ジャニーズ事務所が4日に公式サイトを更新し、週刊誌『週刊文春』が報じた木村拓哉さんに関する報道は「全て事実無根」と完全否定したほか、NHKが同日報道した記者会見での“NG記者リスト”の存在は認めつつも、事務所は作成に一切関与していないことを発表し、ネット上では様々な声が上がっています。
まず、週刊文春は木村拓哉さんについて、ジャニーズ事務所の社名変更を反対し、変更が決定後も「なんで変えるんだ!」と抵抗して今も納得していないことや、来年春放送予定とされる主演ドラマ『教場Ⅲ』(フジテレビ系)は秋にクランクイン予定だったものの、「今はそのタイミングじゃない」として制作にストップをかけたと報じています。
また、ジャニーズ事務所からの独立計画も水面下で進行中とし、妻で歌手の工藤静香さんは“芸能界のドン”と称される芸能事務所『バーニングプロダクション』の周防郁雄社長に相談をしているとしています。
この報道に対してジャニーズ事務所は公式サイトで【弊社所属タレントに関する一部週刊誌記事について】と題し、木村拓哉さんに関して「書かれている内容は全て事実無根」と週刊文春の報道を完全否定しています。
その上で、「弊社が深刻な問題を抱えている状況下にありながら、木村は後輩達の相談にも積極的に応じ、また、被害を受けた方々の心情に配慮して率先して社名変更を弊社に促す等、常に、被害を受けた方々や不安なタレント・アーティスト達の心に寄り添っておりました。」
としています。
続けて、「新たに設立する会社とのエージェント契約も準備が出来次第締結する予定でいた中でこのような記事が出たことを、弊社としても大変心苦しく感じております。」
と、独立に関しても否定し、タレントの名誉を毀損する事実無根の記事に対しては強く抗議すると表明しています。
ジャニーズ事務所はこのように木村拓哉さんに関する報道を完全否定しており、これに対してネット上では、
- NGリストの件もあるし本人の投稿を見る限り信用はできないけどな
- 木村拓哉さんに関する報道の否定は早い!誤解されるようなSNSポストするなら本人から伝えたらいいのに。返って疑われそう。何否定しても信用されないのは仕方ない。
- 事実無根とは言ってもインスタの件といい信憑性ゼロ。ジャニーズの謝罪会見後に、『show must go on』と呟いて炎上して、その投稿を削除する。
今後はジャニーズと関わらないのが1番得策だと思う。今のキムタクはイメージが最悪。 - ジャニーズ事務所より文春の記事の方が信用できると言うね
- 事実無根ならメディアに問題あり。ただ、会見後の木村の行動は信用を著しく失っても致し方ないと思うし事務所も同様
- これまでもずっと下げ記事しか書かれず我慢してたと思う。事務所も全く守ってくれなかった。嘘はどんどん否定したらいいと思う。
- 今はジャニーズだったら何を言ってもいいっていう風潮だけど、被害に遭われた方への謝罪と補償、番組への圧力やテレビ局の忖度を変えていく事であって、キムタクが気に入らないからって何でも言っていいわけじゃない
などの声が上がっています。
ジャニーズ事務所はさらに2日の会見について、質問NGとする記者の名前や顔写真を記載したリストを予め作成し、それを会場に持ち込んでいた事実や、そこに記載された記者・ジャーナリストが何度挙手しても完全無視され、質問の機会を与えなかったというNHKの報道に対して声明を発表し、NGリストは会見の運営を手がけたコンサルティング会社が勝手に作成したものとし、関与をキッパリと否定しています。
<↓の画像が、NHKの報道写真>
NHKの報道についてジャニーズ事務所は、「会見前々日に、本件について会見を委託したコンサルティング会社と打ち合わせをいたしました。その時にコンサルティング会社がメディアのリストを持ってこられて、そこにNGと言う文字があった」
と、NGリストは前回同様に会見の運営を手がけたアメリカの大手コンサル会社『FTIコンサルティング』が用意したものだったと明かしています。
