横山裕がドッキリGPで骨折問題、フジテレビ幹部が他局に謝罪行脚か。ヒルナンデス!で元気アピールもドラマ撮影に影響?

2025年12月18日（木）20:40

バラエティ番組『芸能人が本気で考えた！ドッキリGP』（フジテレビ系土曜19時）のロケで事故が発生し、『SUPER EIGHT』の横山裕さん（よこやま・ゆう 44歳）が「右肋骨骨折と腰椎捻挫で全治2ヶ月」の大ケガを負った問題で、フジテレビに対して他局から批判が殺到し、業界内で大きな波紋を広げていると週刊誌『週刊新潮』が報じています。

フジテレビは12日に番組の公式サイトでコメントを発表し、11日午後に「回転台の上に乗るゲーム」の収録を行っていたところ、横山裕さんが肋骨を骨折するトラブルが発生したと説明し、「横山さんが怪我をされたことについて、大変申し訳なく、心より御見舞い申し上げます。また、関係者の方々、ご迷惑をおかけした皆様に、心よりお詫び申し上げます。」「今後は番組制作上の安全管理をより一層徹底してまいります。」と謝罪しました。

ドッキリGPでは昨年11月にも、『タイムマシーン3号』のツッコミ・山本浩司さん(46)が転倒事故によって肋骨を骨折しており、ネット上では批判が殺到し炎上状態になっていました。

ドッキリGPで事故発生。タイムマシーン3号・山本浩司が肋骨骨折の大ケガ、フジテレビでトラブル多発し批判噴出

この発表から1週間近く経ち、横山裕さんは18日放送のレギュラー番組『ヒルナンデス！』（日本テレビ系）に出演し、オープニングで体調を聞かれると「むちゃくちゃ大丈夫です」「1回バック転していいですか？」とボケるなど、視聴者に心配をかけまいと元気なことをアピールしていました。

＜↓の画像が、18日放送のヒルナンデス！に出演した横山裕さん＞

18日放送のヒルナンデス！のオープニングシーン（X）

しかし、ケガによって他の仕事への影響は避けられず、業界内でもフジテレビに対して批判が殺到していると週刊新潮が報じています。

記事ではフジテレビ関係者が、横山裕さんが番組の収録で大ケガを負った原因を明かしており、「（回転台に乗るゲームとは）名物企画『マッサマンスピン』のことです。」「回転の最中、上半身を固定するベルトに胸部が圧迫され、肋骨を折るなどしたとみられます」と語っています。

マッサマンスピンの罰ゲーム動画（X）

このトラブルを受けてフジテレビは謝罪コメントを発表しましたが、週刊新潮の取材に某民放キー局のプロデューサーは、「フジは一体何をやってくれたんだよ……。彼は今夏の『24時間テレビ48』（日本テレビ系）への出演後、注目度が急上昇したのです。経済的に厳しい母子家庭で育った経験から、目玉企画のチャリティーマラソンに挑み、見事に完走。放送中、母親をガンで亡くした逸話が何度も繰り返され感動を呼んだ。結果、この年末は“視聴率の取れる男”として、各局の仕事が立て込んでいたところでした」と語り、フジテレビに対して怒りをあらわにしています。

横山裕さんのケガによって特に大ダメージを受けているのがテレビ東京で、横山さんは来年1月16日スタートの松本まりかさん主演ドラマ『元科捜研の主婦（おんな）』（テレビ東京系月曜21時）に出演し、松本さんの夫役を務めることが発表されています。

横山裕さんが2番手で出演のドラマ『元科捜研の主婦』予告動画

横山裕さんは大ケガを負いながらも活動を続けており、ドラマ撮影も続行の形になるとみられますが、「痛みが治まらなければ、長時間の拘束を強いられるドラマの収録には悪影響が出てくるはず。」「フジは編成を担う幹部が『ドッキリGP』のチーフプロデューサーを引き連れて、各局をお詫び行脚するのでは」と前出のプロデューサーが語っています。

また、前出のフジテレビ関係者によれば、ドッキリGPは局が力を入れて制作している番組ながら、ケガのリスクがある一方で世帯視聴率は低く、今月13日放送回の視聴率も4.6％だったといい、現場では番組を打ち切られる可能性もあると戦々恐々としているそうです。

今のところ番組の打ち切り終了について具体的な情報は出ていませんが、『フラッシュ』のWeb版『SmartFLASH』によると、2年連続でケガ人が出ている状況を『STARTO ENTERTAINMENT』が重く受け止めて、同番組にレギュラー出演している『Snow Man』の向井康二さん、『Travis Japan』の松田元太さん、『timelesz』の菊池風磨さんの出演を中止し、“総撤退”することも考えられるとしています。

さらに『ピンズバNEWS』（双葉社）は、ドッキリGPは様々な仕掛けによって制作費が高く、フジテレビはスポンサー離れを受けて来年春から、番組制作費をさらに減らす予定とされているため、大きな正念場を迎えているとしています。

ただ、ドッキリGPは世帯視聴率こそ低いものの、各テレビ局が重要視しているコア視聴率（13～49歳の個人視聴率）と平均個人視聴率は3％超えとなっています。

そのため、フジテレビとしても番組を継続したい意向なのではともみられていますが、2年連続で出演者に大ケガを負わせているので、安全面の見直しや再発防止に向けた対策を徹底してほしいです。

また、大ケガを負った横山裕さんは、なるべく無理はせずにケガの回復を最優先として、これ以上状態が悪化することがないようにしてもらいたいです。