今年1月に日本を揺るがす大騒動になったSMAPの分裂・解散危機騒動で、SMAPのメンバー5人は1月18日放送の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で緊急生謝罪を行い、今後について木村拓哉さんが「これから自分達は何があっても前を向いて歩いて行く」などと、グループ存続を示唆する言葉を述べたものの、解散については直接言及しなかったことから、解散する可能性もあるのではないかといった憶測を呼ぶことになりました。
しかし、公式ファンクラブ「ジャニーズファミリークラブ」の会員宛に送付された会報内で、木村さんが「解散はしない」ことを明言していることなどが明らかとなりました。
これは7日に『デイリースポーツ』と『サンケイスポーツ』が報じたことから明らかになったもので、今年初めてSMAPのファンに届けられた「№116+117号」の会報は、見開きにメンバーの写真とともに「ありがとう」の大きな文字と、「応援してくれて。待っていてくれて。これからもどうかよろしく」というメッセージが掲載されています。
<↓の画像が、今回ファンに届けられた会報の写真>
内容については、メンバーそれぞれが今回の一連の騒動や今後に向けてのことをそれぞれの言葉で語っており、木村さんは「本当に申し訳ない気持ちでいっぱい」と改めてファンに謝罪し、公開処刑とも言われたスマスマでの生謝罪については、「何のトライもせずに『ジ・エンドです』と言うっていうのは絶対にないな…と思い、ああいう形での報告をさせてもらったんだ。元の状態に戻るために、5人5様の覚悟を決め、前に進んでいくために」と経緯を説明。
また、あの会見直後に周囲から様々な反応があったといい、「海仲間も心配そうに『あれって解散する…ってことっスか?』なんて天然な質問してきて、『だから、しないって言っただろ!』って、こっちは苦笑いで答えたり」と語り、ハッキリとしない言葉から様々な憶測を呼んだものの、SMAPは解散しないという思いであのような言葉を発していたようです。
リーダーの中居正広さんは、「ボクはふだんからネットはいっさいみなければ、この時期は新聞も読まなかったしテレビもほとんどみてなかったので、どんな騒動になっていたのか、実際にはよくわかっていないんだよね。」としながらも、「ただ、今回の件で、SMAPがどれだけ皆さんに支えられていただいているのかということを、改めて強く感じました。これからもよろしくお願いします」と語っています。
稲垣吾郎さんも、「本当に申し訳ないと思っている。SMAPというグループの大きさに改めて驚いた」、草彅剛さんも「今回、自分たちのことを応援してくれる人がこんなにもいるんだ…っていうのを、肌で感じることができた」、香取慎吾さんも「SMAPというグループの大きさを、今回改めて感じました」と、それぞれが今回の騒動を通じて、改めてSMAPが多くの方から愛されているグループなんだということを実感したようです。
SMAPは1991年9月にシングル『Can’t Stop!! -LOVING-』でデビューし、今年でデビュー25周年となり、今後の活動について木村さんは、「5人が気持ちをしっかりと切り替え、SMAPとして前に進んでいきたい」といい、稲垣さんも「ファンのみなさんへ、何か恩返しできたら」と語っており、これから25周年を記念したコンサートなどの開催や、シングルのリリースなどが発表される可能性がありそうです。
そして、これに対してネット上では、
- ホッとしたけど、まだ何があるか分からない!と心の隅で思うのはメリーとジュリーがいるからかも。
- まだ、会報きてないから、あまりこういう記事で知りたくはなかった。でも、安心したのも本当。これからも変わらず応援続けますよ。
- SMAPにはファンがついてるから大丈夫。何よりも強い絆で結ばれているから。
- 昨日のスマスマなんて中居くんに普通に木村くんが楽しそうに絡んでたよね。それに対して中居くんも笑顔だったし、ホントに徐々に徐々に良い雰囲気にはなっていってるし嬉しいね。その内また5人旅してほしい
- SMAPのメンバーが決めたことなら、解散でも継続でもいいと思います。でも、読む限りでは9月解散がないことを明言とは読めない
- 事務所から情報もらってるんでしょうけど、まだ会報届いてない人も多いのにね。ジャニーズ事務所らしいやり方だね。こうして文章の前後を切り取っても本質は伝わらない。会報を全て読んだ私の印象はもっと前向きなものでした。まだ会報が届いていない人がたくさんいる中でこうして記事にするのはどうなのかと思う
- 会社に振り回された5人。本当に頑張ってほしい!自分たちを信じて!
- 本当に解散しないでよかった。SMAPの楽曲は本当にいい曲ばかりなので、聴けなくなってしまうのは残念だし、テレビで五人で揃って楽しそうにしている所がまた観たい
などのコメントが寄せられています。
これまでグループの存続について直接的な言及はなく、今年はデビュー25周年記念イヤーだというものの、特にコンサートの開催発表が無かったり、新曲の発表も無かったりでファンをヤキモキさせていたものの、あの公開生謝罪から4ヶ月以上が経ち、メンバーから今回直接のメッセージが届けられ、やっと心を撫で下ろしている感じでしょうかね。
ですが、『デイリースポーツ』が報じている記事を見ると、木村さんだけが解散はしないということを明言し、他の4人については明言をしていないことなどから温度差を感じます。
また、『サンスポ』の記事でも「解散しない意向を示した」としていることから、騒動が収束に向かうにはまだまだ時間が掛かりそうですし、とりあえず今回の会報で今後についても言及しているものの、今後何が起こるかまだ分からなさそうな雰囲気ですね。