SMAPの木村拓哉さん、TOKIOの長瀬智也さん、V6の岡田准一さんの3人が12、13日の2日間、芸能プロダクション『石原プロモーション』所属の俳優たち(通称:石原軍団)が熊本地震の被災地・同県益城町で行っている炊き出し(15日まで開催)に参加し、この事を各メディアが大々的に報じ話題になっています。
3人が被災地を訪れるのは今回が初めてで、この行動に対して称賛の声も多く上がっているのですが、その一方では批判的な声が上がっています。
スポーツ紙などが報じていたところによると、炊き出しのボランティアに参加したきっかけとなったのは、長瀬さんが5月初旬に石原軍団を率いる俳優の渡哲也さんにマネージャーを介して「炊き出しをするならぜひ参加したい」と打診したことだったそうで、『日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞』の石原裕次郎新人賞を受賞している木村さんと岡田さんに長瀬さんが声を掛け、今回実現したとのことでした。
ジャニーズ事務所のタレントが熊本地震の被災地を訪問するのは今回が初めてではなく、SMAPの中居正広さんは4月から5月にかけてすでに3回極秘訪問しており、前回訪問した際にはSMAPの香取慎吾さんも連れて炊き出しボランティアを行っていたことが明らかとなっています。
そんな中居さんから、何かアドバイスを受けたかどうかについて木村さんは、「そういうのはなかったんですけど、ああやって自分の気持ちでメンバーも行ったと思うのですばらしいと思います」とメディアの取材に答え、今後についても「まだまだ(支援は)必要だと思う。必要性を感じました。できることはまだやりたい」と話していました。
<↓の画像は、木村さん等が炊き出しに参加したことを報じるテレビ番組>
この行動自体は大変素晴らしいもので、被災者の方々からは喜びの声が上がっており、今回の炊き出しボランティア参加に対し、どこに問題があるのかと思ってしまいますが、ネット上では、SMAPのメンバーが参加していないこと、各スポーツ紙やテレビが炊き出し参加のニュースを大々的に報じていることに対して「あからさまアピール。ビジネスだな」「被災地の支援活動も事務所のさじ加減で決まるのか…」などといった批判の声が上がっています。
中居さんはこれまで3回被災地を訪問し、炊き出しを行ったり、子供にゲーム、大人にはマッサージチェアをプレゼントするなどの支援活動を仲間らと自主的に行っているのですが、このことを報じたのは一部のメディアで、テレビで大々的に報じられることはありませんでした。
そうしたこともあり、両者の扱いの差を指摘する声が多く上がっており、これは今年1月に表面化されたSMAPの独立騒動が関係しているのではないかと言われています。
SMAPの元チーフマネージャー・飯島三智さんがメンバーを連れて独立をしようとした際に、木村さんだけが独立を拒否してジャニーズ事務所の残ることを選び、その結果、同事務所のメリー喜多川副社長、藤島ジュリー景子副社長のお気に入りとなり、現在のSMAPの中では唯一扱いが違うと言われており、今回の扱いの違いもあの騒動が関係しているのではないかと囁かれています。
また、今回ボランティアに参加した3人は、石原裕次郎新人賞を受賞したという共通点があるものの、TOKIOとV6はジュリー副社長が管轄、SMAPは飯島さんの管轄ということから、以前ではあり得なかったスリーショットになっており、SMAPファンの間では「木村はあっち側なんだね」、その他のジャニーズファンからも「木村が入るとジュリー枠な感じで違和感ある」、「キムタクがジュリー班になったことがわかった」といった声が上がっています。
今回、ジャニーズ事務所が3人のことを被災地に送った理由については、事務所の許可を取らずに行動した中居さんの美談に対抗するためだと言われており、事務所に取ってみれば中居さんの勝手な行動は許せず、さらに一度事務所を離れようとした中居さんが称賛を浴びていることも面白くなかったのではないかと憶測されています。
今回の炊き出しは称賛の声が上がる一方で、ファンの間では物議を醸し、様々な憶測を呼ぶことになりましたが、木村さんは今後も被災地支援を続けていくのかどうかに注目したいところですね。