木村拓哉さん(44)にとってSMAP解散後初のドラマとなる『A LIFE～愛しき人～』(TBS系 日曜21時)が15日からスタートし、初回平均視聴率は14.2％(関東地区)を記録。
同じく草彅剛さん(42)主演の『嘘の戦争』(フジテレビ系 火曜21時)もスタートし、初回は11.8％、第2話は12.0％と視聴率が微増しており、元SMAPの2人が主演するドラマの視聴率対決に大きな注目が集まっています。
現時点では木村さんが2％以上の差を付けてリードしており、今期民放でスタートした連ドラの中では暫定トップの数字ではあるのですが、木村さんの主演ドラマの中では過去ワーストとなる数字で今後が不安視されていることを各メディアが報じており、早くも木村さんサイドに焦りの色が見えてきたと『東京スポーツ』(東スポ)は報じています。
『A LIFE』は当初、昨年10月期に放送予定だったという話だったものの、女優・米倉涼子さんが主演の人気ドラマ『ドクターX ～外科医・大門未知子～』(テレビ朝日系 木曜21時)の第4期が放送されることから、今年1月期に変更したと言われています。
『ドクターX』の人気は未だ衰えず初回は20.4％、その後も第2話以外全て20％超えで、全11話の期間平均視聴率は21.5％と昨年放送の民放ドラマの中でトップとなりました。
そして、この『ドクターX』を避けて1月からスタートした『A LIFE』は、SMAP解散後初めて木村さんが主演を務めるドラマということで大きな注目を集めており、木村さん自身も初の医師役に挑戦で役作りなどにもかなり力を入れていたことから、初回は20％超えするとみられていたものの、15％にすら届かずに14.2％という結果に。
それでも視聴者からの評価が高ければ今後に期待が持てるのですが、初回放送終了時点で視聴者からは木村さんの相変わらずの演技、ドラマの脚本や演出などに対して厳しい声が相次ぎ、東スポによればTBS局内でも「今後、数字を伸ばすことは難しいのでは？」という声もすでに上がっているといい、それだけでなく10％を下回るのではないかと心配する声も出ているほどとのこと。
その一方で草彅さん主演の『嘘の戦争』は初回11.8％、第2話で12.0％と0.2％アップしており、視聴者からの評判も良いことから、今後徐々に数字を上げていく可能性があるとみられています。
制作会社関係者によると、木村さん本人から草彅さんを意識するような発言は出ていないものの、同じ時期のスタートということから意識していないわけはないだろうといい、「木村サイドの関係者やドラマスタッフはかなり焦っていますよ。」「まだ始まったばかりなのでそこまで現場は暗くなっていないが、危機感はかなり持っている」と語っています。
ドラマ1本あたりの制作費は、通常2000～5000万円ぐらいが相場だと言われているのですが、『A LIFE』は医療現場をリアルに再現していることや豪華キャストを揃えていることから、1話あたりの制作費が1億円を超える回も出てしまったという噂で、最低でも15％以上の視聴率を獲らなければ大赤字になることは必至だと言われているため、TBSも焦っているのは確かなのかもしれません。
週刊誌『週刊新潮』が報じている記事では、芸能デスクが「キムハブ忘年会で、『元・真正SMAP』は木村だけということが明らかになってしまった。4人は事務所の命令に従わなかったんですから。仮に草彅の番組の方が数字が勝る、なんてことになったらジャニーズの威信は地に墜ちます。メリーさん（泰子副社長）以下、事務所幹部は、そうした事態だけは避けたいはず」と語り、どうやらジャニーズ事務所も2人の視聴率対決に注目しているようで、『A LIFE』の視聴率が思ったよりも伸びなかったことで危機感を抱いているかもしれないですね。
『A LIFE』は、木村さんの今後を占う試金石と言われるほど重要な作品で、もしも視聴率が下がり続けて10％を下回るようなことがあれば、木村さんはさらに厳しい状態へと追い込まれる事になりそうですが、22日放送の第2話はどのような結果になるのか注目したいところです。