『ジャニーズ事務所』のタレントたちは、様々なテレビ番組に出演し活躍していますが、中でも日本テレビの番組に起用されることが多く、両者は蜜月関係にあると言われており、週刊誌『週刊新潮』のWeb版『デイリー新潮』がその裏側について伝えています。
日本テレビでは、朝から晩まで様々な番組にジャニーズタレントを起用し、『嵐』のメンバーでは相葉雅紀さんが『I LOVE みんなのどうぶつ園』で司会を務め、櫻井翔さんは『news zero』の月曜キャスター、『1億3000万人のSHOWチャンネル』の司会、ドラマ『ネメシス』で主演し、二宮和也さんは『ニノさん』という冠番組を持っています。
その他にも、『TOKIO』、風間俊介さん、『関ジャニ∞』の村上信五さん、横山裕さん、『KAT-TUN』の亀梨和也さん、中丸雄一さん、『Hey! Say! JUMP』の八乙女光さん、有岡大貴さん、『ジャニーズWEST』の中間淳太さん、桐山照史さん等が、日本テレビでレギュラー番組を持っています。
日本テレビが毎年力を入れている看板番組『24時間テレビ』では、ジャニーズタレントがメインパーソナリティなどを担当し、スペシャルドラマで主演を務めるのは恒例となっています。
また、平日深夜にはジャニーズ専用ドラマ枠があるほどで、こうした複数の番組起用などによって、ジャニーズ事務所と日本テレビは蜜月関係にあると言われています。
そんな両者の関係について『デイリー新潮』は、「事実、日テレとジャニーズ事務所の関係が各局の中で一番良好なのは間違いない。他局も認める。“癒着”は言い過ぎだろうが、他局が羨む関係ではある。この関係が始まってから20年ほどになる。」
としています。
両者の蜜月関係は、日本テレビの前会長で『日本民間放送連盟』の会長などを務めていた氏家齊一郎さん(2011年3月没 享年84)と、ジャニーズ事務所の現名誉会長・メリー喜多川さん(94)の会食が始まりだったそうです。
<↓の画像は、氏家齊一郎さんとメリー喜多川さんの写真>
『読売新聞グループ本社』の取締役・相談役も歴任した氏家齊一郎さんは、同社の代表取締役主筆・渡邉恒雄さん(94)の盟友だったそうですが、芸能界には関心もなく、それまで芸能事務所の経営陣と会ったこともなかったといいます。
そんな2人が、メリー喜多川さんの自宅マンションで会食し、氏家齊一郎さんは会食を終えると「彼女は大したものだ」などと絶賛、それ以降は定期的に会って意見交換するようになったそうで、同い年だったこともあって意気投合したとのことです。
そうした関係を経て、櫻井翔さんの『news zero』キャスター就任話が浮上したといい、氏家齊一郎さんの方から「先々のことを考えると、いろいろ勉強したほうがいい」と提案し、2006年にキャスター就任となったそうです。
<↓の画像は、『news zero』でキャスターを務める櫻井翔さん、有働由美子アナウンサーの写真>
また、ジャニーズタレントが『24時間テレビ』のメインパーソナリティーなどを務めるようになったのも、メリー喜多川さんと氏家齊一郎さんが親しく付き合う間柄になってからといい、実際に2003年以降はジャニーズタレントがメインを張るのが恒例となっています。
これについて『デイリー新潮』は、「『24時間テレビ』は日テレとジャニーズ事務所の共催と呼べる状態に。これだけの面々を他局が毎年出せるかというと、おそらく無理だろう。『24時間テレビ』のメーン会場は基本的には日本武道館。フィナーレの時には氏家氏とメリーさんの並んだ姿があった。2人とも黄色いチャリティーTシャツを着ていた。」
としています。
こうしてジャニーズ事務所と日本テレビは蜜月関係となり、氏家齊一郎さんが2011年に死去、メリーさんが昨年事務所の経営から離れて以降も、両者は良好な関係を続けているそうなのですが、この報道に対してネット上では、
- これを癒着と呼びます
- いい加減ジャニーズに頼る構成やめませんか?
- 同じ人しかTVに出ない。狭い世界やなあ。
- ジャニーズが日本の芸能界の劣化を加速させたのかも
- 日テレ・ジャニーズのズブズブ蜜月関係。ただただ気持ち悪い
- 朝からジャニーズか吉本だもんね。ニュースはニュースキャスターに読んで欲しいかな。
- アンチジャニーズが相当数いるのをテレビ局は全くわかってない。
テレビ見てるとジャニーズを押し付けられてる感さえする。又ジャニーズかぁ。って感じ - テレ朝もジャニーズJr.の番組がいくつもあり、MステにもJr.がガンガン出まくってるし、クイズやバラエティーにもJr.が幅きかせてて不快だわ。
Jr.出てる番組は観ません。デビューさせてから出せよ。順番ってもんがあるだろ。 - あんなに好調だった中居くんの番組が、突然打ち切られたのも裏の事情が絡んでるんでしょうね。
どんなに視聴率が良くて視聴者が求めていても下らない事情で素晴らしい番組が終わってしまう。
テレビ離れが進んでるのは視聴者がそれだけ賢くなってるから。
テレビを観ていても、そんな裏の忖度まで滲み出てる局の番組は心から面白いと思えない。 - 日テレとジャニーズがズブズブなのは知っていたけど、今やどの局も事務所様々。だから忖度もなくならない。
- ジャニーズを出しておけば視聴率が取れるという安易な考えで、特にドラマの質が下がってるように感じる。
- ドラマもバラエティも映画も、忖度なしのガチオーディションで出演者を決めたら面白いのになー
- 別にジャニタレが必要ならそれでいいけど、現状必要ないところに起用するから反感が強くなる
などの声が上がっています。
ジャニーズタレントがジャンルを問わず、様々なテレビ番組に起用される背景には、一定数の熱烈なファンがいることによって、ある程度の数字が見込めることもあると言われており、人気・知名度が大きな理由として挙げられています。
しかし、実際にはジャニーズタレントが出演しても数字が取れない番組は複数存在しており、ジャニーズが出演しているからといって、数字が上がるわけではないというのは周知の事実です。
現在、日本テレビで放送している櫻井翔さん&広瀬すずさん主演ドラマ『ネメシス』も、初回平均視聴率は11.4%と好スタートを切ったものの、第2話は9.5%、第3話は8.9%と右肩下がりになっています。
また、フジテレビで放送の『VS魂』は前身番組『VS嵐』からリニューアルし、相葉雅紀さんのほかに、King & Prince、Sexy Zone、ジャニーズWEST、美 少年のメンバー等がレギュラー出演していますが、視聴率が低迷しています。
それでもテレビ局側は、ジャニーズ事務所との関係を悪化させないように、新番組などにもジャニーズタレントを起用し、ジャニーズ専用の番組枠まで用意している局も少なくありません。
ジャニー喜多川さんが亡くなり、メリー喜多川さんが経営から離れたことによって、ジャニーズ事務所の弱体化を懸念する声もありましたが、今のところはこれまでと変わらず各テレビ局の番組に起用されており、番組のキャスティング等に関しては特に変化は見られません。
ネット上では、ジャニーズタレントの起用によって、テレビドラマの質が下がっているとの指摘も見受けられますが、各テレビ局とジャニーズ事務所の密接な関係が続く限り、ジャニーズタレントの積極的な起用に変化はないとみられ、何だかんだ言われても今後もしばらくジャニーズ事務所は安泰なのかもしれないですね。