9月5日に旧ジャニーズ事務所(現・SMILE-UP.)の社長に就任し、来月設立の新エージェント会社の社長就任も発表されていた『少年隊』の東山紀之さん(57)が、社長就任を辞退していたことを週刊誌『週刊文春』が報じています。
旧ジャニーズ事務所は10月2日に行った2度目の会見で「ジャニーズの名が付くものは全て無くなります」と発表し、10月17日付で社名をSMILE-UP.(スマイルアップ)に変更することに加えて、同社はマネージメントや育成業務から撤退し、ジャニー喜多川さんの性加害の被害者への補償業務を専門に行う会社となり、補償が終了次第閉鎖となることが発表されました。
スマイルアップの社長は東山紀之さん、副社長は元V6・井ノ原快彦さんが就任し、同社の株式を100%保有する藤島ジュリー景子前社長は、社長の肩書きは外れましたが変わらず代表取締役を務めています。
<↓の画像は、スマイルアップの副社長・井ノ原快彦さん、社長・東山紀之さんの写真>
そして、旧ジャニーズ事務所はまた新たに、タレントのマネージメント業務や、個別にそれぞれと契約を結んでエージェント業務を担うとする新会社(社名はファンクラブで公募)を11月にも設立し、タレントたちと新たな契約を結んでいくとされ注目を集めています。
このエージェント会社の社長も東山紀之さん、副社長は井ノ原快彦さんが務め、藤島ジュリー景子前社長はこの新会社には完全ノータッチとされ、ジャニーズ創業一族が一切関与しない新たな会社で悪化したイメージ払拭を図っていくつもりで、東山さんは「ファンの方々と一緒に未来を切りひらいていく」と語っていました。
しかし、エージェント会社設立を目前に控え、週刊文春が新会社の動向について取材したところ、東山紀之さんが社長就任を辞退していたことが分かったとしています。
東山紀之さんが辞退し、誰が務めるのか気になるところですが、「代わりの社長には創業者一族の藤島ジュリー景子氏や所属タレントではなく、外部から招へいする予定」「10月25日までに、旧ジャニーズ事務所から所属タレントに対し、書面で説明があった」
としています。
スマイルアップの社長に就任した一方で、エージェント会社社長を辞退した理由については、「新旧2つの会社の社長をいずれも東山が社長を務めることに対し、ガバナンスの面で問題があると外部から指摘された」
とのことです。
こうして東山紀之さんは今後スマイルアップの社長のみを務めるようですが、この報道に対してネット上では、
- 元々居た所属タレントが会見するのも違和感あったし、無理だと思ってた
- 社長のウツワじゃないもん。イノッチはどうなるの?
- 引退を撤回して俳優業に専念し、補償会社も別の方に任せたほうが被害者の方々にためにも良いのでは
- 兼任は荷が重すぎる。スマイルアップに専念して一段落ついたら是非またステージに上がって欲しい。
やはりそれが似合う方だと思うし、人生をかけてやってきた本来の仕事を全うして欲しい。 - 見方を変えれば補償が終わり次第タレント復帰ってことか。本人にとってはそれが今を生きる希望になるだろうしな。
現状は被害者の数の多さと当事者会の欲の深さに圧倒される毎日だろうし、新会社の初代社長という使命感があっても自身のメンタルを支えきれないであろう。 - 冷静に考えた結果でしょう、子供ころからタレント一筋でやってきた人が社長になるのは無理がある
一般の会社は現場しか知らない人間を社長にはしない 経験を積んで勉強してからでしょう 東山さんは経験が少な過ぎる、外部から経験豊富な人を連れて来た方がいい
などの声が上がっています。
東山紀之さんはタレント業を退いて社業に専念すると表明したものの、東山さんはこれまで会社経営に関与していたわけでもなく、他のタレントと同じく芸能以外の仕事をやったことがないため、右も左も分からない状態でジャニーズの後継事務所社長は務まるのかと疑問の声が上がっていました。
また、東山紀之さん自身に後輩へのパワハラやセクハラ疑惑などもあり、1回目の会見でこの件について追及されると答えが二転三転し、「している可能性もあるし、してない可能性もあるし。若気の至り、自分の幼稚さもあったとは思う。色んなことやってるんだと思う。向こうは覚えてるけど、僕は覚えてないこともある」といった発言もしていて、東山さん自身も爆弾を抱えていることが露呈しました。
それに加えて、東山紀之さんは直近まで俳優や情報番組の司会者、ナレーターなどマルチに活躍していたことから、裏方業務だけに専念するのはもったいない、活動を継続してほしいとタレント引退に対して声が多く上がっていました。
事務所や東山紀之さんの今後を考えた時に、事務所経営はその道のプロに任せ、東山さんは芸能活動を継続するべきというのが大方の意見で、今回の週刊文春の報道を受けても社長就任を辞退したことに対して否定的な反応は少なく、賢明な判断という声が上がっています。
まだ詳細は明らかになっておらず、東山紀之さんの社長就任辞退は週刊文春のみが報じているものなので、今後の正式発表に注目したいですね。