旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)の“新長男”となった木村拓哉さん(51)も、ジャニー喜多川さんの性加害問題による仕事への影響は避けられず、『日産自動車』や『マクドナルド』などのCM放送が終了し、主演ドラマの制作にも影響が及んでいるとの情報も飛び交う中で、木村さん自らテレビ局関係者に“直営業電話”をしていると週刊誌『女性自身』が報じており、新たな仕事獲得のために「主演にはこだわらない」などと力説しているといいます。
記事ではテレビ局関係者が、「木村さんは最近、交流のあるテレビ局や映画プロデューサー等に直接電話をしているそうです。そこで近況報告しながら、『俺、スケジュール空いてるけど』『何でもやれるよ』と話していると聞きました」
と明かしています。
つい先日には、旧ジャニーズ事務所が新会社『STARTO ENTERTAINMENT』の設立を発表し、タレントの可能性をさらに広げるためにグローバル展開等にも力を入れ、新たな挑戦へのサポートを行っていくとしていますが、木村拓哉さんは今後に強い危機意識を持っているといいます。
その理由について制作関係者は、「性加害問題の影響から7月に予定されていたCM出演が立ち消えになりました。さらに9月には、来春放送予定だった主演ドラマ『教場』(フジテレビ系)も、クランクイン1ヶ月前に撮影延期が発表されました。生徒役の役者たちは役作りのために警察学校に通い、撮影に向けて髪の毛も刈っていたのにです。撮影期間は3ヶ月を予定していましたが、再開のメドは立っていません。」
と語り、こうした状況に木村拓哉さんは危機感を抱き、仕事仲間に連絡を取るようにしたそうです。
前出のテレビ局関係者によると、来年初めから『劇場版 グランメゾン東京』の撮影がスタート予定で、4月期にはテレビ朝日で主演ドラマも内定しているといい、仕事が無いわけではないものの、これらは全て性加害問題が波紋を広げる前から決まっていた案件といい、「これまでの木村さんなら1~2年先のスケジュールまで常に埋まっていました。ところが、来夏以降の新規仕事は不透明で、そのルーティンが大きく揺らいでいる」
としています。
そして、来年春放送予定だったスペシャルドラマ『教場Ⅲ(仮)』の撮影延期を受け、木村拓哉さんは“直営業電話”を掛け始めたといい、「木村さんの出演作はほとんどが主演でしたが、最近電話した仕事仲間らには『いい作品のためなら、主演には全然こだわらない』と力説していたといいます」
と同関係者は語っています。
これに対して制作サイドは困惑しているそうで、「さすがに脇役で起用するわけにはいきません。木村さんの主演作、特別出演作となると共演者も一流の役者を揃えなければならず、制作費も跳ね上がります。安請け合いすることができないため、テレビ局の制作スタッフたちも、木村さんからの電話に戦々恐々としている」
とのことです。
女性自身はこのように報じているのですが、木村拓哉さんは『教場』の新作撮影が延期になるだけでなく、来年4月期にテレビ朝日で放送予定だった主演ドラマに関しても、性加害問題によって“お蔵入り”になる可能性もあると報じられています。
また、性加害問題が原因で『資生堂』が木村拓哉さんのCM起用を見送り、代わって年齢が近い反町隆史さん(49)と松嶋菜々子さん(50)を起用し、この夫婦初共演CMが大きな反響を呼んでいて、ネット上では「キムタクが起用されなくてよかった」というような声も上がっています。
木村拓哉さんの代わりにCM起用された反町隆史さんも、かつてはドラマや映画に出演する際には主演を務めることがほとんどでしたが、10年ほど前から脇役で出演することも増え、それによって演技の幅もさらに拡げて活躍の場を拡げています。
木村拓哉さんもかねてから、これまで演じてきた正義のヒーロー的な主人公だけでなく、脇役で悪役なども演じる姿が見たいとの声が世間から多く上がっていて、来年以降にはそういった新たな挑戦も行っていってほしいと思いますが、制作サイドも脇役では起用できないとの考えから、これまで何ら変わりない形での活動となるのでしょうかね。