『第70回カンヌ国際映画祭』が現地時間17日に開幕し、特別上映枠の「アウト・オブ・コンペティション部門」に出品された元SMAP・木村拓哉さん(44)主演映画『無限の住人(Blade Of The Immortal)』の公式会見が行われ、各メディアが現地での模様などを伝えています。
主演の木村拓哉さん、ヒロインの杉咲花さん、三池崇史監督の3人がフランス・カンヌ入りをしており、木村さんがカンヌ国際映画祭に参加するのは、2004年に出演した香港映画『2046』以来13年ぶり、主演作では今回が初となっています。
公式会見には世界各国の記者が約100人参加、報道関係者向けの上映では450人の座席が満席となっており、フォトコールには世界中のスチールカメラマンが150人以上集結しており、「Takuya!」「Hana!」「miike!」などと大きな呼び声が上がるなど、注目度の高さを伺わせていたといいます。
<↓の画像が、『第70回カンヌ映画祭』での公式会見で撮影された写真>
木村拓哉さんは13年ぶりにカンヌを訪れ、前回との違いについて聞かれると、「完全なるメイドインジャパンという形での参加、そしてカンヌ国際映画祭に招待していただけたということが大きな違いです。今は、戻って来られたことに本当に感謝しています」とコメント。
俳優としての今後について聞かれると、「今回の役との出会いは運命なんじゃないかって、監督も言ってくださっているんですけど」「今後、自分に『この役』『あの役』というものがもしあるとすれば、それも一つの運命だと思うので、そういう一つ一つの出会いをしっかり自分の中で消化して毎回全力で臨んでいきたいなと思います」と答えていました。
<↓の画像は、『第70回カンヌ映画祭』レッドカーペット登場時に撮影された写真>
公式会見終了後には、サインや写真撮影を求める海外の記者が壇上に詰めかけ、木村拓哉さんは「オーマイゴッド」と笑いながら応じていたとのこと。
木村拓哉さんらは他に、海外の10メディアから取材オファーが寄せられており、海外メディアの反応も上々だといい、で、18日夜に行われた公式上映後は笑いと拍手と完成に包まれていたそうです。
ちなみに、お笑い芸人・出川哲朗さん(53)とモデル・タレントの谷まりあさん(21)は、恐らく『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の企画「男の挑戦シリーズ!パパラッチ出川」でカンヌ国際映画祭の会場に今年も潜入し、現地メディアの取材も受けていたようです。
<↓の画像が、レッドカーペットの観覧席にいた出川哲朗さん、谷まりあさんの写真>
- MUGEN NO JÛNIN – Red Carpet – EV – Cannes 2017(YouTube)
- MUGEN NO JÜNIN – Press Conference – EV – Cannes 2017 (YouTube)
- MUGEN NO JÜNIN – Photocall – EV – Cannes 2017
(YouTube) - MUGEN NO JÜNIN – Interview – EV – Cannes 2017 (YouTube)
ニュースサイト『リアルライブ』によると、海外でも高い評価を得ている三池崇史監督の作品がカンヌ国際映画祭に出品されるのは6回目となるのですが、『無限の住人』は当初「コンペティション部門」の方に応募したものの落選。
しかし、三池崇史監督のコネが利いて「アウト・オブ・コンペティション部門」への出品が決定したという裏事情があるといい、各メディアはカンヌ国際映画祭でも『無限の住人』は高い注目を集めていると報じられているものの、実際にはそうでもないようです。
そして、映画業界関係者は「キムタクのカンヌ入りに現地が熱狂しているように華々しく報じられているが、会見に集まった大半は日本の報道陣で、残りは物好きか日本通の海外の記者」だと語っています。
『無限の住人』の興行成績は、大コケ、大爆死などと揶揄されるほど散々なもので、累計興行収入は10億円にも届かない可能性も十分あるとみられているのですが、大手のスポーツ紙などは興行成績については完全スルーしており、ネガティブなことについては取り上げないという方針なのだろうと思われます。
そのため、今回も国内メディアがカンヌ国際映画祭に出席した木村拓哉さんらのことを大きく報じ、海外メディアの反応も良いという風に伝えるのは想定内のことで、一連の報道に対してそこまで驚きもないですね。
ネット上の反応を見ると、ファン以外からは冷ややかな反応が多く見受けられ、こうした過剰な報道が逆に木村拓哉さんのイメージを悪化させてしまっているため、露骨な持ち上げは控えるようにした方が良いのではないでしょうかね。