SMAPの“キムタク”こと木村拓哉さん(43)が6年ぶりに主演を務める映画『無限の住人』(三池崇史監督 来年4月29日公開)の出演者が7日発表され、木村さんと映画初共演となる歌舞伎俳優・市川海老蔵さんら豪華キャストが揃っていることが明らかとなりました。
この作品は、1993~2012年にかけて漫画雑誌『月刊アフタヌーン』で連載され、累計発行部数は750万部を突破している漫画家・沙村広明さんによる人気時代劇漫画を原作としており、不老不死の肉体を与えられた剣士・万次(木村さん)と、謎の剣客集団・逸刀流(いっとうりゅう)に両親を殺されたヒロインの少女・浅野凜(杉咲花さん)の仇討ちの旅を描いています。
<↓の画像は、主人公・万次を演じている木村拓哉さんの写真>
木村さんと映画初共演となる海老蔵さんが演じるのは、万次を窮地に追い込んでいく強敵・閑馬永空(しずま・えいくう)。
その他に、凜が復讐を誓う剣客集団・逸刀流のボスである天津影久(あのつ・かげひさ)を福士蒼汰さん、逸刀流を狙う集団・無骸流に所属し、天津を倒そうとして万次に共闘を持ちかける残虐非道な剣士・尸良(しら)を市原隼人さん、天津の右腕的存在で最も信頼を寄せている最強の女剣士・乙橘槇絵(おとのたちばな・まきえ)を戸田恵梨香さん。
また、伊羽研水(いばね・けんすい)を山崎努さん、吐 鉤群(はばき・かぎむら)を田中泯さん、黒衣鯖人(くろい・さばと)を北村一輝さん、百琳(ひゃくりん)を栗山千明さん、凶戴斗(まがつ・たいと)を満島真之介さんが演じています。
<『無限の住人』の出演者たち>
海老蔵さんと木村さんは、2009年に放送された木村さん主演の連続ドラマ『MR.BRAIN』(TBS系)などで共演経験があるものの、映画では初共演となるのですが、海老蔵さんは「木村さんとの1対1の真剣勝負のお芝居は、緊迫した空気が張り詰め、久しぶりの映画の現場でとても刺激的でした。完成がどうなっているか僕自身本当に楽しみです。」とコメント。
初めて悪役を演じたという福士さんも木村さんとは初共演となるのですが、「全力でぶつかってきて下さるので、自分も全力で挑むことができました。そのような環境を作っていただいたので、緊張しながらもとても刺激になる撮影でした。」とコメント。
木村さんとは2005年放送の月9ドラマ『エンジン』(フジテレビ系)で共演した戸田さんは、「初めて出演した連続ドラマ以来の共演だったので約10年ぶりでしたが、久しぶりに再会して『恵梨香、何歳になったの?』と聞かれて。『27です』って言ったらすごく驚かれていました。良きお兄さん的な存在でもありましたし、アクションに関して無知だった私に、すごく丁寧にコツを教えていただきました。」とそれぞれコメントしています。
そして、このキャストに対してネット上では、
- 需要があるのか。2時間ドラマでよくないか
- キムタクと海老蔵は、男が惚れる男ではない代表の2人だなあ
- このキャストなら逆に評判の落ちてるキムタク抜きで映画作った方が…。
- 男で見たい人はほとんどいないんじゃないか
- こうやってキムタクがなんだかんだ残って、香取くんが芸能界引退なんて報じられることが嫌で仕方ない。
- 一人は引退で、一人はものすごいバックアップだね、こんなにも同じメンバーで差が出るものなのか。
- キムタクと三池監督コンビではコケる予感しかしない。そして他の共演者が不憫だわ
などのコメントが寄せられています。
木村さんが映画で主演を務めるのは、2010年12月公開の『SPACE BATTLESHIP ヤマト』以来約6年ぶりで、時代劇映画への出演は2006年公開の『武士の一分』(山田洋次監督)以来10年ぶりとなっており、木村さんは得意の剣道の腕を活かした殺陣を披露、作品自体の評価も高く、最終興行収入は41.1億円を記録。
ちなみに、この作品は2007年の『第30回日本アカデミー賞』で優秀作品賞や優秀監督賞、優秀脚本賞など10以上の賞を受賞したのですが、木村さんはジャニーズ事務所の方針によって日本アカデミー賞主演男優賞、ブルーリボン賞主演男優賞のノミネートを辞退していました。
それから10年以上が経ち、『無限の住人』はどれほどの反響を呼ぶ作品となるのか楽しみなところなのですが、この映画のクランクアップを迎えた今年1月にはSMAPの分裂・解散騒動があり、この騒動以降に木村さんは“裏切り者”扱いされており、公開まであと半年近くありますが果たしてどれほどの影響を及ぼすことになるでしょうか。
現時点では厳しい声が多く上がっているのですが、引き続き世間の反応と実際の興行成績に注目したいですね。