NGリストを見た元V6・井ノ原快彦さんは「これどういう意味ですか?絶対当てないとダメですよ」と指摘したところ、コンサル会社は分け隔てなく質問を受け付けると答えたといい、一連のやり取りはその場にいた役員全員が聞いているとし、「今回流出したと言われている資料は、弊社の関係者は誰も作成に関与しておりませんし、指名をしない記者を決める等も全く行なっておりません。」
と、NG記者リスト作成への関与を完全否定しています。
そして、NHKの報道を受けてジャニーズ事務所はコンサル会社に対して謝罪を求めたものの、「外資なので本国の許可が必要で調整に時間がかかる」との回答だったとし、改めてジャニーズ事務所は、「誰か特定の人を当てないで欲しいなどと言うような失礼なお願いは、決してしておりません。関係役員全員にも、もう一度確認し、誰もそのようなお願いなどしていないことも再確認いたしました」
と完全否定しています。
ただ、「会見を委託したコンサルティング会社がしたことであっても、それは弊社が雇った責任があると言われれば、その通り」「今後は、メディアの皆様との健全な関係を築き、対話を継続してまいりたい」
としています。
ジャニーズ事務所による2度目の会見後も様々な情報が飛び交い、特にジャニーズの看板タレントである木村拓哉さんの動向には大きな注目が集まっていて、新生ジャニーズでタレントたちのトップに立ち、事務所の再建に尽力していくという話がある一方で、泥舟状態の事務所から今後独立するとの噂も報じられています。
そうした中で、ジャニーズ事務所は木村拓哉さんに関するネガティブな報道を否定、さらに新会社とのエージェント契約についても言及し、独立を否定したのは少し驚きました。
木村拓哉さんに関しては、9月7日にジャニーズ事務所が会見をした後に更新した自身のインスタグラムで、ジャニー喜多川さんが生前モットーとしていた「show must go on(ショーは続けなければならない)」という言葉を投稿し、ジャニーさんの性加害問題が大騒動に発展している中で、軽率で不適切な投稿だとして大炎上騒動に発展し、これについては一切触れることなく投稿をシレッと削除、その後何事も無かったかのように更新を続けています。
<↓の画像が、炎上後に削除した木村拓哉さんのインスタグラム投稿写真>
こうした騒動もあっただけに、ジャニーズ事務所が今回の声明の中で、「被害を受けた方々の心情に配慮して率先して社名変更を弊社に促す等、常に、被害を受けた方々や不安なタレント・アーティスト達の心に寄り添っておりました。」
と説明していることにはどうしても違和感を抱きます。
さらに、会見での質問NG記者リストの存在について、全てコンサルティング会社が勝手に作成したもので、事務所は一切関与していないとして必死に弁明をしていますが、もし本当にそうだったとしても存在を把握した上で進行、全員ではないもののリストに掲載された人物には質問をさせなかったとのことで、いくら事情を説明しても言い訳に捉えられてしまうと思います。
ちなみに、ジャニーズ事務所はNHKの取材にNGリストについて問われると、「全く知りません」と回答し、関係者の間で出回っている自称・会見運営担当者の告発メールには「ジャニーズ主導で、質疑応答で指名する記者と絶対に指名しない記者を決めていた」と記されていました。
<↓の画像が、会見後に出回った質問NG記者リストと告発メール写真>
この告発メールの内容はどこまでが真実なのかは定かではありませんが、NHKの報道によって“八百長会見”として非難が噴出しているほか、もう一度記者やジャーナリスト等を集めて質疑応答をするべきという声も上がるなどして大荒れとなっています。
そして、こうした新たな疑惑や騒動の勃発によってジャニーズ事務所のイメージはさらに悪化し、スポンサー離れなどは続くのではとの見方もありますが、果たして今後どうなるでしょうか。