“キムタク”こと木村拓哉さん(きむら・たくや 46歳)主演のスペシャルドラマ『教場』(フジテレビ系)が、来年1月4・5日の21時から2夜連続放送されることが決定し、警察学校の冷酷無比な教官・風間公親を演じる木村さんが役者人生では初という白髪姿のビジュアルが初公開され反響を呼んでいます。
フジテレビ開局60周年スペシャルドラマとして放送の『教場』は、作家・長岡弘樹さんによる同名のベストセラー警察小説が原作となっています。
<↓の画像は、原作小説『教場』の表紙写真>
木村拓哉さんが演じる風間公親(かざま・きみちか)は、神奈川県警刑事部捜査一課にかつて所属し、現在は警察学校の教官を務める警部補で、物腰が柔らかくて生徒たちを恫喝することはないものの、「警察学校は、優秀な警察官を育てるための機関ではなく、適性がない不要な人間をふるい落とす場である」という考えのもと、トラブルに見舞われる生徒たちを容赦なく切り捨てる冷酷無比な鬼教官です。
『教場』には木村拓哉さんの他にも、工藤阿須加さん、川口春奈さん、林遣都さん、葵わかなさん、井之脇海さん、関西ジャニーズJr.のグループ『なにわ男子』の西畑大吾さん、富田望生さん、味方良介さん、大島優子さん、三浦翔平さん等が生徒役で登場し、教官役などで和田正人さん、佐藤仁美さん、NON STYLE・石田彰さん、筧利夫さん、光石研さん、高橋ひとみさん、小日向文世さん等の出演が発表されています。
ドラマのあらすじは、冷徹な風間公親が担任を務める教場(警察学校の教室)では日々、早朝から激しいトレーニングにさらされ、何よりもルールが非常に厳しく、常に監視体制下に置かれている教場では、誰かがミスをした場合には連帯で責任を負います。
生徒たちは携帯電話も没収され、外出する際にも許可を取る必要があり、そうした状況の警察学校に集まった生徒たちにはそれぞれ様々な背景を持ち、閉塞した極限状態の中で生徒たちが抱えている葛藤も様々で、鬼教官の風間はそうした生徒たちを鋭い眼差しで観察し、生徒がトラブルを抱えた途端、退校届を突きつけます。
また、風間は生徒たちに突然、理解し難い指令のみを告げてその場から立ち去り、生徒たちをふるいにかけていき、生徒たちは教場という名のサバイバルゲームを生き抜くために、様々な事件も巻き起こり、その中で果たして何人の生徒が卒業までたどり着き、警察官になれるのか…というストーリーとなっています。
原作で風間の特徴は、「冷厳な白髪教官」「どこか焦点が定まらない双眸(そうぼう)=両眼」「義眼を思わせる」などと描写されており、木村拓哉さんはヘアメイク担当やスタッフ等と何度も話し合いを重ね、原作の表紙絵などを参考にしながら、より原作に近い風間のビジュアルを作り上げたといいます。
<↓の画像が、『教場』で主演を務める木村拓哉さんが白髪姿のビジュアル写真>
木村拓哉さんは白髪姿のビジュアルについて、「撮影現場に来られた一般の方が『今日木村拓哉が来ているってどこにいるの?』と言っている横に自分がいました(笑)。それくらい分からなかったんじゃないかなと思います。普段との見た目のギャップがあったのかもしれないですね。本編のできあがりが本当に楽しみです」
とコメントしています。
そして、木村拓哉さんが白髪姿のビジュアルなどに対してネット上では、
- 白髪も意外と似合うね
- 原作を読んだイメージは佐藤浩一さん系だったのでキムタクは軽すぎると思ってたけど、こう来たか。
キムタクじゃないキムタクの演技楽しみにしてます。 - いいんじゃない?歳相応の役柄で。いつまでもアイドル風のヘアスタイルで演るよりも幅が広がって良いと思う。
- 全く今までの木村拓哉からかけ離れた風貌、この感じからでもドラマは期待出来ます
立て続けに今まで言われていた木村クンとは違う木村クンが出てきて新境地だと感じる - 新境地開拓できるか。カッコ良い役ばかりじゃなく、汚れ役もどんどんやって欲しい。
- グランメゾンで久し振りに演技してるキムタクを見た。歳を感じさせる顔だったが、いい意味で枯れて良い渋味が出て来たなと感じた反面、演技の方は相変わらずいつもの『ちょ待てよ』感が強くて残念。
どんな役を演じてもキムタクと昔から言われているが、与えられる役柄もこの役の様にそろそろ変わってくるはず。
あとひと皮、いやふた皮くらい剥ける事を願います。 - いつまでもカッコいい役や主役ばっかりじゃなく、変態役やテロリスト役や情けない男役や屑人間役とかやってほしい。役者として幅が広がらない。
SMAP解散して脱アイドルでやっていくのにアイドル時代と同じ売出し方じゃもったいない。
などのコメントが寄せられています。
木村拓哉さんは10月からスタートした連ドラ『グランメゾン東京』(TBS系 日曜21時)では、型破りな天才フランス料理シェフ役を演じ、まずまずの評価を受けていますが、『教場』では影のある鬼教官役に挑戦し、この作品ではどういった演技を見せてくれるのか楽しみですね。
風間の年齢は原作で50代という設定で、木村拓哉さんの実年齢よりは少し上ではあるものの、ようやく自身の年齢に近い役柄に挑戦し、さらに白髪姿も披露しているのですが、今回公開されたポスタービジュアルではそこまで違和感は感じないので、この容姿に合ったキムタクっぽくない演技を見せてくれることに期待したいところです。
『教場』も、他の木村拓哉さん主演作品と同様に共演者が非常に豪華で、主演級の役者が複数出演していることから、制作にはかなりお金をかけているとみられ、フジテレビとしても平均視聴率15%以上は狙っているのではないかと思いますが、果たしてどれほどの数字を取れるのかにも注目したいですね。