新型コロナウイルス感染拡大の影響で、16日スタート予定だったドラマ『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系 木曜21時)の放送延期が発表される数日前に、『BG』の撮影時に主演の木村拓哉さんが「マスク2000枚を現場に差し入れた」と一部メディアが報じ、これに対してネット上では批判の声が上がっていたのですが、木村さん本人やドラマ関係者等がこの報道を完全否定しており、“フェイクニュース”だと訴えています。
3月17日発売の週刊誌『週刊女性』が報じた記事では、3月上旬に千葉県内のホテルで約50人のエキストラを集めてロケが行われた際、スタッフやエキストラはマスク着用が義務付けられ、体温検査も行われるなど新型コロナウイルスの感染拡大防止策がとられていたとし、別日には東京都内の音楽ホールでエキストラ約300人が集まる大規模ロケも行われ、エキストラたちはマスクの着脱を50回以上も繰り返していたと伝えていました。
この報道から10日が過ぎた3月28日に、ニュースサイト『日刊サイゾー』は【木村拓哉も大量差し入れ!? ドラマ制作会社が頭を抱える「品薄マスクの入手問題」】と題して、新型コロナウイルスの感染拡大によってマスク需要が急速に高まり、マスクが入手困難な状況の中で、「聞いた話だと、木村さんが収録現場にマスク2,000枚を差し入れたそうです」
というテレビ関係者の証言を伝えていました。
この報道に『アサ芸ビズ(Asagei Biz)』も反応し、【木村拓哉がドラマ現場に「2000枚のマスクを差し入れ」で疑問と批判が大噴出】と題して、この話題を伝えるとともに、ネット上では木村拓哉さんの差し入れに対して称賛の声よりも、
- なぜそんなに?
- いったいどうやって?
- ただの買い占めだったらショック
- 有名人だとコネでマスクも入手できるってこと?
- エキストラ分としても逆に2000枚も必要?
- 私はどこに行っても買えないから白い目で見られるし、どうやって2000枚も集めたか本当に知りたい
などと疑問や批判的な反応が多く上がっているとしていました。
そうした中で、木村拓哉さん本人が中国版Twitter『微博(ウェイボー)』の公式アカウントを更新し、「2000枚 罩的慰问品是假新闻 我送的不是口罩,而是McDonald’s TAK」と中国語で綴り、マスク2000枚差し入れ報道はフェイクニュースとした上で、ドラマの撮影現場に差し入れたのはマスクではなく、マクドナルドだったと明かしています。
<↓の画像が、木村拓哉さんのウェイボー投稿写真>
木村拓哉さんは3月31日に更新したウェイボーで、「BG的现场,因为没有吃饭休息……。所以给大家McDonald’s的慰问品~!!」と綴っており、『BG』の撮影現場で食事休憩の時間を取れないことから、手軽に食べられるマクドナルドを現場に差し入れたようです。
そして、木村拓哉さんの否定投稿を受けて『BG』や『アイムホーム』などでタッグを組んでいる監督・七髙剛さんもツイッター上で、「マスク2000枚じゃなくて、マックの差し入れだったつーの フェイクニュースは、やめてください!」
とツイートしています。
<↓の画像が、七髙剛監督のツイート写真>
こうした否定を受けてなのか、マスク2000枚配布記事はすでに削除されています。
木村拓哉さんがこうしたゴシップ記事に反応するのはかなり珍しいことですが、新型コロナウイルス感染拡大によって深刻なマスク不足が発生する中で、木村さんが2000枚ものマスクを調達できるというのは明らかにおかしな話で、転売ヤーを含めて正規ルートではないところから入手したのではとの憶測も飛び交う事態となっており、木村さんはアジア圏でも高い知名度があることから、ハッキリとフェイクニュースだと否定したのでしょうかね。
そんな木村拓哉さんは6日に、ジャニーズ事務所の公式YouTubeチャンネルに手洗い動画を投稿し反響を呼んでおり、投稿から1日足らずで再生回数は49万回を超えています。
この動画では、木村拓哉さんが水を出しっ放しの状態で手洗いを披露していることから、ネット上では否定的な声も多く上がっていますが、木村さんは現在も世間の注目度が高く、非常に大きな影響力を持っている方なので、今後も新型コロナウイルス感染拡大を防止するための呼び掛けを行いながら、模範となるような行動を実践していってもらいたいです。