元SMAPの“キムタク”こと木村拓哉さん(44)のイメージが、昨年のSMAP解散騒動によって悪化し、人気が低迷し続けており苦境に立たされています。
そうした中で、ジャニーズ事務所から独立するという話が浮上していることを一部メディアが報じ注目を集めています。
木村拓哉さんの事務所独立説を報じているのは、『日刊ゲンダイ』、『日刊サイゾー』、『デイリーニュースオンライン』などのニュースサイトです。
『日刊ゲンダイ』によると、木村拓哉さんは解散騒動が表沙汰になる前の2015年に、SMAPのメンバーで唯一事務所に残留することを表明し、これによってジャニーズ事務所の幹部入りの可能性が高くなったとも囁かれていたのですが、SMAPのリーダー・中居正広さん(44)も今年6月までに事務所残留を決めたことから、木村さんの立場は微妙なものになってしまったそうで、芸能プロダクション幹部は「今や中居の立場は、キムタクの立場と同等、いや、それ以上です。キムタクにとってはまさに想定外のことでした」と語っています。
<9月以降もジャニーズ事務所に残留する中居正広さんと木村拓哉さん>
中居正広さんの方が高い評価を得ている理由は、多くのレギュラー番組を持ち、CMにも出演していて売上額が高いためで、1年の売上額は20億円以上(100億円以上という話も)にもなるそうで、一方の木村拓哉さんは人気が低迷し、売上額が1億円未満と大きな差があるといいます。
そして、同幹部はプライドが高い木村拓哉さんはもし中居正広さんと大きな差を付けられた場合、ジャニーズ事務所には残ってはいられないだろうと推測し、「恐らく妻でタレントの工藤静香を通じて、別事務所への移籍の道を探るはずです。工藤には芸能界のドンと呼ばれる人物がバックについていますから、それで揉めるようなこともないでしょう」と語っています。
また、『デイリーニュースオンライン』によると、木村拓哉さんが今年10月期放送のフジテレビ系月9ドラマで主演するという話も出ていたものの、フジテレビの社長が交代したことの余波で中止になり、その他にも主演映画『無限の住人』は大コケ、CM契約はほぼ打ち切り終了などの不運が続いており、「仕事の空白を埋めるためにバラエティ番組への売り込みを図っているものの、それも実らずじまい。」とのことです。
一方の中居正広さんについては、一部でジャニー喜多川社長の後継者として押す声も上がっているといい、事務所への貢献度から中居さんをサポートするチームが作られるという話もあると伝えています。
真偽のほどは定かではありませんが、元SMAPの稲垣吾郎さん(43)、草彅剛さん(43)、香取慎吾さん(40)の3人が9月8日をもってジャニーズ事務所を退所する一方、中居正広さんは残留することを決めたことで、仕事内容などは全く別物ではあるものの、今後は中居さんと木村拓哉さんは比較されるようになるでしょうね。
<2016年末に解散したSMAP>
中居正広さんは多くのレギュラー番組を持っている一方で、木村拓哉さんがレギュラー出演しているのはラジオ番組のみ、それもCMも現在放映されているものがないため、新しい仕事が決まらない限り、しばらく表舞台から姿を消すことになります。
現時点で決まっている仕事は、2018年公開予定の主演映画『検察側の罪人』(原田眞人監督)のみで、この作品では嵐・二宮和也さんと共演し、映画で共演するのは初ということから注目度は高いのですが、木村拓哉さんのイメージは未だに良くない状態にあるため、この作品も果たしてどのような結果になるかは分かりません。
こうした状況から脱却するには、やはりこれまで演じてこなかった役柄にも積極的に挑戦していき、SMAPの木村拓哉というイメージを少しずつ薄めていくことが必要で、これまでのように“キムタク”を全面に押し出した演技や振る舞いでは、露出が減っていく一方かもしれないですね。
そして、事務所移籍するというパターンもあるとし、工藤静香さんを通じて道を探るのではないかというのですが、工藤さんのバックには大手芸能事務所『バーニングプロダクション』の周防郁雄社長が付いているという噂が以前から囁かれています。
さらに、SMAP解散騒動の原因となった木村拓哉さんの残留についても、工藤静香さんが将来のことなどを考えて個人的に希望したものではなく、周防郁雄社長の差し金だったという噂を昨年9月に『サイゾーウーマン』が報じていました。
このような話もあることから、木村拓哉さんについてもジャニーズ事務所を離れる可能性はゼロとは言えないと思うのですが、余計に仕事が減る可能性が高いことから、現時点では移籍する可能性は低いのではないでしょうか。
木村拓哉さんが長年一緒に仕事し、信頼していたというマネージャーF氏も5月にジャニーズ事務所を離れたと言われており、状況は悪化の一途を辿っているようなのですが、これからどのようにして人気回復を狙っていくのか注目したいですね。