これまでSMAPの解散について色々と語ってきた明石家さんまさんが24日、パーソナリティを務めるラジオ番組『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ 土曜22時~)に出演し、毎年12月に日本テレビ系で生放送される恒例の特別番組『さんま&SMAP! 美女と野獣のクリスマススペシャル』について言及しました。
この番組は、1996年4月からスタートした『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)よりも古いSMAPの出演番組で、スマスマがスタートする前年の1995年12月から約20年にわたって放送されており、SMAPのファンだけでなく多くの方に親しまれてきました。
しかし、さんまさんは現在の状況を見て「(今年の放送は)ないないない、もちろんないやろ」と明かしています。
<日本テレビ『さんま&SMAP! 美女と野獣のクリスマススペシャル』>
さんまさんによると、すでに正月番組の打ち合わせがスタートしているといい、SMAPに関する話題になると「SMAPの年末31日で解散で。俺も一応SMAPに関わったりしてますから…」と語り、これに対して村上ショージさんが「出るんですか? SMAPさんらの番組に」と質問。
さんまさんは、「ないないない、もちろんないやろ」と否定し、「日本テレビは、さんま・SMAPで31日解散やから、一応オファーは礼儀として毎年やっていることですから、するんですけども、あれを最後の番組にはしないだろうし」と語っていました。
さんまさんは昨年10~11月ごろからSMAPの事情を知っていたそうで、昨年12月放送のさんま&SMAPで共演した時点ではすでに耳にしていたといい、実際に番組で共演した時を振り返り「時よ早く過ぎろって思った」「もう、仲良くしろよ」と当時の心境を明かし、「とんでもなくやりにくかった。みんな悩んでいたんでしょう。放送局も事情を知っていたのか、企画がゆるかった」とも語っていました。
また、番組のラストで「また来年」というところで、木村さんが冗談交じりに「あんのかな…」とつぶやいたことで、冷や汗をかいたことなども明かしていました。
昨年ですらこのようなギリギリの状態で、日本テレビが26日に行った定例会見で、福田博之編成局長が年末の番組について「同番組(さんまSMAPを)をやる方向かどうかも含め、年末年始の番組に関してはいずれも検討中」と語っていたものの、今年の放送についてはかなり厳しいとみられます。
そうした中で、一部の関係者の間ではSMAPの後釜として嵐を起用する動きが浮上しているとニュースサイト『アサ芸プラス』は報じています。
さんまさんは過去に、嵐とバラエティ番組で共演をした際に印象を語っており、「嵐は笑いを勉強してくれている」と絶賛。
<嵐のメンバー>
また、今年の『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)内の『さんま・中居の今夜も眠れない』では、中居正広さんとSMAPについて語る中で、煮え切らない態度を取る中居さんを見かねて「嵐に乗り換えるよ!?」と発言。
そして、嵐は『嵐にしやがれ』などのバラエティ番組で日テレとのパイプがしっかりと出来上がっているため、「今後はさんまと嵐による年末特番が組まれる可能性が一部で囁かれています」とのことです。
さんまさんは、今夜も眠れないで「俺は5人が大好きなの、ほんまに。20何年たっているよね。お前はオレを木村派みたいな目で見ているんやろ。オレは木村派でもなんでもない。SMAP派」と、調子よく語りつつも、「俺はメリーさん(メリー喜多川副社長)派やからな、どっちかと言うと」などと明かしており、さんまさんは世渡り上手、長い物には巻かれろというタイプの方。
また、嵐はメリー副社長、娘で次期社長と言われている藤島ジュリー景子副社長が最も力を入れているグループで、さんまさんはそれもよく分かっていると思いますので、もしジャニーズ側から嵐と番組をやってほしいとオファーがあれば断らないでしょう。
ジュリー副社長は日本テレビとはかなり密接な関係を築いていることから、さんま&SMAPが本当に今後、嵐とさんまさんの番組に変わる可能性は十分にあるため、今後の展開に注目したいですね。