元SMAPの“キムタク”こと木村拓哉さん(44)が、来年1月スタートのドラマ『BG(ビージー)~身辺警護人~(仮)』(テレビ朝日系 木曜21時)で主演を務めることが明らかになりました。
これまで様々な役柄を演じてきた木村拓哉さんは今回、民間警備会社の敏腕ボディーガード役を演じるといいます。
民間警備会社のボディーガードは、要人警護任務にあたる警視庁のセキュリティポリス(SP)とは違い、拳銃や殺傷能力が高い武器を所持することはできず、どんな状況でも丸腰の状態で警護にあたり、正当防衛でない限り反撃することも許されません。
しかし、クライアントからの依頼は絶対で、警護対象者の身を護らなければならないという“究極のサービス業”を題材とする『BG~身辺警護人~(仮)』では、民間警備会社に所属するボディーガード達の熱い戦いの日々をリアルに描いているとのことです。
<来年1月期放送の『BG(ビージー)~身辺警護人~(仮)』>
『BG~身辺警護人~(仮)』は、脚本家・井上由美子さんが脚本を手掛けるオリジナル作品で、井上さんは過去に、『白い巨塔』、『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』、『緊急取調室』シリーズなどを手掛け、木村拓哉さんが主演した『GOOD LUCK!!』や『エンジン』の脚本も担当していました。
木村拓哉さん演じる主人公・島崎章(しまざき・あきら)は、過去のある出来事をきっかけに、一度ボディーガードの世界から身を引いて工事現場の警備員になるのですが、民間警備会社に身辺警護課が新設されることを機に、これまでのキャリアを隠して新人のボディーガードとして復帰することを決意し、ボディーガード仲間たちと日々奮闘し、時にはSPと激しく対立。
一方の私生活では、中学生の息子と2人暮らしのシングルファーザーという設定で、思春期の息子とは円滑にコミュニケーションが取れていないという役どころとなっており、12月上旬のクランクインに向け、木村拓哉さんは実際に警備会社によるボディーガードの研修を受けるといいます。
ちなみに、木村拓哉さんは現在、2019年公開の主演映画『マスカレード・ホテル』の撮影中ということから、11月中旬のクランクアップ後に、『BG(ビージー)~身辺警護人~(仮)』の役作りに入っていくようです。
そして、今回初めてボディーガード役に挑戦する木村拓哉さんは、「ボディーガードという方々がどんな業務をされているのか。みなさんが抱いているイメージもあると思いますが、それを一掃するような作品になるのではないかと思っています。スタッフ、共演者の方々とこれからどういうアプローチをしていけるのか、楽しみです。」「ボディーガードは、普通に暮らしている人たちには遠い存在、無関係な世界と思いがちかもしれませんが、決して特別な存在なわけではないということを、この作品、そして島崎章という男を通してみなさんに伝えられたら嬉しいです。」とコメントしています。
また、テレビ朝日の川島誠史プロデューサーは、「木村拓哉さんのその真剣な眼差し、揺るぎない信念、仕事に対する誇り……ボディーガードという職業を演じるのにこれ以上ピッタリな方はいないと確信しています。そして、人生の再起をかけて立ち上がる男の姿を通して、木村拓哉さんの新しい顔を、全スタッフ一丸となって引き出していきたいと思っています。武器を持たなくとも必ず護り抜く……そんな男の物語にぜひご期待ください!」としています。
今年1月期放送のドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』(TBS系)では外科医を演じた木村拓哉さんが、次はボディーガード役に初挑戦するとのことなのですが、新ドラマに対してネットでは、
- 何を演じてもキムタク
- おもいきりかっこつけたボディーガードになりそう。
- 結局キムタク役でしょ。良い悪いは置いといて。今まで役柄はあっても演技に意外性あったこと一度もないよね。
- 散々色んな役やってネタ切れなのはわかるけど、もうちょっと普通の役をやってもいいのでは?父親役とか。
- 何を演じても結局キムタク本人にしか見えない、演技の幅が狭い。
- 今回もカッコ良い感じの役なのかな?デキる男!みたいな?たまには真逆な感じだったり、子供にめちゃくちゃ苦労させられる父親役とかやって欲しい。
- 嫌われ者となったキムタクをジャニーズ肝いりの豪華キャストとスタッフでどこまで視聴率をのばせるかな
- とりあえず、V6の岡田准一さんに色々聞いた方が良い
- イカれた犯人役とか、三枚目役とかやらないから、飽きたね。山田孝之や妻夫木や小栗旬や生田斗真の方が、見応えがある。
などのコメントが寄せられています。
『A LIFE〜愛しき人〜』の時と同様にファン以外からは厳しいコメントが噴出しており、何を演じてもどうせキムタクでしょ?といった声が多く上がっています。
ちなみに、ビートたけしさんも昨年12月に週刊誌『週刊実話』のインタビューで、「トレンディードラマ時代のキムタクのイメージが強すぎるし、何やってもキムタクじゃん。最近、司会に出てる坂上忍みたいに、しばらく潜伏期間を置かないと。みんなが忘れた頃に出てこないと無理だよね。いま、キムタクに普通のサラリーマン役やられても、なにやってるんだって感じがあるもんね。」と語っています。
木村拓哉さんが主演のドラマは年々視聴率が下がっているものの、現在もそこそこの数字を取るのですが、それは脇を固める共演者が豪華ということも大きく、『A LIFE』でも浅野忠信さん、竹内結子さん、及川光博さん、松山ケンイチさん、木村文乃さんなど、主演級の役者を揃え、何とか15%前後の数字を取ったという感じでした。
また、今年4月公開の『無限の住人』(三池崇史監督)も豪華俳優陣を揃えましたが大コケするなど、木村拓哉さんの主演作だからといって数字を取れる時代はすでに終わっています。
木村拓哉さんは今回ボディーガード役を演じるとのことから、V6・岡田准一さんが10年前に主演したSPが題材の『SP 警視庁警備部警護課第四係』と比較されることになるとみられますが、まず第1話放送後に視聴者からどのような反応が上がるのかに注目したいですね。