元SMAP・木村拓哉さんが主演し、嵐・二宮和也さんと初共演する映画『検察側の罪人』(原田眞人監督)の追加キャストが発表され、女優・吉高由里子さんがヒロインを務めることなどが明らかになりました。
木村拓哉さんは今作で、東京地検刑事部に所属する有能で人望も厚いエリート検事・最上毅役を演じ、最上を師と仰ぐ正義感が強い新人検事・沖野啓一郎役を二宮和也さんが演じます。
ストーリーは、2人が担当することになった金貸しの老人が殺害された事件で、金庫に残されていた借用書のリストの中に、最上が過去に関わった女子中学生殺害事件の容疑者・松倉重生という男の名前がありました。
松倉重生は女子中学生殺害事件の重要参考人と目されていた人物だったものの、この事件は時効を迎えて未解決のままに終わっており、女性の生前を知っていた最上はそれを引きずっていました。
そうした過去があったことから、最上は今回の事件で容疑者として再浮上した松倉を執拗に取り調べ、有罪に仕立て上げようとするのですが、沖野は最上の捜査に対して疑問を抱き、2人の間には亀裂が生じていき、やがてそれぞれの正義をもとに決裂してしまった2人が敵同士になり、対峙するというサスペンスエンターテインメントで、「時効」「冤罪」「法律」というキーワードを軸として、正義とは何かを問いかけていく作品になっています。
吉高由里子さんが演じるのは、最上と沖野の正義を巡る闘いの行方を左右する検察事務官・橘沙穂役を演じ、他に闇社会のブローカー・諏訪部利成役を松重豊さん、最上の重要な決断に影響を及ぼすことになる同級生の国会議員・丹野和樹役を平岳大さん、沖野と協力し検察との闘いに挑んでいく弁護士・小田島誠司役を八嶋智人さん。
凶悪事件の容疑者の1人・弓岡嗣郎役を大倉孝二さん、人権派大物弁護士・白川雄馬役を山崎努さん、その他に矢島健一さん、TEAM NACSの音尾琢真さん、キムラ緑子さん、芦名星さん、山崎紘菜さんも出演することが発表されています。
<2018年公開の映画『検察側の罪人』出演者>
(上段左から吉高由里子さん、松重豊さん、山崎努さん、中段左から平岳大さん、八嶋智人さん、大倉孝二さん、矢島健一さん、下段左から音尾琢真さん、キムラ緑子さん、芦名星さん、山崎紘菜さん)
ヒロインを演じる吉高由里子さんは、「脚本や監督、役者としてもたくさんの才能を持っている方なので、近くで過ごせる期間を大切にしてたくさん吸収できたらなと思います。私の今回演じる役柄は幼い頃のある出来事がきっかけで検察事務官になるというすごく信念のある強い女性像です。初めて挑戦する役どころを楽しみながら演じていきたいと思います。」とコメントしています。
『検察側の罪人』は7月12日にクランクインし、9月上旬にクランクアップを予定しており、2018年に公開を予定しています。
そして、今回追加キャストが発表されネット上の反応を見てみると、
- ただでさえキムタク検事役=HEROなのに、松重さんとヤッシー出てきたら更にHERO感強まるね
- 俳優に詳しくない自分が知ってるぐらい有名な人たちが共演するんだね。原作の本も面白いし楽しみ。
- なかなか豪華なキャストですね。ジャニーズお二人の主演っていうのがちょっと残念、、、
- うわ‥‥松重さんの諏訪部とか、八嶋さんの小田島とか、私的にはハマりすぎてて垂涎ものです! 松重さんの悪役っぷりを想像しただけでゾクゾクする(笑) 早く観たいなぁ!
- 20数年前の殺人で時効になって、その後の別の殺人事件で冤罪にされそうになる爺さん役は誰なのでしょうね。主役に次ぐキーマンだと思うのですが。
- 何だかんだ言いながら見に行きそうな気がする。面白そうだし、楽しみだね。
などのコメントが寄せられています。
主演の木村拓哉さんは大人気シリーズ『HERO』でも検事役を演じていますが、『検察側の罪人』で演じる役は型破りな検事ではなくエリート検事と、タイプの違う人物像ということから、どのような演技を見せてくれるのか楽しみなところです。
また、今作には『HERO』で共演した松重豊さん、八嶋智人さん、大倉孝二さんらも出演しており、それぞれ役柄が変わっているため、木村さんとどのように絡んでいくのかなども見どころの1つですね。
今回発表された『検察側の罪人』のキャストはかなり豪華で、今年4月に公開された木村拓哉さん主演映画『無限の住人』でも共演した俳優・山崎努さんも出演し、何よりも木村さんと二宮和也さんが映画初共演ということから、今作はどれほど興行成績を伸ばせるのかに注目したいところです。
ちなみに、『無限の住人』のオープニング2日間の興行成績は、観客動員数は約14万5000人、興行収入は約1億8900万円となっており、国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)では初登場6位という微妙な結果になっていました。