7月期放送のドラマ『笑うマトリョーシカ』(TBS系 金曜22時)で女優・水川あさみさん(40)が主演し、嵐・櫻井翔さん(42)、俳優・玉山鉄二さん(44)と共演することが3日に正式発表されました。
『笑うマトリョーシカ』は、小説家・早見和真さんの同名サスペンス小説が原作で、未来の総理候補とも言われる若き人気政治家と、有能な秘書の奇妙な関係性に気付いた新聞記者が、2人を取り巻く闇に迫るヒューマン政治サスペンスとなっています。
主演の水川あさみさんは主人公・道上香苗(38)、櫻井翔さんは政治家・清家一郎(43)役、玉山鉄二さんは清家の政務秘書官・鈴木俊哉(43)役を演じます。
脚本は、『ROOKIES』『南極大陸』『帝一の國』などを手掛けた脚本家・いずみ吉紘さんと神田優さんが担当、演出は『家族ゲーム』『絶対零度』などを手掛けた岩田和行さんが担当します。
<↓の画像は、ドラマ『笑うマトリョーシカ』キービジュアル写真>
『笑うマトリョーシカ』のあらすじ内容は、社会部の敏腕記者だった道上が、あるスクープがきっかけで文芸部に異動後、清家を取材した際に鈴木との関係性に違和感を抱きます。
そうした中で、新聞記者だった父親が長年追っていた事件を取材中に事故死し、その亡くなる直前まで追っていた事件の背景に鈴木が浮上、そして完璧でクリーンなイメージを持つ清家の栄光の裏で、不審な死亡事故が複数発生していたことが明らかとなり、2人の過去に迫るうちに清家を巡る欲望の渦に巻き込まれていき…というストーリーになっています。
主演の水川あさみさんは、「様々な謎が絡み合う中で、道上は視聴者の皆さんと同じ視点で進んでいきます。一つ一つ謎を見極めながら、没頭していく道上の生々しさが見てくださる方にも伝わればいいなと思います。」
とコメント。
玉山鉄二さんは、「本作は人間の欲望やえぐみを生々しく描いた、斬新な作品だと思います。その中で僕が演じる鈴木は、櫻井さん演じる清家を総理にするためなら自分のものをすべて捧げるような男です。その関係がはたしてピュアなものなのか。鈴木が清家を利用しているのか、それとも利用されているのか・・・よく分からないその複雑な関係性を、推測しながら楽しんでいただけたらと思います。」
としています。
初の政治家役に挑戦する櫻井翔さんは、「報道番組で政治家の方にインタビューしてきた自分が、今度はフィクションとして政治家を演じることになり、自分もそのような年齢になったのかと驚くと共にうれしくもありました。(中略)マトリョーシカの殻を外していくように、さまざまなことがどんどん出てくるストーリー展開で、視聴者の方をどう騙しながら話が転がっていくのか。今まで感じたことのない“違和感”を楽しんでもらえる作品にしていきたいです。」
と意気込んでいます。
ドラマ制作を手掛ける共同テレビの橋本芙美プロデューサーは、「舞台は政治ですが、決して堅くも暗くもなく、いくつもの謎と欲望が絡みあうサスペンス要素と、家族の歴史、親子の繋がり、友情といったヒューマン要素を色濃く含んだエンターテインメント作品です。あえて言葉にしますが、『誰もが楽しめる、ヒューマン政治サスペンス』です。(中略)マトリョーシカを1つ1つ開けていった芯の部分で、最後に笑っているのは誰か!? ジェットコースターに乗っているような感覚で毎週金曜の夜を楽しんでいただけたらうれしいです。」
とコメントしています。
そして、『笑うマトリョーシカ』のドラマ化、出演者の発表を受けてネット上では、
- 水川あさみちゃんと翔くんやん♪ ピカンチ夫婦が共演なんて尊い
7月期は金曜が翔くんで 日曜がブラックペアンでニノ わぁ〜めっちゃ楽しみ ありがとう TBS様様です - 同クールで翔くんとニノ見られるの嬉しすぎる
- 裏がありそうな政治家役、どんな翔くんが見れるか楽しみ 水川あさみさんも好きな女優さんなのでダブルで楽しみ
- 櫻井主演じゃないの?珍しい
- 嵐も助演するほどになったか…。事務所の力で今までは主演以外は断ってたんだろうけど
- この不気味?な笑顔、家族ゲーム思い出すー。いいねぇ〜
- 真ん中に櫻井翔 しかもこの笑顔が他の真顔のせいか棒に見える
- 「また櫻井かよ」って思ったけど、「胡散臭い若手政治家役」って知ってお似合いだと思った笑 小泉孝太郎で見たかったけども
- 櫻井くん、政治家というよりこれから営業でも行きそうな感じ
- 櫻井は好きだけど、俳優としての櫻井は本当に嫌いというか見てられない
木更津キャッツアイのバンビみたいな役ならまだいいんだけどね… - 水川あさみと玉鉄で3番手にしょ〜ちゃんで敵か味方かわからん政治家役とか役満すぎて笑う オタクの夢では???
- めっちゃ不気味でおもしろい小説が原作じゃん最高 しかも希望してた清家一郎! なくてはならない重要な立ち位置だし 久々のピカンチ鴨川夫婦だし 母親役誰だろ楽しみ
などの声が上がっています。
『笑うマトリョーシカ』のドラマ化は4月に週刊誌『週刊女性』が報じ、水川あさみさんと櫻井翔さんが共演することもその後の明らかとなっており、2人は2004年に公開された嵐が主演の映画『ピカンチ』シリーズで夫婦役を演じており、ファン等の間で注目を集めていました。
また、元郵政・総務官僚で総務事務次官を務めた櫻井俊さん(70)を父に持ち、報道番組『news zero』(日本テレビ系)のキャスターを務め、かねてから政界挑戦が囁かれている櫻井翔さんが初めて政治家役に挑戦するとのことで、ファンからは大きな期待が寄せられています。
櫻井翔さんが主演以外で連続ドラマにレギュラー出演するのは、2002年1月期放送の『木更津キャッツアイ』(TBS系)以来22年ぶりとなっており、これに対して驚きの声も上がっているのですが、『スポーツニッポン』(スポニチ)は助演でのオファーを受けた理由について、「かつての事務所なら櫻井さんが主演以外を受けることは考えにくかった。今回の役は事務所が新体制となり、企画や役によって柔軟に引き受けるようになった変化の表れだと思います」
としています。
ネット上では、櫻井翔さんの演技力に対して厳しい声や不安の声も多く上がっており、今年1月期放送の主演ドラマ『新空港占拠』(日本テレビ系)での演技も厳しい評価となっていたので、水川あさみさんと玉山鉄二さんに挟まれて悪目立ちしてしまうことが懸念されますが、久しぶりの助演で視聴者を惹き込む良い演技を見せてほしいと思います。