今年1月のレースの大事故で重傷を負い、現在もリハビリを続けている『SMAP』の元メンバーで、オートレーサーの森且行選手(もり・かつゆき 47歳)が、現役を引退して芸能界復帰する可能性があるとニュースサイト『リアルライブ』が伝えています。
森且行選手は今年1月24日に、福岡・飯塚オートレース場で開催されたG1レースの1周目で、前方で他選手と接触して外側に弾かれた新井恵匠選手(あらい・けいた)と接触、そのまま時速100km以上のスピードでフェンスに激突し、この事故で体を強く打った森選手は肋骨・骨盤骨折と腰椎破裂骨折と診断され、胆のう摘出も含めて4度にわたって手術を受けました。
医師からは「(折れた骨が静脈に食い込み)あと5ミリずれていたら1時間以内には死んでいた。命を優先して完璧には戻せなかった」と告げられたといい、4度の手術で体にはボルトが24本入っていて、神経の損傷で両足にマヒやシビレ症状が残り、右足は感覚が無いといった後遺症を明かしています。
<↓の画像は、手術後の森且行選手のレントゲン写真>
しかし、それでも諦めずにリハビリを続け、現在は杖なしでも歩けるまで回復しており、9月放送の『あさチャン!』(TBS系)に出演した際には、「本当、僕にはオートレースしかないので。早く戻ってきたいので、またレースできるようになりたい。」「時間はかかるかもしれないが、頑張って復帰することが…恩返しだと思うので、ここは何が何でも時間はかかろうが、復帰を目指して頑張りたいと思います」
と語っていました。
そんな森且行選手は今月に入ってから、長野・SBC信越放送のラジオ番組『サンデーミュージックBOX』と『ミックスプラス』にゲスト出演しており、森選手のラジオスタジオ出演は1996年に芸能界引退後初といい、ファン等の間で大きな反響を呼んでいます。
<↓の画像は、ラジオ番組出演の森且行選手と兄・久典さんの写真>
そうした中で、森且行選手の現役引退と芸能界復帰説が浮上していると『リアルライブ』は伝えており、その理由について公営競技担当記者が、「運動神経が抜群な森は、これまでのレース中、攻め過ぎて何度もケガしていた。しかし、ここまで大きなケガは初めて。そのため、本人は周囲に、『もう、走るのが怖い』と胸中を明かしていたようだ。日本選手権も取ったし、そろそろ決断の時を迎えたかもしれない」
と語っています。
また、芸能記者は、「SMAPのメンバーのうち、『新しい地図』の稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾と親交があり、3人の番組へも出演。芸能界に復帰するとしても、しっかりとした“受け皿”があるので森は何の不安もないはず」
としています。
森且行選手は昨年11月に、オートレースの中で最上級のSGレース『日本選手権オートレース』で初優勝を果たし、1997年にオートレーサーとしてデビューしてから目指していた大きな目標を達成後、あの事故によって大ケガを負うことになりました。
それでも好きなオートレースを今後も続けたいとし、「迷惑かけてこっちの世界に来たんで、そう簡単に諦めるわけにはいかない」と語っているのですが、森且行選手は『あさチャン!』で復帰への思いを明かしつつ、入院中には「目をつぶるとこのまま死んじゃうんじゃないか」と、事故のフラッシュバックに悩まされていたことも告白していました。
今年10月末には森且行選手のホームである川口オートレース場で、4車が落車する大事故が発生し、今年デビューから30年のベテラン・佐藤正人選手が「右側胸部外傷」によって51歳で亡くなっており、オートレースは死と隣り合わせの競技であるため、もし今後レース復帰した後も強い恐怖心が拭えず、結果が出ないようであれば引退を考えざるを得ないでしょうね。
もし現役を引退したら芸能界復帰し、SMAPのメンバーたちとまたテレビなどで共演する姿も見せてほしいものですが、森且行選手自身はオートレーサーとして30年は活動したいと語っているので、これからも諦めることなくやれるとこまで続けてほしいです。