国民的な人気を誇るアイドルグループ『SMAP』が解散すると13日付のスポーツ紙が報じ、その後様々な情報が飛び交いパニック状態となっています。
スポーツ紙の報道によると、SMAPのチーフマネージャーだった飯島三智さんがジャニーズ事務所からの独立を画策し、2月末をもってジャニーズ事務所を退社、さらにSMAPの映像を製作・管理するジャニーズ事務所の小会社『ジェイ・ドリーム』の取締役を12日をもって辞任。
そんな飯島さんに追随して、中居正広さん、稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの4人も事務所を退社する意思を11月までに固めたそうなのですが、その一方で木村拓哉さんは事務所に残留する意向を示し、グループは分裂状態で、もし4人が独立するとグループ名は名乗れないためにSMAPは事実上の解散となるとのこと。
メンバーの中で唯一、事務所に残留する意向を示しているという木村さんは、育ての親である飯島さんには恩義を感じているものの、ジャニーズ事務所に育てられたという意識が強く、事務所側との明確な軋轢(あつれき)がないのに退社することはできないと考え、残るのが筋だと判断したとのことなのですが、『サンケイスポーツ』が報じている記事によると、木村さんが残留を決断した裏には、妻で歌手の工藤静香さんの「残って!!」という言葉があったといいます。
14日発売の『週刊新潮』によると一連の騒動の発端となったのは、昨年1月に週刊誌『週刊文春』に掲載されたジャニーズ事務所のメリー喜多川副社長のインタビュー記事で、ジャニーズ事務所内に派閥はないと語り、その際に飯島さんをその場に呼びつけて「飯島、私はこう言いますよ。『あんた、文春さんがはっきり聞いているんだから、対立するならSMAPを連れていって今日から出て行ってもらう。あなたは辞めなさい』と言いますよ」などと叱責し、「もしジュリーと飯島が問題になっているなら、私はジュリーを残します。自分の子だから。飯島は辞めさせます。それしかない」などと語り、後継者は長女である藤島ジュリー景子副社長だと明言。
これがきっかけでメリーさんとの間に溝が埋まれ、お互いの意思疎通が不可能なまでに深刻化してしまい、飯島さんはジャニーズ事務所の本社に姿を見せなくなり、昨年9月にはSMAPの仕事の進め方を巡って、双方が弁護士を立てての協議が行われたといいます。
そして、飯島さんは解雇されることになり、昨年11月までに木村さん以外のメンバーが脱退することを明言し、12月半ばに行われた木村さんへの確認で「成功したから独立というのは、筋が通らない」「自分は決してジャニーさんやメリーさんを裏切りません」と木村さんはジャニーズ事務所側の弁護士に告げたとのこと。
サンケイスポーツの記事によると、木村さんが残留を選んだのにはもう一つ大きな理由があるといい、それが妻である工藤静香さんの存在なのだそうですが、木村さんと工藤さんができちゃった結婚した2000年当時、過剰すぎる報道にならないように守ったのがメリーさんで、工藤さんはメリーさんに恩義を感じ、「メリーさんを裏切るようなことはできない。子供のことも考えて残ってほしい」と木村さんを説得したといいます。
また同紙によると木村さんは現在、事務所とメンバー4人の関係修復を働きかけているといい、一度は事務所を退社することを決意したものの、飯島さんの助言もあって今年に入ってから4人が事務所残留の意思を事務所に示したそうです。
弁護士を通じてメリー副社長にも直訴をしたものの、聞き入れられない状況で、木村さんは4人が戻れるようにメリーさんと4人の間に入っているそうで、ある関係者は「飯島さんが芸能界から身を引く代わりにSMAPが事務所に残る可能性もある」と話しているといいます。
これに対してネット上では、
- 完全に干されないように木村が配慮してるんじゃないのかな。全員辞めたらSMAPがなかったことになりかねないもん。メリーってそれくらいやりそう。
- 89歳のメリーさん、ハッキリ言って老害です。飯島さんをパワハラで自認に追いやった本人。要は娘のプロデュースするグループより目立つSMAPが気に入らないんでしょ。もう引退するべき、メリーさんが。
- 結局家庭があると辞められないサラリーマンと同じってことですね
- メリーもジュリーも、トップの器じゃねーな。
- メリーとジュリーが諸悪の根源。女の人が上になると感情で物事を決めたり言ったりするから、うまくいかないんだよな
- 所詮、同族企業の醜い争い。SMAPの名前は使えないかもしれないけど、5人で独立してほしかった
などのコメントが寄せられていました。
SMAPの分裂・解散の第一報を報じた『スポーツニッポン』と『日刊スポーツ』なども、退社の意向を示していた中居さんら4人が事務所を退社せず、戻る可能性があるとしているのですが、一度退社する意向を示していた4人の翻意を事務所側は簡単に受け入れない、受け入れるつもりはないようだなどと報じています。
情報が錯綜しており、SMAPのメンバーもこの件について現時点では何も語っていないことから、どれが本当の情報なのか全くわからないのですが、ファンだけでなく多くの方がSMAPの分裂や解散に反対しており、これからも5人で活動することを望んでいます。
いくらSMAPだとしても、一度刃を向けた限りは許さないのがジャニーズだとも言われていますが、もし4人が残留することを望んでいるのであればそれを受けれてほしいものです。
ジャニーズ事務所との契約は今年の9月まで残っているそうですが、今後どのような展開を迎えるのか、メンバーはこの騒動についてどのようなことを語るのか注目したいですね。