5月13日・14日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が15日に発表され、公開から4週連続でディズニーの実写映画『美女と野獣』が1位、『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』が2位をキープするという結果になっています。
4週連続1位の『美女と野獣』は、2015年公開の実写映画『シンデレラ』(国内の最終興行収入57.3億円)以来の公開初週から4週連続1位を獲得。
13・14日の観客動員数は42万人、興行収入は5億7500万円を記録し、公開から約1ヶ月の累計動員数は565万人、累計興行収入は79億3,800万円を突破し、100億円超えが確実とみられています。
次いで2位の『名探偵コナン から紅の恋歌』は、週末2日間の動員数が19万人、興行収入は2億4,300万円、累計興行収入は58億2,000万円を突破。
<好調をキープしている『名探偵コナン から紅の恋歌』>
第20作目の前作『名探偵コナン 純黒の悪夢』は、累計興行収入63.3億円と過去最高を記録したのですが、この記録を超える可能性もあります。
3位には、12日から公開のマーベル・スタジオ最新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』が初登場ランクインし、土日2日間の観客動員数16万3,143人、興行収入2億4,945万4,500円を記録。
公開から3日間(12~14日)の観客動員数は21万6,756人、興行収入は3億3,091万7600円。
2014年公開の前作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は、国内の累計興行収入が10.7億円で、現時点での数値を比較すると111.3%となっているため前作超えが狙えそうです。
<初登場3位ランクインした『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』>
4位にランクインしたのは前週3位の『ワイルド・スピード ICE BREAK』で、観客動員数は15万3,000人、興行収入は2億2,600万円。
5位はV6・岡田准一さん主演の『追憶』、6位は菅田将暉さん主演の『帝一の國』、7位は『映画クレヨンしんちゃん 襲来!! 宇宙人シリリ』と、前週からそれぞれ1ランクダウン。
<V6・岡田准一さんと小栗旬さん共演の『追憶』>
8位には、サイコスリラー『スプリット』が初登場ランクイン、9位には前週7位初登場した俳優・唐沢寿明さん主演の『ラストコップ THE MOVIE』。
そして、今週10位にランクインしたのが、初登場6位、前週8位にランクダウンした元SMAP・木村拓哉さん主演の『無限の住人』でした。
5位以下の興行成績については明らかにされていないのですが、『ラストコップ THE MOVIE』と『無限の住人』については大コケ、大爆死となっており、累計興行収入が10億円を突破するのはかなり難しいとみられます。
ちなみに、4月28日より公開された『無限の住人』(全国331スクリーン)の第1週の興行成績は、観客動員数が約14万5,000人、興行収入は約1億8,900万円で初登場6位。
<大々的に宣伝も大コケ、大爆死となっている木村拓哉さん主演の『無限の住人』>
一方の『ラストコップ THE MOVIE』(全国283スクリーン)は3日より公開され、初週末は観客動員数が8万1,000人、興行収入は9,600万円で初登場7位。
『無限の住人』の第2週目は興行成績が明らにされていませんが、『ラストコップ THE MOVIE』以下の結果で、早くも興行収入が1億円を切っています。
ジャニーズ事務所はこの件については一切触れさせず、木村拓哉さんと嵐・二宮和也さんが共演する『検察側の罪人』が来年公開と発表しましたが、大々的に宣伝を行ったにも関わらずこの結果では、木村さんにとって黒歴史的な作品になることでしょうね。
『無限の住人』は、17日からフランス・カンヌで開幕する『第70回 カンヌ国際映画祭』の「アウト・オブ・コンペティション部門」(審査対象外)に選出され、招待作品として公式上映されることと、木村拓哉さん、ヒロインの杉咲花さん、三池崇史監督の3人が現地入りすることも決定しています。
国内では散々な結果になっている作品ですが、カンヌで上映後に各メディアがどのような報じ方をするのかに注目したいですね。