東映70周年記念映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』(大友啓史監督 来年1月27日公開予定)で、主人公の織田信長役を演じる木村拓哉さん(49)が11月に、岐阜市で3年ぶりに開催の『岐阜市産業・農業祭~ぎふ信長まつり』の信長公騎馬武者行列に出演することで大きな注目を集めています。
『ぎふ信長まつり』の2日目に開催のメインイベント・信長公騎馬武者行列は、出演者が織田信長、濃姫、斎藤道三、明智光秀といった岐阜ゆかりの人物に扮し、馬と共に岐阜市中心部の金華橋通りを1時間パレードする内容です。
<↓の画像は、ぎふ信長まつりに織田信長役で出演する木村拓哉さんの写真>
2020年からコロナ禍で中止となり、3年ぶりに開催される今年のイベントでは、木村拓哉さんが織田信長役で出演し、加えて伊藤英明さんの出演も発表されており、伊藤さんも映画で演じる濃姫の侍従・福富平太郎貞家役での出演で、それぞれ映画の衣装を着用し登場するといいます。
ちなみに、岐阜市出身の伊藤英明さんは2009年にも同イベントに出演し、織田信長役を演じていました。
岐阜市の発表によると、信長公騎馬武者行列の観覧者は定員が15,000人程度で、抽選で決定する形になっており、9月28日~10月20日まで観覧者募集が行われ、11日時点で約58.2万人の応募がありました。
同日に映画の公開を記念し開催のトークイベントは、定員が700人程度となっているのに対して、1万人以上の応募があったそうです。
『毎日新聞』の取材によると、今年は馬の調達が間に合わず、信長公騎馬武者行列を行う予定は無かったそうなのですが、東映サイドから映画の宣伝を兼ねて、木村拓哉さんと伊藤英明さんを出演させたいとの打診があり、それもノーギャラで衣装も馬も用意するとの話から、行列を行うことが決定したとのことです。
また、週刊誌『週刊女性』は木村拓哉さんが行列への出演を決めた理由について、「映画で共演した伊藤英明さんは岐阜出身で、過去に信長役で祭りに参加したことがあるんです。撮影中に木村さんに祭りの話をしたところ、“信長役を演じさせていただいたし、自分も参加してみたい”と、映画会社を通じて参加を打診。晴れて参加できることになりました」
と、映画配給会社関係者が語ったとしています。
週刊女性はイベントの事務局担当者にも取材を行い、信長公騎馬武者行列とトークイベントの観覧には定員を設けているものの、「撮影に関しては例年どおり、特に制限はしていません。俳優の所属事務所からも、撮影に関してNGとは言われておりません」
と回答したとのことです。
木村拓哉さんが主演映画の公開にあたって、今までにないサービスを行う理由について芸能プロダクション関係者は、「4月期にテレ朝系で放送された『未来への10カウント』が、平均視聴率10.9%で終わり、“視聴率男”の木村さんにとっては満足できる結果ではなかった。今回の映画は『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督、『コンフィデンスマンJP』シリーズの古沢良太さんが脚本を担当するなど、ヒットメーカーを揃えた意欲作です。東映70周年記念作品でもあるので、“絶対にコケられない”と、いつも以上に気合が入っています」
と語っています。
木村拓哉さんが主演の『THE LEGEND & BUTTERFLY』は、総製作費が20億円に上る超大作だと東映の手塚治社長が明かしており、「これは東映が本気であるということを申し上げておきたい」と語っていました。
ヒロイン役は綾瀬はるかさんが演じ、その他に中谷美紀さん、北大路欣也さん、斎藤工さん、市川染五郎さんなど、主演級の豪華俳優陣が顔を揃えており、これで大コケしたら東映の威信にもかかわるだけに、可能な限りの大々的なPR活動を行っていくということなのでしょうね。
そして、映画のPRの一環として行われる信長公騎馬武者行列への出演はすでに大きな反響を呼んでおり、観覧希望の申込みが殺到しているそうですが、当日に大きなトラブルが発生しないことを祈るばかりですね。
今年7月には、安倍晋三元首相が銃撃される事件が発生し、岐阜市は警備費として3,000万円以上を投じ、警備にあたる岐阜県警も様々なトラブルを想定しながら計画を練っているといいます。
このイベントが無事に終了し、映画の大ヒットにも繋がれば御の字ですが、果たしてどういった結果になるのか注目したいですね。