『VS魂グラデーション』(フジテレビ系 木曜19時)の後番組で、引き続き嵐・相葉雅紀さん(40)がMCを務める新番組『木7◎×部(もくしちマルバツぶ)』が26日からスタートし、初回2時間スペシャルには二宮和也さん(40)がゲストで登場し話題になるも、視聴率は前番組に続いて“爆死”となっており、早くも番組の打ち切り終了が危惧されています。
『木7◎×部』の番組内容は、学校には無いオリジナリティ溢れる“部活”を芸能人が立ち上げ、自ら本気で挑戦するというもので、相葉雅紀さんがMC、俳優・タレントのえなりかずきさん(38)がレギュラー出演し、初回には相葉さんの指名で二宮和也さんが出演しました。
<↓の画像は、『木7◎×部』レギュラーの相葉雅紀さん、えなりかずきさんの写真>
二宮和也さんは、相葉雅紀さんが部長を務める「一筆啓上(いっぴつけいじょう)部」の活動で、相葉さんとの思い出の場所を探すロケに1人で挑戦し、相葉雅紀さんと昔体験した様々なエピソードを披露しました。
そんな『木7◎×部』の初回平均世帯視聴率は5.1%、平均個人視聴率は3.1%(共に関東地区)でした。
ちなみに、『VS嵐』の後番組として放送の前番組『VS魂』は、初回平均世帯視聴率が9.0%、平均個人視聴率は6.0%、昨年4月に番組リニューアル後の『VS魂グラデーション』は世帯視聴率が4%前後、個人視聴率は2%前後、コア層(13~49歳男女)の平均視聴率は2%台で推移していて、『木7◎×部』の初回視聴率は『VS魂グラデーション』から大きな変化はみられませんでした。
<↓の画像は、9月に終了した前番組『VS魂グラデーション』出演者の写真>
ちなみに、同時間帯に放送の『THE突破ファイル』(日本テレビ系)は平均世帯視聴率が9.5%、平均個人視聴率が6.1%、『楽しく学ぶ!世界動画ニュース』(テレビ朝日系)は世帯視聴率7.9%、個人視聴率4.6%、『速報プロ野球ドラフト会議 THE運命の1日』(TBS系)は世帯視聴率9.7%、個人視聴率5.5%を獲得しており、『木7◎×部』は裏番組に倍近い差をつけられています。
この結果に対して、ニュースサイト『ピンズバNEWS(双葉社)』の記事では制作会社関係者が、「VS魂』は低視聴率でもどうにか3年続きましたが、『木7◎×部』の生き残りは、なかなか厳しい気がします」
と語り、このままいくと3年も持たずに早期打ち切りの可能性もあるとしています。
また、『木7◎×部』は視聴率だけでなくキャスティングを巡り、他局から驚きの声が上がっていると同関係者が語っており、初回には二宮和也さんの他に、TOKIO・松岡昌宏さん、Travis Japan・松田元太さん、七五三掛龍也さん、宮近海斗さん、SixTONES・ジェシーさん、Hey! Say! JUMPのメンバーが登場し、「ジャニーズへの逆風なんてなかったかのような、時代に逆行したような編成からは、旧ジャニーズとフジテレビの姿勢がはっきり見えてきます」
と語り、ネット上でも「ジャニーズ忖度が見え見え」「ジャニーズに頼りきる上に内容ほんとに面白くない」などと批判の声が上がっているとしています。
旧ジャニーズ事務所サイドの圧力、売り込みによるものなのか、番組制作サイドの忖度なのかは不明ながら、『VS魂』が低視聴率でたった2年で番組が終了となったものの、後番組でも相葉雅紀さんをMCに抜擢、さらに“バーター”(抱き合わせ出演)で複数の旧ジャニーズタレントを起用し、それでまた数字が取れずに同時間帯最下位となり、フジテレビサイドはこの結果をどう見ているのか気になるところです。
木曜19時台には、2008年4月~2020年12月まで嵐の冠番組『VS嵐』が放送され、長年にわたって同時間帯トップクラスの数字を獲得し、最終回の4時間スペシャルは世帯平均視聴率が歴代9位の15.2%、個人平均視聴率は9.9%を記録していました。
そして、嵐は藤島ジュリー景子前社長がプロデュースを手掛けるグループなだけに、この枠では嵐メンバー等の起用はマストになっているのかもしれませんが、旧ジャニーズタレントの起用も物議を醸しているため、『木7◎×部』も視聴率低迷が続くようであれば、番組の出演者も含めて改めていく必要があるかもしれないですね。