俳優・歌手として90年代から第一線で活躍を続ける福山雅治さん(54)と木村拓哉さん(50)が、俳優人生の崖っぷちに直面していると週刊誌『フラッシュ』のWeb版『SmartFLASH』が報じており、4月期にそれぞれが主演する連続ドラマの視聴率バトルが業界内で大きな注目を集めているといいます。
1988年に芸能界入りし今年デビュー35周年を迎える福山雅治さんは、4月23日からスタートする『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系 日曜21時)で4年ぶりに連ドラ主演し、この作品では親交が深い俳優・大泉洋さんと久しぶりにドラマ共演するほか、今田美桜さん、吉田羊さん、寺尾聰さんの出演が発表されています。
<↓の画像は、福山雅治さん主演ドラマ『ラストマン-全盲の捜査官-』ポスタービジュアル写真>
一方の木村拓哉さんは、10日からスタートする『風間公親-教場0-』(フジテレビ系 月曜21時)で主演し、今作には新垣結衣さん、北村匠海さん、白石麻衣さん、染谷将太さん、赤楚衛二さん、小日向文世さん、小林薫さん、ジャニーズWEST・濵田崇裕さん、堀田真由さん、結木滉星さんの出演が発表されているほか、2018年から芸能活動休止中の坂口憲二さんが出演するとの情報もあります。
<↓の画像は、木村拓哉さん主演『風間公親-教場0-』ポスタービジュアル写真>
テレビ局関係者によると、業界ではどちらが高い視聴率を取るのかに注目が集まっているといい、「両者とも最近は俳優として大きな転換期を迎えようとしています」としています。
まず木村拓哉さんについて、「主演作品はここ最近パっとしません。2022年春クールのドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系)は、木村さん主演のドラマで初めて世帯視聴率1桁台を2回も出したり、10話を予定していたのに9話に変更されたりと、トラブル続きで予想通りの結果とはいえませんでした。2023年1月に公開された映画『レジェンド&バタフライ』も、東映創立70周年記念作品として大々的に宣伝されたにもかかわらず、興業収入は目標と言われた30億円にも届かず、最終的に“赤字”になるのではといわれています」
と指摘しています。
今後も主演作で結果を残せないようであれば、木村拓哉さんの主演起用を見直す可能性があるといい、「ギャラは安くありませんし、もし今回のドラマまでコケるようなことがあれば、キャスティングの優先順位は下がりますよね。」
と語っています。
福山雅治さんについては、「最後に主演した連続ドラマは『集団左遷!!』(TBS系)。平均世帯視聴率は10.3%でしたが、1桁台を出すこともありました。とくに心配だったのが、視聴率に比べネットの反応が悪かったことです。『完全なご都合主義でガッカリ』『主演なのに、周りの演技派俳優たちに埋もれている』『福山はもう役者として限界』と、辛らつなコメントばかりでした」
と、テレビ誌ライターが語っています。
このように2人が近年主演した作品の結果が微妙だったとし、「どちらも50代のトップスターですが、やはり年齢的な限界が近づきつつあることは否めません。若手の俳優やアイドルを使った方が個人視聴率を期待できるうえ、本人たちが年相応の渋い演技をしようとしても、若いころから“イケメン”で売ってきたキャリアが、邪魔をしてしまう」
とテレビ局関係者は語り、それぞれ俳優人生の崖っぷちにあるとしています。
これに対してネット上では、
- キムタクはもう見飽きた感じ。常にパターン化してるもん
- どっちも似たようなカッコいい人の役しかやらないもの。飽きるよ
- 脚本次第じゃない?木村のはスペシャルドラマだったから良かったのに連ドラになったらどうなる事か…
- 主役にこだわると見てる方も飽きる。ましてや、演技がすこぶる上手いわけでもないし。
例えば佐藤浩一みたいに、主演も準主演もできる人になればいいのに。 - ずっと主役だけを張るというのは難しいのかも。2人とも昔に比べ、人気も落ちてきてるし、どんどん、若い実力のある俳優もたくさんでてきているし。
阿部寛や大泉洋みたいに主役もできるが、脇役もできますよっていう風にシフトしたほうがいい気がする。 - 誰を主役にしても内容が悪ければ観ないよ。今どきキムタク主役にしたら視聴率とれるなんて甘い時代でもないやろ
- 今のドラマ業界の状況で、キムタク、福山雅治だからと二桁を求めるのは可哀想
- 今は名前だけで視聴率が取れる時代じゃない。若手だけで無く佐藤健や妻夫木聡みたいな中堅層俳優も苦戦してる。
脚本とかの問題が大きいんじゃないかな?俳優のせいにするのも時代遅れ
などの声が上がっています。
木村拓哉さんと福山雅治さんの人気もすでにピークを過ぎていることから、2人が主演しているからといって視聴率を取れるわけでもないので、脚本勝負となるでしょうね。
視聴率対決でどちらが勝つかは始まってみなければ分かりませんが、『教場』は2020年と2021年に新春スペシャルドラマとして放送され、2020年放送の前後編は共に平均世帯視聴率が15%台、個人視聴率は約10%、2021年の前後編は世帯視聴率が13%台、個人視聴率は約8%台と好視聴率を記録しています。
また、脇を固める俳優陣が非常に豪華ですし、脚本・演出が相当酷くなければ『未来への10カウント』(全9話の平均世帯視聴率10.9%)の数字は超えそうです。
一方の『ラストマン』は、『グランメゾン東京』『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』『マイファミリー』、映画『キングダム』シリーズなどを手掛けた黒岩勉さんが脚本を担当しますし、こちらも良い数字を記録する可能性は高いですね。
ちなみに、今年1月期の月9と日曜劇場の数字は、月9の北川景子さん主演『女神の教室〜リーガル青春白書〜』は全11話の平均世帯視聴率が7%、日曜劇場の妻夫木聡さん主演『Get Ready!』が同9.4%と、2%以上の差が付いていたのですが、4月期はどういった結果になるのか見ものですね。