現在ソロライブツアー中の木村拓哉さん(51)がコンサートのMCで、この2年の間に「初めて俺も腐りそうな時があった」などと発言し、SNSで炎上していると週刊誌『フライデー』のWeb版『フライデーデジタル』が報じています。
木村拓哉さんは9月から、2年半ぶりとなるソロライブツアーをスタートさせ、10月13日の横浜アリーナ公演には明石家さんまさんがサプライズ出演し、毎年恒例の正月特番『さんタク』(フジテレビ系)の公開収録が行われました。
フライデーデジタルによると、木村拓哉さんは横浜アリーナ公演でこの他にも、2022年のライブから現在までを振り返り、「(この2年の間に)人生で初めて腐りかけた」などと発言していたといいます。
実際に、木村拓哉さんのライブを観に行ったファンのレポートによると木村さんはMCで、「前回のツアーで皆に腐るなよと言ったのに、初めて俺も腐りそうな時があった。だから、今回は言わない。でもヘコんでもいいから、胸を張って生きていこう。色んな事を言われたり、ぶつかってこられたり、悔しい時もあるかもしれないけど、俺たちは胸を張って生きていこう」「俺も一度腐りかけた時があったけど、腐るなよって言っておいて、自分が腐ってるわけにはいかないと思い、腐らずにいられました。」「みんなが胸張っていると俺も同じように胸張っていられます。」「改めてこういう場に立たせていただいて、俺、やってていいんだなって。自分は1人じゃ何もできません。Crew(ファン)のみんながいてくれるからこそ、俺がここにいることができるんだな」
などと語っていたとのことです。
2022年から現在にかけては、コロナ禍に加えてジャニー喜多川さんの性加害問題の影響をタレントたちはモロに受け、木村拓哉さんも『マクドナルド』や『日産自動車』のCMから外されるなど、様々な煽りを受けることになりました。
木村拓哉さんはそれに対する心境を明かしてきませんでしたが、自身のライブでは「初めて腐りそうになった」と告白し、木村さんやSTARTO ENTERTAINMENTを応援するファンからは、「苦しくて悔しくて涙止まらなかった」「木村さんが事務所に留まったことは、後輩にとっても本当に心強いと思う」などの反応が上がっていたとフライデーデジタルは伝えています。
その一方で木村拓哉さんの言動に対して、
- 『腐りそうだった』とかよく言えるね。3人はこの8年間、地上波のテレビにも出られずに映画や舞台の宣伝もろくにさせてもらえなかったのに
- ガッカリさせられた……。被害者のことを考えたら言うべきじゃないし、8年前は平気だったんだね。全方位に無神経
- 木村の状況で『腐りそうだった』って甘えてない? その状況がつらいなら、事務所を出ればいいだけ
などの批判が噴出し炎上していたとしています。
この件を巡っては、ジャニー喜多川さんの性加害を訴えた元ジュニア(旧ジャニーズJr.)の長渡康二さん(41)もX(旧ツイッター)で、「僕は昔SMAPに憧れて入所しました ここまで人物像がひっくり返った人もいません うっかりなのか知りませんが何度目ですか? 私達以外にもまだまだ傷を負って苦しんでる被害者は沢山いるんです 安易な発言は勘弁して頂きたい。」
と投稿しています。
木村拓哉さんは昨年9月に、旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)がジャニー喜多川さんの性加害を事実認定し、謝罪会見を開いた後に更新したインスタグラムでも、ジャニーさんの座右の銘だった「show must go on(ショーは続けなければならない)」との言葉を投稿し炎上、後にシレッと削除したことで波紋を広げました。
<↓の画像が、木村拓哉さんが削除したインスタグラム投稿>
これに対しても元ジュニアで、ジャニー喜多川さんの性加害を訴えた中村一也さんは、先月9日に日本記者クラブで行った記者会見で不快感をあらわにし、「タレントさんにこの問題について発言を強要するつもりはないですが、コメントされた中には事実にフタをして『show must go on』。空気すら読めない発言であった(中略)1人でも不幸になる人がいればそこは考えなければと、意味不明な言葉には違和感があります」
などと語っていました。
この会見から数日後に開催したコンサートで、木村拓哉さんは「初めて腐りそうになった」と発言したとのことで、批判が寄せられてしまっても仕方がないかと思います。
木村拓哉さんは最近もラジオで俳優・西田敏行さんを追悼した際に、ペットが亡くなった際に使われる「虹の橋を渡った」という表現を使っていたことで物議を醸していました。
木村拓哉さんは現在も注目度が高く大きな影響力を持っているので、公の場での言動にはより注意を払った方がいいと思いますね。