来年4月29日に公開されるSMAP・木村拓哉さん(43)が主演、杉咲花さん(19)がヒロインを演じる実写映画『無限の住人』(三池崇史監督)の追加キャストが先日発表され、市川海老蔵さんをはじめ、福士蒼汰さん、戸田恵梨香さん、栗山千明さん、山崎努さん、北村一輝さん、市原隼人さん、満島真之介さん、田中泯さんが出演と、豪華キャストになっていることから注目を集めています。
しかし、映画の宣伝担当者は大コケも覚悟しているようだとニュースサイト『日刊サイゾー』は報じています。
配給元のワーナー・ブラザースは「大ヒットは確実。興行収入100億円を狙う!」と、かなり大きく出ているそうなのですが、クランクアップ目前の今年1月に表面化したSMAPの分裂・解散騒動以降、木村さんは世間から“裏切り者”扱いされており、イメージは完全に失墜していることから、これが集客にも影響をもたらすとみられています。
現在、宣伝担当者はこれからどのように挽回をしていくか頭を悩ませているそうなのですが、昨年9月に女優・吹石一恵さんと結婚し、人気が急落してしまった福山雅治さんと同じ道を辿るのではないかという予測も。
福山さんは、2013年公開の映画『そして父になる』(是枝裕和監督)で主演を務め、日本アカデミー賞の優秀主演男優賞をはじめ、様々な映画賞を授賞し、最終興行収入は32.0億円。
それから3年が経ち、今年10月公開の映画『SCOOP!』で主演を務めており、この作品では芸能スキャンダル専門のパパラッチを演じているのですが、全国247スクリーンという規模で公開され、初週2日間の動員数は約12万7,000人、興行収入は約1億5,600万円。
ちなみに、『そして父になる』の公開2日間の動員数は25万3,370人、興行収入は3億1,318万円で、『SCOOP!』は半分以下のスタートとなっています。
その後も数字を伸ばすことが出来ず、上映開始から4週目で映画ランキング(興行通信社提供)のTOP10から姿を消しており、最終興行収入は10億円に届くかどうかというレベルと言われています。
福山さんは吹石さんとの結婚によってファン離れが加速し、人気は大きく下がってしまったのですが、木村さんも福山さんと同様のパターンになるのではないかと見られており、映画製作サイドは公開前から泣きを入れているといいます。
しかし、ジャニーズ事務所は「絶対にヒットさせなさい!」とプレッシャーをかけてきているといい、これに製作サイド全員が「誰のせいだと思ってんだ!」と表には出さないものの、心の中で不満を爆発させているとのことです。
そして、これに対してネット上では、
- 演技も映像のように加工できればよかったのにね!あの演技力じゃあね…残念
- 絶体に観ない!キムタクに罪はないが、あの事務所が落ちるとこまで堕ちればいい!
- 予告編みたいな映像見たけど、やっぱりキムタクはキムタクでしかなくて面白くなさそうだった。お金払ってまで観ないけど、地上波放送してくれたらチラッとは観るかな。
- 騒動にしたのは事務所だから。いつもの様に報道規制して知らぬ存ぜぬで押し通す事も出来た訳だから。裏で何があったとしても表に出さずに事を収める方法はあったはず。表に出して騒動にしたのはジャニーズ事務所。だから自業自得。制作側に落ち度はない。
- ヒットさせろって感覚がそもそもおかしい。脚本、役者、監督、スタッフ、どれが欠けてもヒット作なんてできない。スクープがこけたのも、ただ単に面白くなかっただけ。誰それを使えば当たる、なんて時代は終わったんだよ。
などのコメントが寄せられています。
木村さんが福山さんと同じパターンになるのではないかと言われているのは映画だけでなくドラマもで、福山さんは今年4月期放送の月9ドラマ『ラヴソング』(フジテレビ系)で主演を務め、好視聴率の獲得に期待されていたものの、初回平均視聴率は10.6%と2ケタギリギリ。
第2話で9.1%と1ケタ台に突入し、第6、7話で月9史上最低視聴率を更新し、全10話の期間平均視聴率は8.4%で、こちらも月9最低を更新。
木村さんは来年1月、TBS系の日曜劇場枠(日曜21時)でスタートする医療ドラマ『零に挑む(仮)』で主演を務めるという話が出ており、現時点ではまだ正式には発表されていないものの、ヒロインを竹内結子さんが演じるといい、その他に松山ケンイチさん、浅野忠信さん、山崎努さん、笑福亭鶴瓶さん、木村文乃さん、菜々緒さんらが出演するそうで、『無限の住人』同様にキャストにお金をかけており、SMAP解散後1発目の主演ドラマということから注目を集めています。
しかし、木村さんのイメージが低下していること、以前から指摘されているどのような役柄でも演技が同じという欠点があり、『HERO』はハマり役だったことから第2期も高視聴率を獲得できましたが、初めての医療ドラマで外科医を演じるということから不安視されています。
この2作品がもしコケてしまった場合、木村さんのソロ活動については厳しいものになると予想されますが、始まってみなければどうなるかは分からないため、スタート後の反応や数字に注目したいですね。