレビがここしばらく勝ち続けており、フジテレビが視聴率で勝利したのは2013年10月期に放送された堺雅人さん主演の『リーガルハイ』以来9期ぶりとなっています。
そして、この結果に対してネット上では、
- まだ原作は終わってないので、続編もやってほしい。長瀬くんも役にハマってたし。
- 初めは、日テレに話題性で持っていかれたけど、それが無かったら、とっくに逆転してたかも。フラジャイルは良く出来たドラマだった
- 両方を見てたけど、4~5話くらいでヒガンバナは面白くないのでやめた。フラジャイルpart2をやってほしい。
- 最後までとても面白かった。長瀬君も良かったが、武井咲さんがとても良かった。
- フジテレビ版、ドクターXにして今後も年一回のシリーズ化にしてほしい。そのくらいこれはよかった。ただ長瀬のスケジュールを抑えるのは無理かな..
- 相棒が10分くらいかぶったことを考慮しても、やっぱりこの時間のドラマは、裏のフラジャイルの方が面白かったかな…
- SPドラマからの連ドラ化でSTみたいなヒットを狙ったけど、当てが外れたね。今回はフラジャイルの方が一枚上手。完敗だね。
- 脇役の皆さんは良かったけど主役の堀北さんが演技力が無いですね。視聴率が悪いのも納得できる。
などのコメントが寄せられています。
『ヒガンバナ』は最終回を前に数字を下げていましたが、最終回で自己最低の視聴率を記録してしまうとは残念な結果ですね…。
さらに9期ぶりにフジテレビに敗北となったわけですが、堀北さんは昨年1月期放送の『まっしろ』(TBS系)で主演を務めたものの、1ケタの視聴率を連発し、最低視聴率は4.6%、全10話の期間平均が5.8%と大コケしており、2本連続で主演ドラマが低視聴率だったため、数字を持っていない低視聴率女優と言われてもしょうがないかもしれません。
その一方で『フラジャイル』は最終回前から2ケタをキープして見事逆転し、日本テレビに勝利となりましたが、視聴者の反応を見てみると続編を希望する声が多く上がっています。
フジテレビの水曜22時のドラマ枠は今年3月で廃止となり、4月からは再びバラエティ枠になることが決定しており、続編化は難しいかもしれないのですが、視聴者の声に応えてスペシャルドラマで復活する可能性は十分あることから注目したいですね。