数多くの有名アーティストのプロデュース、楽曲制作を手掛けている音楽プロデューサーで作詞・作曲家の松尾潔さん(まつお・きよし 別名:立田野純、小山内舞 55歳)が1日、芸能事務所『スマイルカンパニー』からマネージメント契約を解除されたことを発表し、その理由が大きな波紋を広げています。
松尾潔さんは、宇多田ヒカルさんやMISIAさん、SPEEDがデビュー時にブレーンとして携わり、平井堅さんやCHEMISTRY等のプロデュースを手掛け、EXILE、JUJUさん、SMAP、NEWS、ジャニーズWEST、東方神起、鈴木雅之さん等、数多くの人気アーティストの楽曲制作を行っており、日本を代表する音楽プロデューサーの1人として知られています。
そんな松尾潔さんが1日にツイッターを更新し、「15年間在籍したスマイルカンパニーとのマネージメント契約が中途で終了になりました。」と発表しました。
その理由については、「私がメディアでジャニーズ事務所と藤島ジュリー景子社長に言及したのが理由です。」と明かし、「私をスマイルに誘ってくださった山下達郎さんも会社方針に賛成とのこと、残念です。」と綴っています。
<↓の画像が、松尾潔さんのツイート写真>
松尾潔さんはこれまで複数のジャニーズグループの楽曲制作も手掛け、ジャニーズ関連の番組にも出演するなど、ジャニーズ事務所とは深い関係にありましたが、ジャニー喜多川さんの性加害問題を巡るジャニーズ事務所の対応などを様々なメディアで糾弾していました。
<↓の画像は、関ジャニ∞の冠番組『関ジャム 完全燃SHOW』出演の松尾潔さんの写真>
それをジャニーズ事務所と非常に密接な関係にあるスマイルカンパニーが問題視し、突如契約を打ち切ったようなのですが、これに対してネット上では、
- ジャニーズ事務所からの仕事なくなると困るんでしょうかね。闇深いわ。
- 酷い‥私情で契約中途で契約終了させたようなもんですよね 山下達郎さんがっかりだわ
- 山下達郎・竹内まりや夫妻のファンですが、これが本当であればかなりショックです。
- ひどい!ひどすぎます!!ほんとに業界はどうなってるんですか!悔しすぎます
こんなことあってはならないことだし、こんなことが許される業界じゃだめです。 - スマイルカンパニーの元代表取締役社長とジャニーズ事務所の元顧問は同一人物であり、金屏風事件とSMAP解散騒動の黒幕であった小杉理宇造ですもんね…
- ああ、達郎さんはジャニーズに曲を提供されているので、クラアントたるジャニーズ事務所には何も言えないのか。
うーん。やっぱり芸能界と世間の常識は乖離している。 - 山下さんはやはりジャニーズ寄りと言うかジャニーズの内輪なんですね!そうだと思ってました。がっかりと同時に良い曲でも聴きたくなくなります
- 松尾さんほどのキャリアと実績のある人にも「余計なこと言わず黙ってろ」という姿勢なのですかね。
スマイルカンパニーという会社には、ただただ失望するしかないですね。
などの声が上がっています。
松尾潔さんとの契約を解除したスマイルカンパニーは、山下達郎さんの楽曲管理などを目的に音楽プロデューサー・小杉理宇造さんが立ち上げた事務所で、小杉さんはかつてジャニーズ初のデュオグループ『リトル・ギャング』や近藤真彦さんの活動をサポートし、これによってジャニーズ事務所と深く繋がり、かつて事務所の顧問を務めていました。
また、KinKi Kidsのデビューに当たり設立のレコード会社『ジャニーズ・エンタテイメント』の社長、SMAPの映像作品の制作・管理をしていた『ジェイ・ドリーム』の取締役なども務めていました。
また、小杉理宇造さんを通じて山下達郎さんもジャニーズ事務所と深い繋がりを持ち、近藤真彦さんの代表曲『ハイティーン・ブギ』、KinKi Kidsのデビュー曲『硝子の少年』や『ジェットコースター・ロマンス』、嵐の『復活LOVE』、少年隊の『湾岸スキーヤー』、木村拓哉さんの『MOJO DRIVE』など、ジャニーズの楽曲も多数手がけています。
そうした関係が背景にあることによって、ジャニー喜多川さんの性加害問題を巡ってのジャニーズ事務所の対応を問題視し、批判的な発言をしていた松尾潔さんとの契約を解除というのも理解できなくはないですが、この対応にネットでは失望や批判の声が相次いでおり、事務所だけでなく山下達郎さんのイメージ悪化に繋がっています。
松尾潔さんは決して大それた発言をしていたわけではなく、藤島ジュリー景子社長がこの問題を巡って一度も会見を行っていないことの問題、新たに設置を発表した再発防止特別チームは「ジャニーズのコントロール下に置かれたチーム」との指摘、他にメディアの報道姿勢など、多くの人が疑問や問題に感じていることに対して常識的に正論を述べていて、スマイルカンパニーを離れることになったのは残念ではあるものの、引き続き業界人の一人として、この問題に対して声を上げていってほしいです。