ジャニー喜多川さんの性加害問題を巡り、藤島ジュリー景子社長の辞任、少年隊・東山紀之さんの新社長就任は既定路線とみられている中で、週刊誌『フライデー』のWeb版『フライデーデジタル』は、東山さんはあくまでも繋ぎの社長人事とし、最後は嵐・松本潤さんがジャニーズのトップに立つと報じています。
藤島ジュリー景子社長の辞任と東山紀之さんの社長就任は、『週刊文春』や『週刊女性』などが報じており、すでにジュリー社長は芸能界の重鎮たちへの挨拶を済ませ、東山さんが後任を務めると報告しているといいます。
また、週刊文春の取材によると、事務所の株式を100%保有する藤島ジュリー景子社長は辞任後も、変わらず「代表取締役」として残留する方向で調整を進めているといい、同誌の取材にジャニーズ事務所関係者は、「単に『社長』の肩書が外れるだけ。ジャニー氏の性加害問題から逃げずに向き合うため、ということですが、経営から退くべきという再発防止特別チームの提言に逆らう形となる。今年5月の『(性加害問題を)知らなかった』発言と同様、世間から理解を得られず、事務所の再出発の足を引っ張ってしまうのでは」
と指摘しています。
<↓の画像は、藤島ジュリー景子社長の写真>
こうした報道が物議を醸す中でフライデーデジタルは、東山紀之さんが新社長に起用された理由、その裏側について報じています。
芸能事務所関係者は東山紀之さんについて、「本人はジャニー氏から薫陶を受けてきたとの矜持もあるし、何よりも周囲からは虚栄心が強い、とみられている。近藤真彦が去った今、出役としては筆頭というプライドもある。それと、副社長を今年退任した滝沢秀明氏とも信頼関係があるので、関係が修復される期待感も強い。キャスターを務める番組で、社名変更の必要性までにおわせたのも、やる気の表れ、だったのかもしれません」
と語っています。
しかし、東山紀之さんは先代のジャニー喜多川さん、元副社長・名誉会長のメリー喜多川さんに長年可愛がられ、特別扱いされてきたことで“体制側の人間”と認識されており、そしてジャニーさんの性加害に関しても黙認し続けた側近の1人とも言われているだけに、東山さんの社長就任に対して世間からは否定的な声が多く上がっています。
そのため、社長候補としてジャニーズJr.のプロデュースを手掛ける『ジャニーズアイランド』の代表で、元V6・井ノ原快彦さん等の名前も取り沙汰されていますが、「芸能事務所は、対外的な交渉も重要だが、いわゆる売れるタレントを育成、マネジメントしていくことが最も大切だ。それを考えると、東山にしろ井ノ原にしろ一抹の不安は残る。」
として、スポーツ紙のジャニーズ担当記者は社長に相応しい人物として松本潤さんを挙げています。
その理由については、「ジャニーズの強みはジャニー氏によるタレント性の見極めと演出でした。今のジャニーズを見渡すと、その力量が最もあるのは嵐の松本潤でしょう。ただ、嵐の25周年もあるし、出役から裏方に回るのはもう少し時間が必要でしょう。だから、今回の社長人事はつなぎの意味が強いと思います」
としています。
これに対してネット上では、
- ヒガシもMJも可哀想
- ジュリーがジャニーズから離れない限り何も変わらない
- 表舞台から去るだけで内情は変わらない 被害者には金で始末を付けるつもりだろう そして傀儡の役目は「なにもしないなにも語らない」
- アイドルにキャスターが務まらないのと同様に、経営者も務まりませんよ
- 松本潤が社長に?東山が就任でもことの重大さがお分かりではないと思っているのに、もう呆れるしかないんですけど。
- ジャニーズ事務所育ちのタレント社長じゃこの事務所の立て直しは無理なんじゃない 忖度や揉み消し当たり前で守られて来たんだよ それが彼らの知る芸能事務所だもの。
- 最終的に松潤を社長に据えたいなら、つなぎで社長をやってもらう人は、外部の人を据えた方が絶対にいい
一回悪いイメージをリセットし、膿を全部出してバトンタッチのほうが良いに決まっている。 - なんでタレントから選ぶの?ジャニーズアイランドの社長だから資格は十分?美少年の処分を見ても十分どころか辞任レベルだよ。しっかり経営者を立てたほうがいいと思う。
あくまでつなぎなら、期限付きでジュリー女史がそのままやって、期限内に新社長を据える方がいいと思う。つなぎって東山氏にとっても失礼な話だよ。
などの声が上がっています。
松本潤さんも東山紀之さんと同じく後輩たちから慕われているだけでなく、これまでに嵐のライブやジャニーズのイベント『Johnny’s Festival』(通称:ジャニフェス)などの演出を手掛け、ジャニーズJr.の『美 少年』が武者修行でアメリカに渡った際には松本さんも帯同し、今後デビューする際には松本さんがプロデュースを手掛けるのではないかと囁かれるほど、事務所からの信頼が厚いタレントの1人と言われています。
ただ、松本潤さんは藤島ジュリー景子社長がプロデュースの嵐で長年にわたり活動していた“ジュリー派”の筆頭で、さらに松本さんはジャニー喜多川さんの“スペオキ”(スペシャルお気入りの略)だったことでも知られています。
性加害を告発した元ジャニーズJr.の岡本カウアンさん曰く、ジャニーさんの自宅マンションにはジュニアたちの間で「松本潤部屋」と呼ばれる特別ルームがあったそうで、やはり旧体制側に近かったタレントを社長に起用したのでは何も変わらず、悪化したイメージ回復は難しいのではと思います。
そもそも藤島ジュリー景子社長が実権を握り続ける限り、誰が社長を務めても表面上の変化しかなく、ジャニー喜多川さんの性加害と同時に問題視されているメディアのジャニーズ忖度も継続するでしょうし、根本的な問題の解決に繋がらないとみられるだけに、外部の人間を入れて経営陣を一新することが必須なのではないでしょうかね。