元SMAP・木村拓哉さん(49)が来年4月期に、テレビ朝日の木曜ドラマ枠(木曜21時)で放送の新作ドラマで主演予定で、その作品は「ボクシングがテーマで、高校を舞台にしている」との情報をニュースサイト『サイゾーウーマン』が伝えています。
木村拓哉さんは2015年4月期放送の『アイムホーム』で木曜ドラマ枠で初めて主演し、その後は2018年と2020年に同枠で『BG~身辺警護人~』が放送され、それぞれ全話の期間平均視聴率が15%超えの好視聴率を記録しました。
『BG』シリーズのヒットにより、テレビ朝日は来年4月期に第3章の放送を希望していたそうなのですが、木村拓哉さんサイドが難色を示したことによって、来年4月放送予定のドラマは、全く別の作品になるとの情報を6月に週刊誌『週刊女性』が報じていました。
そうした報道から半年が経ち『サイゾーウーマン』は、新作ドラマはボクシングがテーマの高校を舞台にした作品になるとし、「木村は、教師かコーチ役を演じるものとみられ、木村主演のPS4&PS5用ゲームソフト『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』内でのストーリーと少し似通ってしまいそうなんです」
と制作会社関係者が明かしています。
『LOST JUDGMENT』は、人気ゲーム『龍が如く』シリーズと同じ世界観の物語ということから“キムタクが如く”とも呼ばれており、新宿・歌舞伎町を舞台に、木村拓哉さん演じる主人公の探偵が、横浜の高校の理事長から生徒のイジメに関する調査依頼を受け、部活の外部指導員として高校に潜入することでストーリーが展開していきます。
新作ドラマは、この作品とカブっている部分があるため懸念されているそうで、「ゲーム内のサイドストーリーでは、八神と生徒がボクシングを通じて交流するという場面もあった。一般的に映画やドラマの場合だと、立て続けに近い役どころを演じることは避ける傾向があります。『LOST JUDGMENT』はゲーム作品ということで、生身で演じている映画やドラマとは状況が異なりますが、『ゲームと同じような設定で大丈夫なのか?』と、一部の業界関係者たちは“役かぶり”を不安視しているようです」
と前出の制作会社関係者が語っています。
『LOST JUDGMENT』の完成披露記者発表会では、今作に出演の俳優・玉木宏さんが、「この『LOST JUDGMENT』を実写化するなら最高だなと思います。僕自身の思いとして、ずっと木村さんが出ているドラマを好きで見ていて、この世界に入ったので。今回は声だけの共演だったので、ご一緒したいなという思いがある」
と語り、木村拓哉さんは実写化したら演じてみたいキャラクターについて、「探偵をやらせてもらっていますが、逆に犯人もありなのかな」と語る場面もありました。
木村拓哉さん自身もゲームで演じた役と同じような役柄は避けたいようで、そもそも『BG』の第3章を断った理由についても『週刊女性』は、「“『BG』は昨年でやりきった”という思いがあるそうです。もともと彼は役のイメージが固定されることから、続編をやることに後ろ向きでした。テレ朝でドラマをやるのであれば、新たな作品に取り組みたかったのでしょう」
としていました。
そのため、新作ドラマで『LOST JUDGMENT』と同じような設定、ストーリー展開があるというのは疑問ながら、『教場』シリーズ(フジテレビ系)に続いて、新作ドラマでも木村拓哉さんは生徒を指導する役柄を演じるといい、現時点ではあくまでも噂レベルで確定情報ではないものの、次の作品はどのような内容で、どういった演技を見せてくれるのか楽しみですね。