番組スタートから今年で16年になる報道番組『news zero』(日本テレビ系 月~木曜23時 金曜23時30分)は、現在も同時間帯トップの視聴率を記録しながら広告の獲得に苦戦し、『嵐』の櫻井翔さん(40)をメインキャスターを起用する可能性があるとニュースサイト『日刊大衆』が伝えています。
日刊大衆によると、news zeroは現在も平均世帯視聴率は7%超え、各テレビ局が重要視しているコア層(13~49歳男女)の視聴率も2.6%と好調をキープし、23時台の番組ではダントツトップの世帯視聴率を記録していて、コア視聴率も人気バラエティ番組『アメトーーク!』(テレビ朝日)と変わらない数字といいます。
ただ、若者を中心にテレビ離れが進んでいることもあり、news zeroもなかなかCMが入らない状況にあるといい、「『news zero』は絶好調の『報ステ』に次ぐ人気ニュース番組なんです。にもかかわらず、広告がなかなか入らないといいます。おそらくスポンサーとしてはもう、報道番組に広告を出稿する意義が感じられないということなのかもしれません。いかに今のテレビが影響力を持っていないかがうかがえますよね。こういった深刻な背景があって、日テレ上層部が『news zero』のMCを嵐の櫻井翔さんにしようと画策しているという話が出てくるんでしょう」
と、制作会社関係者が語っています。
同関係者によれば、櫻井翔さんがキャスターを務める月曜日は、他の曜日と比較して数字が高い傾向にあるといい、6月20日放送回は世帯視聴率が8.5%、コア視聴率は4.0%まで伸ばし、他の曜日と比べて1.5倍ほど高いとのことです。
こうした結果から、櫻井翔さんをメインキャスターに起用する計画がかねてから囁かれているとし、「今の“数字は取れてもCMが入らない……”という苦境を打破できるでしょうね。数字が上がることもそうですが、櫻井さんのプラスイメージ、そして彼が持つ影響力はやはり絶大です。」
と前出の関係者は語っています。
日本テレビの上層部は、本気でnews zeroのメインキャスターを交代しようと考えているそうで、「近い未来、早ければ2~3年後にも有働さんからバトンタッチする形で、櫻井さんに全曜日担当してもらいたいと考えているといいます。櫻井さんがMCを務める『1億3000万人のSHOWチャンネル』を局の看板バラエティにしようとプッシュしていますが、これも櫻井さんを“日テレの顔”にしたいがためだと囁かれています。」
と明かしています。
櫻井翔さんはnews zeroがスタートした2006年10月からキャスターとして出演し、10年が経った2017年1月に『東京スポーツ』(東スポ)が、櫻井さんのメインキャスター就任説を報じたことで話題になりました。
東スポによれば、櫻井翔さんが月曜のみの出演となったのは、アイドル活動に支障をきたさないためだったそうですが、ジャニーズ事務所側がメインキャスターへの昇格を打診し、日本テレビ側は願ってもない話として合意に至ったとのことでした。
しかし、これは完全なガセネタで、番組のメインキャスターはその後も元財務官僚の経済学者・村尾信尚さんが務め、2018年10月に元NHKでフリーの有働由美子アナウンサーが後任に抜擢されました。
その後、昨年2月に週刊誌『週刊女性』は、嵐の活動休止によって櫻井翔さんがキャスター業への思いを強め、news zeroに「週3回は出演したい」とも語っていると報じていました。
今年2月には『女性自身』が、櫻井翔さんと同い年で日本テレビの看板アナだった桝太一アナが局を退社することになったため、日本テレビは櫻井さんに白羽の矢を立て、news zeroの出演曜日を増やすことなどを検討しているとしていました。
ただ、櫻井翔さんはソロで俳優・タレントとしても様々な活動をしていますし、月曜のnews zeroの視聴率が高い理由も、櫻井さんの出演が週1回だけという特別感からという可能性もあります。
報道番組に対して視聴者からは、タレントではなくアナウンサーなど、しっかりニュースを伝えられる人を据えて欲しいとの声が多く、櫻井翔さんはキャスター歴が長いものの本業はアイドルなので、メインキャスター起用は慎重に判断した方がいいとは思いますが、広告がなかなか入らないという深刻な問題が発生し背に腹は代えられず、櫻井さんが番組の顔になる日が来るのでしょうかね。