『嵐』の“マツジュン”こと松本潤さん(まつもと・じゅん 37歳)が、再来年の2023年に放送されるNHK大河ドラマ『どうする家康』で主演を務めることが発表されました。
NHKの発表によると、『どうする家康』で松本潤さんは江戸幕府を開いた徳川家初代将軍・徳川家康を演じ、この作品は1人の弱気少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望のストーリーになっていて、新たな視点で家康の生涯を描き、ハラハラ・ドキドキするようなスピード感溢れるエンターテインメント作品だとしています。
脚本は、ドラマ『リーガル・ハイ』『コンフィデンスマンJP』、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』『探偵はBARにいる』『寄生獣』『エイプリルフールズ』『ミックス。』など、数多くのヒット作を手掛けた古沢良太さん(こさわ・りょうた 47歳)が担当するそうです。
NHK大河ドラマ初出演にして主演に抜擢された松本潤さんは、「初めに聞いたときはビックリしました。自分に大河のオファーが!?しかも誰もが知っている、あの家康を!?脚本が僕も大好きな古沢良太さん!!しかしうれしかったのと同時に、大きな不安も感じました。そんな大役を自分が務め上げられるのかと。」
と、オファーを貰った時の心境を明かしています。
NHKから主演オファーがあったのは昨年11月で、当時は『嵐』の活動に全力を注いでいたことから回答を一旦保留し、年明けに改めてどうするか熟考し、「嵐という船を一度降りて、新たな冒険の先を見つけようとしている僕にとってこんなに大きな挑戦はありません。また次に、心血を注いでみんなとモノづくりができるなら、この大きな挑戦をしてみたい。」
と思い、主演オファーを受けたといいます。
2023年放送の『どうする家康』では、「今までとは違う新たな家康を一緒に作っていけたらと思っています。そして乱世に振り回されながら、必死に生き抜き戦国の世を平定させた人物を熱く演じられたらと思います。」
と意気込み、大河ドラマファンだけでなく、それ以外の若い人たちにも楽しんでもらえるような作品にするため、一生懸命作品作りに取り組むとしています。
- NHK大河ドラマ『どうする家康』主演・松本潤さんのコメント映像(Twitter)
NHK大河ドラマにはこれまで様々なジャニーズタレントが出演し、現在放送中の長谷川博己さん主演『麒麟がくる』にも、長谷川純さんや風間俊介さん等が出演していますが、意外にも『嵐』のメンバーは大河ドラマ出演経験が無く、松本潤さんが初の出演となっています。
NHK大河ドラマでは、1993年放送の『琉球の風 DRAGON SPIRIT』で少年隊・東山紀之さんが主演を務め、その後は2004年放送『新選組!』で元SMAP・香取慎吾さん、2005年放送『義経』で滝沢秀明さん、2014年放送『軍師官兵衛』でV6・岡田准一さんが主演し、ジャニーズタレントが大河ドラマ主演するのは9年ぶり5人目となります。
NHK大河ドラマの今後の放送スケジュールは、2月7日に『麒麟がくる』が最終回を迎え、吉沢亮さん主演の『青天を衝(つ)け』は2月14日から第1話が放送され、2022年は小栗旬さん主演『鎌倉殿の13人』が放送されます。
そして、松本潤さんが2023年放送の『どうする家康』で主演することが発表されネット上では、
- 松潤が大河!?びっくり!!しかも家康!!二度びっくり!!
- に松本潤が大河主演の情報出てきて泣く
- ぎゃあああああ潤くん大河 嵐もいつか朝ドラや大河出てほしかったから嬉しい!!!おめでとう!!!
- タイトルがなんか大河っぽくないような。松潤も家康のイメージじゃないけど、そこは麒麟の染谷信長がいい意味で裏切ってくれたので、ちょっと期待。
- 松潤て学園ドラマや恋愛ドラマやってるイメージ。それでも年齢的には、段々どっしりとした役を演じていかないとな。高齢者だけでなく若者も楽しみになる大河になるといいね
- 古沢さんが脚本というところも視聴対象を若い世代向け狙いかなと思う。松潤、体調に気をつけて撮影頑張って
- 重厚な歴史ドラマが描けなくなってきたから、コメディタッチの脚本で逃げを打つパターンが今後は増えるのかな?
- 大河の主役俳優がどんどん軽量級になっていく。民放と変わらないドラマだね
- 松潤の家康は違うよね。滑舌よくないし、時代劇には不向きだと思うけど。麒麟といい、最近の大河は脱線しすぎじゃないかな
- 松潤は嫌いじゃないけど役者としての評価は別。大河の主役やる実力あるかな。顔も旧日本人の顔からかけ離れてるし。大丈夫かな。
- 松潤の主演は良いとしても、家康か。この後は渋沢栄一だけど、家康・信長・秀吉と少し食傷気味。勝手なイメージだけど、松潤は勝海舟とかなら面白そうだけど。
- 大河ドラマぐらい主役は専業俳優でお願いしたいのが本音。民放ドラマとは違う、大河ならではの重厚さを求める視聴者は多いと思うので、主役選びはかなり重要かと。
- 紅白の次は大河か…家康はイケメンではないんだし、濱田岳とか実力のある俳優に大河の主役をやらせてほしい。イケメンではなくて、上手い芝居が観たい。
- 大河の主役くらい演技力重視で選んで欲しい。テレビドラマ界での差別化を図って欲しかった。うんざり
他にもっと味のある家康できそうな俳優はごまんといるだろ。本当にテレビ業界ってクソみたいなところだね
などの声が上がっています。
松本潤さんは『嵐』の活動休止によってレギュラー番組がゼロとなり、さらには主演ドラマのオファーを断ったり、回答を保留するなどテレビ番組への出演を当面控える意向を示していると週刊誌に報じられていました。
また、松本潤さん本人も12月に放送された『VS嵐』(フジテレビ系)の最終回やインタビューなどで来年以降の活動について、芸能界引退は否定しつつも、「定期的な仕事は受けていないので、少しゆっくりしながら今後のことを考えて、その中で自分が何をやりたいかとか、どういうことを今後続けていきたいのかを含め、ちょっとゆっくり充電させてもらってから動き始めようかなと思っています。僕みたいな性格の人間は少し休みたいなという感じですかね。こういうタイミングだからこそと思っています」
などと語っていました。
そんな松本潤さんが2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』の主演という大役オファーを受け、嵐ファンからは歓喜の声が上がっており、松本さんの大ファンを公言している“金爆”こと『ゴールデンボンバー』のベース・歌広場淳さんもツイッター上で、「2年後のフォロワーさんへ。2023年の大河で僕が突然実況アカウントになって騒ぎ出しても許して下さい。僕より。」とツイートしています。
<↓の画像は、松本潤さんファンのゴールデンボンバー・歌広場淳さんのツイート写真>
その一方で、大河ドラマファンたちからは否定的な反応も多く、演技派の役者を起用してほしかったなどの声が上がっているのですが、松本潤さんは役者として特別高い評価を受けているわけではないため、そうした声が上がるのも当然かもしれません。
ただ、これまで複数のヒット作を生み出している古沢良太さんが脚本を手掛けるだけに、徳川家康役に松本潤さんを起用し、どのような作品に仕上げるのか楽しみで、今後追って発表される共演者たちにも注目したいですね。