27日に『第38回日本アカデミー賞』の授賞式が行われ、V6の岡田准一さんが主演を務めた映画『永遠の0』(山崎貴監督)が最優秀作品賞を受賞しました。
また、主演の岡田さんにおいては最優秀主演男優賞、山﨑監督は最優秀監督賞を受賞、更に最優秀撮影賞、最優秀照明賞、最優秀美術賞、最優秀録音賞、最優秀編集賞、最優秀音楽賞も『永遠の0』が受賞し、見事8部門を制しました。
岡田さんは他にも映画『蜩ノ記』で最優秀助演男優賞も受賞しており、男優でのダブル受賞は史上初の快挙となります。
最優秀主演男優賞を受賞した岡田さんは、「役者に向いているから続けなさい」と言葉をかけてもらったという俳優の緒形拳さんへ感謝し、「20年前からこの仕事を続けていますが、何もできなかったんです。ずっと怒られてきた」と俳優として苦悩した頃を振り返り、「またここに帰ってこられるように精進して頑張ります」と今後の活躍を誓いました。
これにネットでは、
- 岡田くんは演技上手だと思うし、永遠の0は本当に良かった。ジャニーズだからではなく実力で主演を張れる俳優さんだと思うし、ジャニーズの肩書きがかえって邪魔な感じですね。
- 近年の岡田くんの活躍からすると、事務所とか関係なしの受賞だと思う。受賞作品どちらも見ましたが素晴らしかった。大河も終えてますます活躍して頂きたいです。おめでとう!
- 『永遠の0』という晴らしい原作と映像を提供してくださった百田尚樹氏と山崎貴監督に感謝、そしておめでとうございます。もちろん岡田くんの今後の活躍も期待しています!
- 岡田くんの、永遠のゼロの宮部久蔵良かったし、昨年の大河も良かったし。これからも、注目したい役者さんですね。
- 感動した!ジャニーズなのに俳優として確固たる地位を築いた!半端ない努力と、良い意味での鈍感力があったんだろう。大河もかなり良くて改めて、俳優としてこれからが更に楽しみだ!
などのコメントがありました。
『永遠の0』は最終的に興行収入が87億6000万円と爆発的なヒットを記録した作品で、最優秀作品賞を獲得するのは当然の結果で、主演を務めた岡田さんの演技派高く評価されていましたので、最優秀主演男優賞を獲得したのも納得です。
ちなみに、2006年にSMAPの木村拓哉さんが映画『武士の一分』で優秀主演男優賞を辞退しており、ジャニーズ事務所に所属するタレントが同賞を受賞するのは初めてのことになるのですが、ジャニーズ事務所はこれまで他の俳優と最優秀賞を争うことを避けることなどを理由にして、国内全ての賞レースへの参加に消極的な事務所方針を示していました。
しかし、岡田さんはこれまでに20本以上の映画に出演してきたことから、今回の参加を認め受賞に至りました。
ジャニーズのタレントが俳優として活動することに対し、世間からは批判的な声は多く出ているものの、岡田さんはアイドルではなく俳優と言っても過言ではないレベルの方で、これからも引き続き胸を張って俳優活動を継続し、今後も素晴らしい演技を見せてほしいと思います。