『嵐』の“マツジュン”こと松本潤さん(38)が来年1月期に、テレビ朝日系の木曜ドラマ枠(木曜21時)でスタートする『となりのチカラ』で主演することが正式発表されました。
松本潤さんの連ドラ主演は2018年以来4年ぶりで、テレビ朝日のドラマで主演するのは今回が初となっています。
『となりのチカラ』は、反町隆史さん主演『GTO』、天海祐希さん主演『女王の教室』、松嶋菜々子さん主演『家政婦のミタ』、高畑充希さん主演『過保護のカホコ』や『同期のサクラ』など、数多くのドラマを手掛けている脚本家・遊川和彦さん(ゆかわ・かずひこ 65歳)が脚本だけでなく、演出も担当する社会派ホームコメディドラマとのことです。
主演の松本潤さんが演じるのは、妻と2人の子供を持ち、普段はゴーストライターとして著名人のエッセイなどを代筆している自称小説家の主人公・中越チカラです。
チカラは、「人を救いたい」「周囲を平和にしたい」という思いが全ての行動原理で、困っている人を放っておけず、人の話をいつまででも聞けることを特技とし、思いやりや人間愛は人一倍ながら、中途半端に他人の問題に関わってしまい、簡単に解決できない問題だと分かるとオロオロし、中腰になりながら悩んでしまう中途半端で半人前の“情けない男”という設定です。
また、靴下が左右別になっていたり、執筆業を生業としながら言葉が出てこず、物事を的確に表現できないこともあるなど、頼りない面もあるのですが、失敗を繰り返しながらも同じマンション住人たちの悩みを解決していき、そのマンションは1つのコミュニティとなって強い繋がりを持っていき…というストーリー展開となっています。
テレビ朝日の看板ドラマ枠で久しぶりに連ドラ主演する松本潤さんは、「失敗しないドクターの次に、失敗だらけの中途半端な男を演じることになりました 笑。松本潤です。テレビ朝日で初めてドラマに出演させて頂くことになりました!」「今まで見たことのないドラマになると思います。僕自身、どんな作品になるのかまだ想像できていません。遊川さんに怒られないようにしながら 笑、ガッチリ組み合って作っていきたいと思います。現代社会の様々な問題に、中腰の中途半端な男がオロオロと立ち向かい『ほんの少しでも世界が良くなること』を願うドラマです。大変な状況が続く日々ですが、見てくださった方が心が軽くなり、少しだけ勇気がもてる。そんな作品にしたいと思いますので、楽しみにしていてください。」
とコメントしています。
一方の遊川和彦さんは、「かっこいい俳優がかっこいい役をやることに猛烈な拒否反応があるへそ曲がりのぼくに、『松本潤さんで連ドラを…』というオファーがテレ朝から来たことは、ファンの方には物すごくアンラッキーなことだったかもしれません。実際、ぼくは『今まで見たことのない情けない男をやらせたい』と即答したから。でも、企画書を読んで、『おもしろいですね』と出演を快諾してくれたマツジュンの笑顔を見た瞬間、何だか物すごく心地よいと言うか、ほんわか幸せな気持ちになりました。彼なら、決断力がなくてすぐ中腰になるけど、限りない優しさを持つこの主人公を、リアルな人間として見事に演じてくれると確信し、ワクワクが止まりません」
と期待を寄せています。
そして、松本潤さんの4年ぶりとなる連ドラ主演、遊川和彦さんの脚本で“情けない男”を演じること等に対してネット上では、
- どんな役でも潤くんを毎週観れるなんて嬉しい!!
- 松潤が妻子持ちの役か~。年齢的には普通だけど松潤は独身役の方が見慣れてるから、『となりのチカラ』はどんな感じになるのか楽しみです。
- 年末には『99.9』の映画も始まるし松潤祭りだね。『99.9』はオヤジギャグとか凄く面白くて、今までの松潤じゃない感じのドラマだったけど、新作も楽しみ!
- 松本潤の連ドラ楽しみだな〜。ストイックな本人と真逆の中途半端な役って新鮮だけど、実は優しくて思いやりのある人だから案外ハマリ役かもね
- 遊川和彦というところに不安しかない。しかも演出も…ということは、暴走する脚本を止める人もいない。
- なんだか上戸彩さんが相手だとあんまり似合わない気が…。最近だと半沢の奥さんはとっても良かったけどね。
99.9が面白すぎて、あれを越えられるとは思わないけど、期待してます。遊川さんはなー、ミタ以外ぶっ飛びすぎて面白いとは言えないんで不安でもある。 - 遊川作品は役者はいいし、アイディアはおもろいし、いい作品あるけど、外すときは外す、特にラストが弱い気がする。
でも、久々の松本さん出演だし、木曜日の九時枠面白いのが多いから期待 - 遊川の同期のサクラは面白かったがラストが酷かった。遊川のカホコも広げすぎて回収出来なかった。さて今回は?
しかも勧善懲悪が大好きな視聴者が見ているこの時間に、果たしてマッチする企画か?コケても松潤のせいにするなよ! - 松本潤の連ドラ、久しぶりだな〜。楽しみです!松潤のコメントが米倉さんのドクターXの宣伝にもなってて面白い。笑
10月からドクターXやるんだね、そっちも見てみようかな。2期続けて面白いドラマが見れそうで嬉しい。
などの声が上がっています。
松本潤さんは最近イケメンな役だけでなく、年末に劇場版も公開される『99.9-刑事専門弁護士-』で風変わりな弁護士を熱演し、これが当たり役となって俳優としての活動の幅もさらに広がり、2023年放送予定の『どうする家康』では、NHK大河ドラマ初出演にして主演を務めます。
そんな松本潤さんが『となりのチカラ』で妻子持ちの情けない男を演じるとのことで、嵐ファンからもどんな姿を見せてくれるのか楽しみといった声が多く上がっています。
また、先日発売の週刊誌『週刊新潮』によれば、妻役には女優・上戸彩さん(36)が起用されているとのことで注目を集めているのですが、遊川和彦さんの脚本・演出を不安視する声も少なくないですね。
遊川和彦さんはこれまでに、数多くのヒットドラマを手掛けた人気脚本家ですが、脚本を担当した『純と愛』『〇〇妻』『偽装の夫婦』『偽装の夫婦』『過保護のカホコ』『35歳の少女』など、ストーリー展開を巡って物議を醸した作品は多く存在します。
ただ、遊川和彦さんが2019年にテレビ朝日の木曜ドラマ枠で、初めてドラマ演出も手掛けた杉咲花さん主演『ハケン占い師アタル』は、視聴率こそ微妙だったものの視聴者からは高評価されており、『となりのチカラ』も心が温かくなるような良い作品に仕上がっていることに期待したいですね。