ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(本名=喜多川擴 きたがわ・ひろむ 86歳)が、2020年の東京五輪に向けた新グループ『2020(トゥエンティー・トゥエンティー)』(仮名 略称:トニトニ)の誕生を発表しました。
ジャニー喜多川社長は6日、5人組グループ『A.B.C-Z』が主演のミュージカル『ジャニーズ伝説2018』(東京・有楽町 日生劇場 10月7日~29日)の公開稽古前に、総勢40人のジャニーズJr.からなる大型グループ『トニトニ』の結成を報道陣の前で発表しました。
ジャニー喜多川社長によると、『ジャニーズ伝説2018』の開幕2日前に、ジャニーズJr.9名に声をかけて舞台の全体稽古に参加させ、現時点で『トニトニ』の候補生は9人だけなのですが、舞台の千秋楽までには合計20人を選出し、来年頭にはさらに20人を加えて、40人のグループにする予定と説明しています。
なお、現時点で『トニトニ』の候補生として選ばれている9名は、ジャニーズJr.内のユニット『少年忍者』として活動中の青木滉平さん(あおき・こうへい 16歳)、久保田空輝さん(くぼた・そら 14歳)、安嶋秀生さん(あじま・ひでき 15歳)、黒田光輝さん(くろだ・こうき 14歳)、豊田陸人さん(とよた・りくと 14歳)、村上真都ラウールさん(むらかみ・まいと・らうーる 15歳)、織山尚大さん(おりやま・なお 14歳)、平塚翔馬さん(ひらつか・しょうま 16歳)、檜山光成さん(ひやま・こうせい 15歳)となっており、この9人は『ジャニーズ伝説2018』にも出演します。
<↓の画像は、『ジャニーズ伝説2018』の出演者、『2020(トゥエンティー・トゥエンティー)』候補9名の写真>
(前列左から、A.B.C-Zの五関晃一さん、河合郁人さん、橋本良亮さん、戸塚祥太さん、塚田僚一さん)
(中列左から、ジャニーズJr.内のユニット『5忍者(ゴニンジャ)』の元木湧さん、川崎皇輝さん、ヴァサイェガ渉さん、北川拓実さん、内村颯太さん)
(後列左から、『トニトニ』候補で『少年忍者』の青木滉平さん、久保田空輝さん、安嶋秀生さん、黒田光輝さん、豊田陸人さん、村上真都ラウールさん、織山尚大さん、平塚翔馬さん、檜山光成さん)
ジャニー喜多川社長は新グループについて、「今の子は才能が溢れている。世界で通用するグループを作りたい。絶対成功します。やってみせますよ、必ず」「できればオリンピックに何か貢献したい」
と語っています。
また、2020年の東京五輪期間中には、『トゥエンティー・トゥエンティー』だけの舞台を上演したいといい、東京・銀座一帯の劇場をジャックすることを目指しているそうで、「2020年には外国からもたくさんの方が来られる。その時に彼たち40人がいろんな劇場でパフォーマンスして、日本のすごさをお見せできたら楽しいですよね。今の子は本当に何でもできる。普通に考えたら無理だろうということを乗り越えてこそ、それができるし、そういう繰り返しをするグループになる。今年中に(魅力が)爆発しますよ」
などと語っています。
<↓の画像は、『2020(トゥエンティー・トゥエンティー)』結成を報じたスポーツ紙の写真>
そして、この発表に対してネット上では、
- 東京五輪と結びつけないでほしい。ジャニーズがオリンピックと関わらず、個別でやるならいいけど…
- 何でもかんでもジャニーズのタレントばかりですね・・・紅白の司会などもそうですが、起用しないといけない理由があるのでしょうか??
- ジャニーズやEXILEやAKBあたりは五輪に関わってほしくない。
- ミュージカル自体は素晴らしいし、ジャニーさんの気持ちは分かる。けど、Mステで見ててもジャニーズの若い子達が国の文化の代表の実力があるとはとても思えない。ジャニーズでも実力があって、世界で活躍しているとかなら納得するけど、日本人ですら知らない可愛い少年達の危うい歌やダンスを『日本のミュージカルです!』って押しつけられても困惑。
- 五輪期間中に銀座一帯の劇場をジャックするなんて迷惑すぎる。五輪期間中だからこそ、日本の伝統芸能や文化を見て欲しいと思います。そこにジャニーズはいらないと思う。
- そもそもジャニーズは世界で売れてる他国の歌手やグループが当たり前のように行ってるネットでのMV公開も無ければ、タレントのSNSも禁止。そんなんで『世界に出て行けるように』とか正気ですか?日本には誇れる文化が他にあるんだからそれらを押し退けてまで東京五輪でジャニーズを推すのは絶対にやめてほしい。正直、ジャニーズのパフォーマンスは世界基準で見たら本当にレベルが低い。滑稽なだけだよ。
- 日本に観光に来る人って日本の舞台は見ないんじゃないかなぁ。言葉の壁があるしチケット購入のハードルが高い。中国韓国の人でジャニーズファンってよく聞くからアジア系のファンはいるんだろうけどそれ以外の国の人に興味持ってもらうのは相当厳しいと思う。
などと、否定的な声が多く上がっています。
また、ジャニーズJr.のファンらの反応も見てみると、東京五輪に絡んで欲しくなという理由ではなく、40人という大所帯で活動するグループということもあって否定的な声が多く上がっており、ジャニーズファンたちからも『トニトニ』結成はあまり歓迎されていない様子です。
ジャニー喜多川社長が初めて『トニトニ』の構想を明らかにしたのは5年半前の2013年3月のことで、その当時の名称は『Twenty・Twenty』で、関東のジャニーズJr.と関西のジャニーズJr.から40人を選び、グループ内で20人ずつの2組を作るという計画でした。
ちなみに、この時点では2020年の五輪の開催地は決まっていませんでした。
しかし、ジャニー喜多川社長は2020年の五輪に向けた新グループを作りたいという思いを明かし、すでにメンバー選考にも入っているとしていたのですが、2014年以降には『トニトニ』について特に言及することなく、計画が頓挫したのではないかとも囁かれていました。
そうした中で、東京五輪開催まで2年を切ったタイミングで突然『トニトニ』の結成が発表され、ファンからも否定的な声が多く上がっていて誰得状態になっているのですが、ジャニーズがAKB48のような大人数グループを結成し、果たして成功することは出来るのか、今後どういった活動をしていくのか見守っていきたいですね。